冬の間は窓の外に
野鳥用の餌を置くわが夫婦。
お客様はスズメやアオガラ、
そしてこの時期はコマドリ。
誰が殺したクック・ロビンで有名な
ロビン(Robin)君のことです。
胸元の赤色が目に鮮やかで
人をあまり恐れない反面、
餌場に他の鳥がいるときは
静かに場所が開くのを待つなど、
うん、これは英国民に
愛されちゃうのも無理はない、
という可愛らしい小鳥です。
ただ今季、ふと気が付きましたら
そんなコマドリ組の中に一羽
明らかに他の鳥たちよりも
体周りが大きな子が存在しまして。
寒い日のコマドリは
丸くなるのが可愛らしいものですが
しかし君は丸すぎないか?
しかもこの子は自分の体の大きさを
少々もてあましている風がありまして、
餌場に降り立つ時も他の子たちが
優美な曲線を中で描いて軽やかに
目的地に降り立つのとは対照的に、
なかば窓ガラスに体当たりする感じで
まずはどすこいぶつかり稽古、
そしてガラスを滑り落ちる要領で
当初目的地にたどり着く、という。
君は器用なんだか不器用なんだかどっちだ。
立ち姿も変におっさんくさい子なんですが
しかし何故か憎めない。
コマドリは現在
番(つがい)形成の時期だそうです。
赤胸メタボ君に素敵な奥様が
見つかることを
願ってやまない冬の窓辺です。
小説『秘密の花園』で
花園の鍵のありかをメアリーに
教えてあげたのもコマドリです
愛鳥家の貴方もそうでない貴方も
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