鯉するフォーチュンクッキ―(いたち川) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

最近深夜のバラエティ番組ばかり観てると、あちこちで指原を見かけます。
週に3度も姿を見ていると自然と可愛く見えてくるから摩訶不思議。
……私も大分脳がお疲れなのか、洗脳されているような気もします。それはさておき。



昨日UPした横浜自然観察の森の撮影の帰り。
いたち川沿いを歩いて、大船に向かう途中です。
17:00をまわりすっかり夕暮時でしたが、まだアオサギなどの姿が見られました。

この川のメジャー種でいつでも見られるアオサギですが、
カワウ以上に大きくインパクトがあるため、散歩している人などの注目を集めます。
すっかり見慣れてしまった私でも、やはり見かけたらその都度写真に収めたくなりますね。





本郷台駅近くの一角。(駅は奥に見える樹林帯の向こう側)
護岸部分には頻繁にハグロトンボが現れます。

それなりに流れが急なのですが、ヤゴは押し流されたりしないんでしょうか?
まあ、先日の記事でもUPした通りギンヤンマなんかも卵を産んでいましたが。





ここの川沿いは駅前通りや住宅街と隣接していることもあってか
ポケモンの出現率はそこそこ高く、ポケストップの数も多めです。

遭遇するポケモンは市街地の水辺であるゆえか、
ハトやらアヒルやらコイやらばかりですが、まれにポツリポツリとレア種が出ることも。




 
この川沿いの散策路には所々に不思議なオブジェが設置されており、
これらがすべからくポケストップに指定されています。
ポケストップは、モンスター捕獲用のボールなどのアイテムの補給場所。
かなり数が多いので、よほど投てきが下手くそでもない限り
ボールが不足してせっかくレア種が出たのに捕まえられない……ということはないはずです。





ポケモンは街中で長時間起動していれば、それなりにレア種に遭遇しますが
生きもの探しはそう簡単には行きません。ここいたち川ではなおさら。

いたち川でこの時期見られる鳥というと、上記のアオサギを始めとして
コサギゴイサギカワウカワセミバンオオバンといったところがほとんど。
(ムクドリだのヒヨドリだのはこの際割愛しましょう)
今年は一度キジのメスが来たことがありますが、それ以外はメジャー種のみです。

基本、この川はレア種を撮るためのスポットではなく
普段見かける生きものの捕食シーンやユニークな姿などを見る所と割り切っています。
とは言え、カワセミの頻出ポイントではありますので、
それなりにバードウォッチャーからの人気は高く、魅力的なスポットではあります。

さて、写真の場所は毎度おなじみサギ類の狩り場。
この日も数羽のサギの姿を見かけました。↓





奥の魚道近くに、ゴイサギアオサギの姿が。
遡上してくる魚が狙いですね。多分。








ゴイサギが手前に出てきたので、クローズアップしてみました。
成熟したゴイサギは紺色と灰色のツートンカラーでくっきり分かれているのが特徴で
これがよく「似ている」と言われるササゴイとの見分けのポイントとなっています。
(ササゴイは濃淡が入り混じって所々斑っぽくなる)
あと、目が真っ赤です。ササゴイは黄色いので、ここでも見分けられます。

ところで後頭部の飾り羽は何の意味があるんだろうか?








川沿いのサクラの木にて。
やたらうるさいと思ったら、5匹もまとまって止まっていました。

セミが鳴くのは異性へのPRが主要目的。
となると、これはやはり合コンと解釈すべきなのだろうか?







 
怪しいオブジェに加え、川の伝承を伝える案内板などもちらほら。
これらもまたポケストップに指定されており、アイテムの補給が可能です。

左の作品のテーマは“WOMEN”ということですが……。
まあ、造形に関しては触れないでおきましょう(汗)。
芸術とはこういうもんです。






水神様のほこらもポケストップに。
右の白い標識のポールには、何やら願い事のようなものが記載されていますね。
写真を整理している時に初めて気が付きました。

しかし、本当にここ1ヶ月ほど台風が多過ぎます。
そのくせダムのある山間部では満足に降っていないため、
ビミョーに腹立たしい気持ちを抱いているのは恐らく私だけではないだろうと(呪)
北海道に至っては惨憺たる有り様で……本当に心中お察しします。





これは家に戻ってからの写真ですが、いたち川で捕獲したポケモンの一覧です。
コダックというのがアヒル、コイキングというのが鯉をモチーフにしています。
元となった生きものの生息域を考慮してか、この2種は特に水辺に多く
とりわけコイキングはいやというほど湧いてきます。何度「またおまえか」と思ったことか……。

が、たとえ見飽きても出現したらその都度捕獲しておいた方がいいです。
理由は……いずれわかるはずです。(気になる方は「コイキング 進化」で検索検索ゥ♪)


で、肝心要のモチーフとなった鯉はいたち川にも大量に湧いていますが
その実態はというと……↓








後ろ! 後ろ~!


一応フォローしておきますと、
このあとハトが水に引きずり込まれるとかいうことはありませんでしたので、ご安心ください。

とりあえず、ポケモンの強弱とモチーフ生物の強弱は
必ずしも比例するものではないということは留意しておきましょう。






【今日のカワセミ君】



岩に止まり、獲物を探していました。
大分距離がありましたが、背中のラインはそれなりにくっきり撮れました。