首都圏生きものめぐり ~K.Nakamuraの生物・景観ブログ~

 ビル群の並ぶ首都圏にも、草木が生え、生きものの暮らす環境は確かに存在します。
 ここでは、独身編集者K.Nakamuraが直接足を運んだ
 身近な緑地・公園などで出会った「いのち」について
 各スポットの景観美も交えてお伝えいたします。


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食事を済ませた時点で12:30をまわっていました。

前編で言った通り原稿の修正が待っているので(呪)15:00には出ないといけません。
午前中に回ったのは雑木林の中ばかりで(トンボ池も林の中にある)

その他の大半をまだ回れていませんでしたから、少し急ぐことにしました。


写真は、主に山野草を中心とした見本園(左)と、そこに咲いていたハマナス(右)。

主に臨海域に生える野生のバラで、豊潤な、それでいてどこか野趣を感じる香りが特徴。

実(ローズヒップ)は食用等に利用されることもあり、結構人の生活にも密接しています。




ツツジの植え込みにやってきたモンキアゲハ

こうして花で食事するか、地面に降りて水を吸う時くらいしか止まってくれません。

花の大きさから、そのサイズのデカさがわかります。




これはゲームセンターのようなもん。

この奥にプールがあります。無論、今はまだ閉鎖中です。

なんか波のプールまであるみたいですよ。結構広いですし、

秩父の山奥とは思えないほど充実した造りになっている模様です。




パルテノン神殿を髣髴とさせる噴水のモニュメント。

時々柱から勢いよく水が噴き出します。




さて、ここが午後の散策のメインとなる“昆虫の森”です。

森とはいったものの実質的には草原がメインで、基本的に森の中までは入っていけません。

そのため、自ずと主役はバッタやチョウなどになってきます。

今後、夏場にカブトムシなどを探す場合には、前半の雑木林を軸にした方がいいかも?

(実際、雑木林ではヒオドシチョウが樹液に集まっているのを確認しています)





これはトノサマバッタの幼虫ですね。

背丈の低い草原が多いため、よく見られます。




 

ここの散策路は途中いくつかの分岐があり、結構遠くまで行けてしまうので

甘く見ていると迷う可能性があります(汗)。お子さん連れの方は要注意。







この日“昆虫の森”で最もよく遭遇したチョウ、ウラギンヒョウモンです。

温暖化に伴って都心に進出してきている(らしい)ことで有名なツマグロヒョウモンと比べると

大きさはやや小さく、模様はもちろん似てはいますがよく見ると結構容易に見分けられます。






谷を見下ろす手摺の端で、高らかに鳴くホオジロ

足下が糞で汚れてしまっているのはまあご愛嬌。







この日はちょうどウツギの花が満開期を迎えていました。

チョウを始めとして昆虫の好む花らしく、ここを張っているだけでも

ウラギンヒョウモンを始め数多の昆虫を観察できます。


昨年来た時にはすでに花期は終わっていましたが、

代わりにオトコエシが花期を迎えており、昆虫はそちらに移動していました。

さすがは昆虫の森。四季折々、虫の好む草木を計算して配置しているものと思われます。






 

ウツギの花に来ていたウラギンヒョウモン(左)。頻繁に移動しながら蜜を吸っていました。

右は、ウラナミアカシジミシロテンハナムグリ。ウツギの木の近くに来ていましたが

彼らは木の枝に止まり、どうやら樹液を吸っていたようです。

前編のアカシジミに続き、ゼフィルスもここでは決して珍しくない存在のようですが

ハンノキ林がないためか、あいにくミドリシジミはいらっしゃらないご様子。

あれを見たいのであれば素直に秋ヶ瀬公園に行った方がよさそうです。

昨年は非常に残念な思いをした私ですが、リベンジをかけてこの翌日足を運びました。

その成果につきましては、次回の記事にて紹介させていただきましょう。




 

最後に、パーク出口付近のヘメロカリス園をぐるっと回って、お別れです。

なだらかな丘に一面黄色の花が咲いており、山野草園のような多様性はないものの

お花畑として見るならおススメ。6月いっぱいが見頃のようです。


なお、モンキアゲハはここにも飛来していました(左写真)。

巨体だけに、これくらいデカい花でないと腹を満たせないのかもしれませんね。


その後、筋肉痛の足にムチ打って会社へ。

結局20分足らずで修正作業は終わってしまいました。





最後に、この日とある場所で撮影したシランです。

庭先でよく植えられているお馴染みの花ですが……これやっぱり自生ですかね?

歩道に面した場所に生えていましたが、誰もこんな所に植えないと思いますし……。

というわけで株の保護のために具体的な場所はぼかしています。あしからず。




【6/4 秩父ミューズパークで撮影した生きもの】

鳥類・・・ガビチョウ、カルガモ、カワラヒワ、ツバメ、ビンズイ(タヒバリ?)、ホオジロ

昆虫類・・・アオオサムシ、アカシジミ、アサギマダラ、イチモンジチョウ、ウラギンヒョウモン、ウラナミアカシジミ、オオシオカラトンボ、オオトラフコガネ、オオヒラタシデムシ、クマバチ、クロヒカゲ、コアオハナムグリ、コロギス、サトキマダラヒカゲ、シオカラトンボ、シオヤアブ、シオヤトンボ、ジョウカイボン、ショウジョウトンボ、ショウリョウバッタ、シロテンハナムグリ、スジグロシロチョウ、ダイミョウセセリ、タンザワフキバッタ、ツチイナゴ、トノサマバッタ、ナキイナゴ、ナナフシ、ナナホシテントウ、ニホンカワトンボ、ヒオドシチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメギス、ベニカミキリ、ミドリヒョウモン、モンキアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ヤブキリ、ヤマトシリアゲ

その他・・・シュレーゲルアオガエル、ニホンカナヘビ、ニホントカゲ、ミスジマイマイ

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ようやく雑誌入稿ラッシュが終わった6月初頭。

血を吐くほどの多忙が続きましたが、それはあくまで平日の話。

死に物狂いで原稿を仕上げ、印刷会社に入稿し、

休日は喧騒から離れてゆっくり羽を伸ばそうと、秩父へ撮影に向かいました。

その後の筋肉痛とかは気にしません。肉体疲労とノーミソの疲労は私の場合別物ですので。




……ああ、この後の展開が読める……




 
昨年の秋に初めて足を運んだ秩父ミューズパーク

西武秩父駅から見ると浦山エリアとは真逆に位置し、

ちょうど左写真奥に見える森の中にあります。

荒川にかかる、ベイブリッジを髣髴とさせる大きな橋を渡り、

坂を道なりに登っていくと見えてきますが、距離があるので自家用車かバスがおススメです。

私は、例によって歩いてしまいましたが……。




道中、何度となく見かけたツバメ

この時期、遠征してくると大抵最初に出合う生きものがツバメだったりします。

理由は簡単。駅の軒下に営巣していることが多いから。




道中、丘の上から見渡す秩父市街地。

秩父市は高層ビル群こそありませんが、こうして見ると結構開けた環境で

それなりに栄えている印象を受けます。


……あれ? 前にもこんなこと書いた気がしますが。




スポーツ場や音楽施設、アスレチックスなどが有名なミューズパークですが、

自然環境も豊富で、敷地内には大きな雑木林と草原を有します。

写真は雑木林の林道。適度なUP・DOWNでトレイルランニングなどに最適。

ただし、雨(と朝露)による泥濘には気を付けましょう。








林道にヒオドシチョウが現れました。

春、いつも石砂山でギフチョウと一緒に撮っているアレですね。

アカタテハなんかとよく似ているタテハチョウの仲間ですが、

翅の模様はよく見ると全く違います。


ここ以外に遭遇しているのが石砂山だけということは、

丘陵・山岳域を好むチョウのようですね。分布域はミヤマセセリと被りますが

春先にしか飛ばないあちらと異なり、本種は秋まで見られるそうです。

(ただし昨年来た際には会えていません)




切り株に2頭、ヒオドシチョウが止まっています。わかりますでしょうか?

この手のチョウは翅を閉じると枯葉に似ることで有名ですが、

このヒオドシチョウはとりわけ茶色が濃く、目立ちにくい傾向にあります。

翅を開いた時とのギャップが著しいです。




 

林道のフェンスをチェックしていると、お馴染みの昆虫にもよく出会えます。

左はクロヒカゲ。右はナナフシの茶色タイプです。

森では一層目立ちにくそうな印象を受けますが、枯れ枝の落ちている地表ならともかく

人工物の上にいては緑色タイプと比べても大差はありません。

当然、緑の葉の上にいれば目立ってしまいます。




ハナショウブの咲く湿地帯へ。

この他にトンボ池など、雑木林の中には水辺環境もちらほらと見られます。




 
奇抜な模様を持つ、初顔合わせの甲虫が現れました。

オオトラフコガネといい、大きさはアオドウガネなんかとほぼ同じくらいです。

一方でオオトラフハナムグリという名前で掲載されている図鑑・分析もあり、

今チェックして見ましたら、国のレッドデータでもハナムグリ表記でした。

(さり気なく別名オオトラフコガネとも書かれていましたが)


遭遇率 … 3

インパクト … 3

美しさ … 3

俊敏性 … 3


幾何学的でお洒落な模様を有する甲虫。如何なる理由でこう進化したのか?

単に目立ちやすいだけにも見えますが、進化には必ず理由があるなんですけどねぇ……。

ちなみにこんな派手なのはオスだけ。メスは地味な黒色で目立ちにくくなっています。

あ、もしかしたらメスに視認されやすくするためなのかも?




緑陰の澄んだ水辺ということで、カワトンボの好む環境が備わっており、

文字通りの「トンボ池」周辺で複数の個体を確認しています。




アカシジミが現れました。写っていませんが、同じ場所で同時に2頭確認しています。

都心部ではレアなゼフィルスも、ここでは至って普通種のようです。





おっと、アサギマダラもやってきましたね。

長旅をすることばかりがピックアップされがちなチョウですが、

渡りをせずに高山域で暮らしている個体も結構多いようです。






PRRRRRRRR……







……と、コイツを撮っている時に、急にポケットの携帯電話が鳴りました。

恋人もおらず、友人とは普段LINEでやり取りしているため、

着信のアラームが鳴った時点で仕事関係か公共料金の徴収のいずれかであることはほぼ確定。

ビクッとしたのは言うまでもありません。マジで顔が ('A`) ってなりました。


電話の主は、執筆していた記事の取材先でした。原稿修正の依頼ですね。

ここで「月曜日に対応します」とは言えないのがメディア業界の常というもの。

その日中に対応して確認をとる必要があったため、

やむなく夜に会社に立ち寄って対応することで調整しました。


社畜の模範解答は「今すぐ出社してお昼過ぎには対応します!」なのでしょうが、

そこでほんの数時間前倒し対応したところで基本的に評価が変わるものでもないですし、

わざわざ高い交通費出して秩父くんだりまで来たのを無駄にするのは絶対嫌だったので

遠出していて物理的にすぐに会社に戻れない(半分本当・半分嘘)という理由付けで

日没後に修正対応することで納得いただけました。ご理解のある先方で良かった……。




とはいえ、やっと原稿ラッシュから解放されたと思っていた私を

「現実」に引き戻すには十分だったわけで、やはり微妙に('A`)な顔に。

夜に会社に戻るにしても、こちらを3時には出ないと間に合わないですからね。

休日に時間に追われるというのはあまりいい気分のするものでもないですし……。

(多分前にも言いましたが、私はケ●シと休日出勤は反吐が出るほど嫌いです(呪))







と、そんな傷心(?)の私の前に、思いがけない新顔が現れました。

コオロギのような形状をしつつ、キリギリスさながらの緑色をした昆虫。

コオロギ+キリギリスでコロギスといいます。

図鑑でもよく登場するので名前自体は前から知っていましたが、実物を見たのは初めてです。

遭遇率 … 2

インパクト … 3

美しさ … 3

俊敏性 … 4


見てくれは緑のエンマコオロギという印象で、大きさも大体似たようなもの。

が、この昆虫、単なるコオロギと思って迂闊に手を出すと大変なことになる場合があります。

この私が手に持つことを躊躇する理由。それは……↓





ご覧ください。黒味を帯びたこの口。

とても鋭いを有しており、噛まれれば出血の恐れもあるとか。

そう、コロギスはバッタ系統の中でも特に肉食傾向が強く、しかも性質が凶暴なのです。

主な獲物は、自分と同じバッタの仲間。

さらに外敵が近付くと翅を広げて威嚇し、触れたりすれば素早く迎撃してくるとか。


以前、本ブログではクビキリギスというキリギリスの仲間を紹介したことがありますが

私は捕まえようとして噛みつかれが出ました(汗)。サイズは本種の方が小型ですが
多分牙はあちらよりも強力。安易に手を出すのはやめた方がいいでしょう。


結局この日は、横・前・上からと色々な角度から撮影するだけに留めましたが、

今となっては威嚇ポーズくらい撮っておくべきだったかなとちょっと後悔しています。





なお、先日の「悟り」で登場したシュレーゲルアオガエルは、

ハナショウブの咲くこの湿地帯の一角で撮影したものです。

荒んだ心がほんの少し癒されたような気がしました。





前回も利用したレストランで、野菜カレーを注文。やや早めに昼食を済ませました。

時間があまりありませんが、午後はメインディッシュの“昆虫の森”へ向かいます。



~後編に続く~

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全国都市緑化フェアってご存知でしょうか?

毎年日本国内のどこかで開催される、花と緑の展覧会です。

私が存在を知ったのは4年前。ちょうど東京で開催され、

仕事でも取材・撮影をさせていただきました。

その時は都内の6会場を舞台に開催されたのですが

具体的には「上野恩賜公園」「井の頭恩賜公園」「浜離宮恩賜公園」

「日比谷公園」「国営昭和記念公園」「海の森」の6つ。

いずれも本ブログで過去に紹介したことのあるスポットばかりです。

私のブログは、あの東京開催に大いに影響を受けているといっていいでしょう。


その後、2013年に鳥取、2014年に浜松、2015年に愛知で開催されてきましたが

2016年は大人の都合で開催されず、代わりに来年(2017年)春に横浜、秋に八王子と

2回開催されることになりました。無論、仕事で取材させていただくことになるでしょう。


とはいえ、このフェアで注目されるのはやはりお花畑が主体。

みなとみらいエリアがメイン会場となり、バラなどの美しい花で彩られます。

これ自体は集客の都合上当然のことかもしれませんが、本来横浜は自然林が多く保全され、

特に数々の「市民の森」は都市緑化という観点でいうならまさにうってつけのスポット。

せっかくのフェアで注目されないのは少々もったいないですね。

(サブ会場として何かやる可能性はあり、実際横浜自然観察の森には案内が出ていました)

ただ、過度に注目されてどっと人が押し寄せるのも困りものなので、

その辺は微妙な調整が必要なのかもしれません。一概に会場にすべきとは言えない面も。




で、そんな市民の森の1つである瀬上市民の森。円海山界隈の一角ですね。

毎年カワトンボとハンミョウの発生を確認するために、初夏に足を運んでいます。




 

モンシロチョウ(だと思う)がハルジオンで吸蜜中。

あまりに夢中で動かなかったので、正面から撮ったり軽く捕獲してみたりしました。

解放してやると指が真っ白。これはチョウを捕まえる時のお約束です。


こうしてクローズアップすると、あんまり可愛くないっすか?




 

小川の流れる散策路。半日陰環境を好むユキノシタが随所に生えています。
ザリガニもいるらしく、釣りに来ている親子連れをたまに見かけます。

ただし、舞岡ほど侵入してきてはいないようです。




前回更新に引き続き、テングチョウのご開帳シーン。今度は真上から。




 

小川の中の石に、ヤマサナエが止まっています。

サナエトンボの中では最もポピュラーで、その大きさもあってよく目立つ種です。

ここでは毎年コンスタントに見かけていますね。川の環境がヤゴの生育に適しているのかも。


左の写真では、下の石に止まっているのがわかりますでしょうか?




カワトンボももちろん健在。(アサヒナなのかニホンなのかはちょっと不明)

やはり小川沿いが多く、開けた瀬上池まで行くと若干遭遇率が落ちます。




鮮明に撮れたヤマトシリアゲ

しかも、お尻がクルリと巻き上がるという本種ならではの特徴が

これでもかと言わんばかりによく現れています。




瀬上池へ。最近畔に降りられる木道(桟橋?)が撤去され、釣りができなくなっていました。

エサで水を汚さないという点でいえば、これはこれで良かったのかもしれません。




池に向かう途中。足元に小さなカニの姿が!






泥にまみれて茶色くなってしまっていますが、これはサワガニで間違いありません。

(つーかこんな山中の小川にいるカニなんてサワガニ以外いない気もしますが)
まだ成長し切っていないのか、サイズはやや小さめ。

名前はよく知れ渡っていますが、実は本ブログで登場するのは初めてです。


遭遇率 … 2

インパクト … 3

美しさ … 3

俊敏性 … 3



小川流域なら何度も足を運んでおり、ブログでも紹介してきましたが

なぜこれまで一度もサワガニに出合えなかったのか?

その理由は、ある意味お約束といいますか夜行性の傾向が強く、

昼間は岩陰などに隠れてほとんど表に出てこないためです。

数自体はそんなに極端に少ないわけではなく、国のレッドリストにもカテゴリされていません。

一方、澄んだ小川がなければ生きていけない種として、清流の指標動物とされています。
この流域の環境が健全に保たれていることの、何よりの証拠といえそうですね。


トリビアですが、唐揚げやつくだ煮として食べられることが多いこのサワガニ、

生食は寄生虫感染の可能性があるため厳禁だそうです。あんまりする人もいないでしょうが(汗)





瀬上池沿いを歩いている途中、ナナフシに遭遇。

奥にぼんやりと、池の畔で遊ぶ家族連れが写っていますね。




 
ろう細工のように儚く、そして美しいモンカゲロウ(でいいのかな?)。

とても繊細な生きものです。持って観察する時も優しく、決して傷つけないように。




瀬上池の畔。よく子供達が昆虫を探しに来るスポットです。







食うのかヤるのか

どっちかにしろ






いました。お馴染みのハンミョウです。相変わらずの美しさ。

この昆虫、訪れるタイミングにより遭遇率が大きく変わり、

昨年真夏に来た際はほとんど見かけませんでしたが、今回はかなり多めでした。

ウッドデッキの上を歩いていることも多く、頻繁に足元から飛び上がります。






なかなか動かない個体がいたので、真横からも撮影。

あれ? お尻から出ている管みたいなの何だろ? 産卵管か?






アカスジキンカメムシも現れました。

カメムシの中では特に美しい上にデカいので、森の中でもよく目立ちます。

ハンミョウに準ずる勢いで“美しい”とされる昆虫ですが

(多分)カメムシであるという理由で敬遠される傾向にある模様です。






正面から。彼らは草木の汁を吸いますので、口に牙の類はありません。




ハンミョウにちなんで横からアングル。

ちなみにここまでの3枚を撮っている間、ほぼ微動だにしませんでした。

思い切り開けた草原のテーブルの上でボーッとしていましたので

あのままだと天敵に見つかるのも時間の問題に思えましたが……どうなったんだろ?

(彼(?)の意志でテーブルに乗っているようだったので、動かしませんでした。屁もされたくないし)






最後に、帰りがけに瀬上池脇のフェンスで見かけたカワトンボです。

この日一番鮮明に撮れたので、思い切ってビッグサイズで。


にしてもこのカワトンボといい、ハンミョウアカスジキンカメムシといい、

瀬上は美しい昆虫の宝庫です。あと、タマムシを撮影したこともありましたしね。

昨年でしたら、アオオサムシやトップのバナーに使っているカラスアゲハも美しい種。

まさしくここは森の宝石箱ですね。


来年の緑化フェア。派手な紹介までは望みませんが、

「横浜にもこういう場所がある」ということをフェア来場者に伝えていただき、

関東圏に残された自然の素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらいたいところです。





≪今日のカワセミ君≫


立入禁止エリアの中にいました。

外から撮ったので距離があり、写りに関してはお察しくださいのレベルですが、

これもまた、森の宝石箱の一員と言えるかもしれません。






【5/29 瀬上市民の森で撮影した生きもの】

鳥類・・・カルガモ、カワセミ、シジュウカラ

昆虫類・・・アオメアブ、アカスジキンカメムシ、アメンボ、ウラギンシジミ、オオスズメバチ、クリアナアキゾウムシ、コオニヤンマ、シオカラトンボ、シオヤアブ、ショウジョウトンボ、スジグロシロチョウ、タンザワフキバッタ、テングチョウ、トホシテントウ、ナナフシ、ニホンカワトンボ(?)、ハンミョウ、モンカゲロウ、モンシロチョウ、ヤマサナエ、ヤマトシジミ、ヤマトシリアゲ、ルリシジミ、ルリタテハ、ワカバグモ

その他・・・サワガニ、ニホンカナヘビ、ニホントカゲ、ミミズ

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タイトルとはまるでマッチしていませんが、カナヘビが間近で撮れました。

うろこの質感までくっきりと……。さすがにキモいっすかね?(汗)


ちなみに戦っても、カナヘビでは(多分)ザリガニには負けます。武器がないので……。






尻尾の長さがよくわかる写真。

この長さがカナ「ヘビ」と呼ばれる所以です。




茅ヶ崎里山公園は、基本的に雑木林の中には入れません。

ですので、田んぼ周辺と草原、水辺が散策ポイントとなります。

ここまで丈の高い草原ですと、結構色々と面白いものが見られます。





やはり林の縁にはホタルブクロが咲いています。




意外と見る機会の少ない、ご開帳のテングチョウ

ジャノメチョウ辺りと比べると結構美しい色合いをしています。




こちらはアカタテハ。テングチョウもアカタテハもタテハチョウ科ですが、

大きさはこちらの方が大分上です。

アカタテハ≒ルリタテハ>キタテハ>>テングチョウ みたいな感じ。






で、件のキタテハ。恐らく過去最も美しく撮れたご開帳シーン。

標本のように真上から。もちろんちゃんと生きている個体ですよ。

ちょっと翅が破けているのが残念ですが、“自然”に生きる以上これは致し方ないこと。






毎年ここの草原と田んぼ周辺にはトノサマバッタが発生します。

まだ少し小さい個体でしたが、ちゃんと大人の色をしています。




柱にヤブキリの姿が。まだ幼虫ですが、それなりに大きくなってきました。






下から見上げるようにして、正面から撮影。
そろそろ肉食傾向が見られるようになってくると思われますが

写真だけでは口元がどうなっているのかはわからないですね。

肉を食い千切るため、鋭くなっているはずですが……。






ぬかるんだ地面で水を吸うルリシジミ(だよね?)。

雨上がりなんかにはよく見られる光景です。




カミキリムシであることは間違いないのですが……何だろ?これ。

キマダラカミキリの配色ではないし、ちょっと判然としません。

詳しい方いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。m(_ _)m




 

新しく見るコメツキムシですね。

調べてみると、シモフリコメツキという種であることがわかりました。

やはり背中に霜降り牛よろしく“さし”が入っているのが名前の由来か。


遭遇率 … 2

インパクト … 1

美しさ … 2

俊敏性 … 2


手に持って確かめてみましたが、

一番よく見かけるサビキコリと比較して一回り大きいです。

もちろん、引っくり返せばパチンと音を立てて跳ね起きます。




おっと、田んぼの近くにキジが現れました。

遠距離なので写りはイマイチですが、この周辺では結構いるんですよね。




 

さて、田んぼ近くには側溝があります。ここにアマガエルを始めとしたカエルや

時にはヘビなども現れるのですが、タイトルにも書いたアメリカザリガニ(右)も頻出します。
これくらいの狭くて浅い水場であれば、素手で捕獲するのも容易なことです。


人と対峙した際、水中のザリガニが示す反応は大体2通りです。

「後ろ飛びして逃げ出す」か、「ハサミを振り上げて威嚇する」かのどちらか。

距離が近かったり退路が断たれていたりすると、後者の反応を示すことが多いようです。

とはいえ、挟んで攻撃してくるスピードはそんなに早くはなく、

万が一やられてもそこまでの大事には至りません。

ですので、ザリガニの背後を何かしらの方法で塞ぎ、前方から手を伸ばしてわざと威嚇させ、

意識が前に向いている間に後ろから捕らえるのがGood!

こうすれば、釣り竿とスルメは必要ありません。(あくまで手が届く範囲ならばの話ですが)




こういう浅い池でも十分手が届くので、素手で捕獲可能です。

同じ茅ヶ崎里山公園内にあります。






ご覧の通り、結構な大物が捕獲できました。

バレエみたいなポーズになっているのは単なるタイミングの問題であって

ハサミを振り回して威嚇している時に偶然こんな形になっただけです(汗)。


さて、こんな風に捕獲したはいいものの、正直これをどうしたものかと……。

実家の姪御のために持って帰るにしても、虫かごなんか持っていませんし、

外来種であるコレを再び水路に戻すというのも如何なものかと。


……と、そんな私の前にザリガニと昆虫探しに来ていたらしい親子連れが。

どうやら網と釣り竿で捕獲しようとしていたようでしたが、苦戦していた様子だったので

これ幸いとあげちゃいました(爆)。大物だけに喜んでもらえましたよ。

名人(仮)からのプレゼントです。大事に最後まで育ててほしいですね。(^-^)



34歳の男がザリガニ捕りの名人になっても「……」という気もしますが、触れないように。





【5/28 茅ヶ崎里山公園で撮影した生きもの】

鳥類・・・ウグイス、カルガモ、カワラヒワ、キジ、キジバト、ハクセキレイ、ムクドリ

昆虫類・・・アカタテハ、オオヒラタシデムシ、キタキチョウ、キタテハ、クルマバッタモドキ、コアオハナムグリ、シオヤアブ、シモフリコメツキ、スジグロシロチョウ、ダイミョウセセリ、ツチイナゴ、テングチョウ、トノサマバッタ、ハサミムシ、ハナグモ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、ホソヘリカメムシ、モンシロチョウ、ヤブキリ、ヤマトシジミ、ヨコヅナサシガメ、ラミーカミキリ、ルリシジミ、謎のカミキリムシ

その他・・・アメリカザリガニ、ウシガエル、ニホンカナヘビ

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境川でキジを撮影した、その足で引地川親水公園へ。

相変わらずいい天気です。この時はまだ5月でしたが、

暖かかったのでそろそろカエルが出ているかな?と期待していました。


ちなみに上の写真、厳密に言いますと、左写真の木道は公園の中ですが

右写真の田んぼは個人の所有物で公園ではありません。

まあ、歩行者用に舗装された道路から水路や畔をチェックするくらいなら問題はないでしょう。

(さすがに無断で田んぼに踏み込む猛者(?)はいない……はず)




公園の一角にオオゴミムシが現れました。

昨年、秋ヶ瀬公園で初めて撮影した、比較的ポピュラーな甲虫ですね。

この日は歩道に出てきていたので簡単に観察できましたが、

普段は物陰にひっそり隠れているため、探したいなら石などをどける必要があります。


まあ、そこまでして観察したい昆虫じゃないと言われればそれまでですが(汗)

ゴミムシだしね……。






クローズアップするとこう。

こうしてみるとちょっとしたクワガタみたいです。

小型のスジクワガタあたりと比べると、何かこちらの方が強そうにすら見えます。


ちなみにこの上あご、結構強力で挟まれると痛いです。

まあ、流血沙汰になるほどではないですけれどね。






サッカー場の隅にある草原にて。

モンキチョウが無防備にアザミで蜜を吸っていたので、軽く捕まえてみました。
トンボと比べるとチョウを素手で捕まえるのはやや難しい(ついでに手が汚れる)ですが

こうして手に持って観察すると細部までよくわかります。

「顔が思ったほどかわいくない」という意見もちらほら(汗)






同じく草原にて。広い葉の上に金色に輝く小さな虫の姿が!

この夏いくつか紹介してきた、透明な翅を持つハムシの仲間にして、同系統の代表種

間違いありません。これこそがジンガサハムシです。


遭遇率 … 3

インパクト … 1

美しさ … 4

俊敏性 … 3



代表種ということで人気も高い種。確かに金属光沢が強く、ファンが多いのもわかります。

一方で、意外と警戒心が強くて逃げやすく、よく飛び回るので少々観察は困難だったり。

加えて小さいので、代表種といえど探すのは少々骨が折れます。


葉をひっくり返してチェックしている内に

うっかりケ●シとエンカウント……なんてこともあり得ますし、深入りは禁物です(汗)。

時間もかかりますしね。


結局上の写真を撮った直後に、飛んで逃げてしまいました。残念。






田んぼの畔近くにイトトンボの姿を確認。

この辺ではメジャーなアジアイトトンボですね。




で、期待通りにカエルの姿も見られました。

まずはニホンアマガエル。シュレーゲルとの識別は顔の黒いラインで。


道端の草むらを軽く突くと、よく飛び出して田んぼにダイブします。

写真の個体も私に驚いて水に飛び込んだもの。ただ、その後は逃げ出しませんでした。

カエルに限らずこの手の小動物は、一度警戒心を解けばこちらが変に動かない限り、

基本的に撮り放題です。






トウキョウダルマガエルも健在です。結構な数出てきていました。
このカエルは畔の草むらはもちろん、よく側溝を泳いでいますので

それとなく田んぼ周辺を散策しているだけでも結構見つかります。


写真のようにちょっと緑がかっていて背中にラインがあるタイプがメインですが、

時折黒味が強くてラインが目立たない個体もいるため、慣れない内は識別に苦労することも。

「?」と思った時には素直に図鑑を頼りましょう。






さすがに時期が少々早かったためか、まだサイズは小さめです。

手前にある私の指と比較してみてください。

ちなみにトウキョウダルマガエルは、成体になると7~8cmくらいになります。

日本のカエルの中では結構大型。トノサマガエルと誤認されるのもこの辺が理由かもしれません。




1匹だけですが、ツチガエルも見られました。

これだけクローズアップしても一瞬居場所がわからないくらい、土に溶け込む優秀な保護色。

動かずジッとしている本種を散策中に見つけることができたら、貴方は一流(?)です。



さて、カエルや昆虫が早くも出始めている5月末の引地川親水公園(と田んぼ)でしたが、

ここで少し意外な鳥が現れました。中央の足場にいる3羽の鳥、何だかわかりますか?

決して珍種というわけではありません。ただ、こんな環境で見たのは今回が初めてですね。






ご覧ください。本ブログでも割とよく登場するキアシシギです。

いわゆる“渡り”をするシギ・チドリの一種で、日本には晩春と秋に飛来します。

シギの中ではかなりポピュラーで飛来範囲も広い種。ただ、ご存知の通り干潟や磯などの

海岸域に飛来することがほとんどで、こんな内陸の田んぼにやってくるのはかなり稀です。

(まあ、ここは藤沢市。臨海都市の一角と言えないこともないんですけどね)


ただ、冷静に考えてみると、泥の中の虫や小動物を捕らえて食べるシギにとっては、
そこが海岸線でも内陸でもエサさえあれば大した問題はないようです。

田んぼ干潟も、淡水or海水という点を除けば確かに似たような環境ですし、

水深が浅いので、キアシシギくらいのサイズなら歩いて採餌が可能でしょう。


とは言え、シギが飛来するほどの干潟となるとそれなりに生きものの数が多いもの。

こうしてキアシシギが飛来するということは、ここの田んぼはやはり生きものの数が多く、

水質や生態系が健全に保たれているということの証明と言えるかもしれません。

そう考えると、非常に喜ばしいことと言えるのかも?



なお、金銭的な都合で(涙)今年の春は干潟の散策に行けなかったため、

(何気に谷津干潟、三番瀬、東京港野鳥公園、葛西臨海公園と軒並み行きそびれています)

このキアシシギが今年初めてマトモに撮れた渡りのシギだったりします。




【5/22 引地川親水公園で撮影した生きもの】

鳥類・・・カルガモ、キアシシギ、コチドリ、ハクセキレイ、ホオジロ、ムクドリ、モズ

昆虫類・・・アジアイトトンボ、アメンボ、オオゴミムシ、サビキコリ、ジンガサハムシ、ナミテントウ、ニホンミツバチ、ヒメギス、モンキチョウ、モンシロチョウ、ヤブキリ

その他・・・ツチガエル、トウキョウダルマガエル、ニホンアマガエル

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