母牛が子牛を舐めるときに出す

「・・・も。・・・も。」

という可愛い鳴き声を

ぜひ皆様にも聞いていただきたいと

動画に撮ったのはよかったんですが

ヨークシャーの空っ風が強すぎて

カメラのマイクが

まったく母牛の声を拾えていないという・・・


というわけで

ビデオを載せることは諦めました、

どうかご了承ください。


代わりに今回

私が夫(英国人)の実家で学んだ

牛にまつわるトリビアを。


1)黒い牛の舌は、黒い。


2)牛の群は人間の姿を見ると

恐怖から興奮してしまうが、

車の姿にはそれほど怯えない。

なので牛の様子を仔細に検分したいときは

車に乗って近づくといい。


なんて役に立たない無駄知識。


さて、夫の実家は自然分娩派です。

あ、牛の話です。


「獣医と飼い主が見守る中、

納屋で、とかじゃないんですか」

「だってそれは牛にしてみたら

不自然な状況だろう?」

「なるほど」


産気づいた牝牛は

ひとりノタノタと草地の外れに歩いて行き

じっとその瞬間を待つのだそうです。



スコットランドひきこもり日記-こんな感じに


草地の果てに
ぽつんとある黒い点、わかるでしょうか

陣痛に耐える牝牛殿です


「だから牧場の片隅に

牝牛が一頭きりでたたずみ始めたら

それがお産の合図になるのだ」

「そうやって牝牛が群から離れて

どのくらい経つと

子牛が産まれるんですか?」

「それは牛次第。

すぐに分娩が始まる子もいれば

一昼夜そうやって立ち続ける子もいる」


で、子牛が産まれますと、

それまで遠慮して

草地の反対側に固まっていた

他の牛達が、

母牛と子牛に挨拶するために

とことこ近づいて行くのだそうです。


・・・産婦の気持ちに配慮した

素晴らしい社交術ですね!


スコットランドひきこもり日記-美味しそう、とか思う私はよくないな


こちらは生後6週目の子牛です。

もうかなり達者に歩きます。


しかしこんな華奢な子が

1年経つと



スコットランドひきこもり日記-貫禄


このくらいまで大きくなるんですから

成長というのは恐ろしいものです。


ついこの間まで

可愛らしさが全開だった

義妹の子馬。

今年の2月・3月時点では

こんな感じだったのが



スコットランドひきこもり日記-ポニー、みたいな


↓こうなりました



スコットランドひきこもり日記-・・・えっ・・・


・・・君、

いつの間にそんな精悍な体つきに。


これはもう・・・子馬とは

呼べないレベルの凛々しさですよね・・・

マニア用語でいうところの

ソフトマッチョ』というか・・・



スコットランドひきこもり日記-現在噛み付き癖矯正中


すでにどことなく

おっさん臭ささえ漂うこの若駒、

行く末が楽しみでなりません。



ヨークシャーの動物シリーズ、

まだもう少し続きます

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