首都圏生きものめぐり ~K.Nakamuraの生物・景観ブログ~

 ビル群の並ぶ首都圏にも、草木が生え、生きものの暮らす環境は確かに存在します。
 ここでは、独身編集者K.Nakamuraが直接足を運んだ
 身近な緑地・公園などで出会った「いのち」について
 各スポットの景観美も交えてお伝えいたします。

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久々に来たら高尾山口駅がグレードアップしていました。

まあ、一回うちで出している雑誌でちらと情報を乗せたことがあるので、

来たことはなくても知ってはいたんですけれどね。


GW最終日(5/5)というだけあって人多いですね。

今年は4日の大嵐を除いて基本的に天候が良かった気がします。

おかげさまで色々な場所に足を運べました。今回はある意味その締めくくりのようなものです。




 

そういえば山の麓にこんな施設ができました。

「TAKAO599Museum」というそうな。599ってのは恐らく高尾山の標高のことですね。

高尾山は山頂にビジターセンターがあるのですが、当然山を登らにゃいけないわけで

利便性という点ではこちらに軍配が上がりそうです。


中には動植物の標本(右写真)を始め、高尾山情報が満載。

カフェなども併設していますので、一休みしたい時にももってこいです。

(まあ立地上、山登り中に休憩に訪れることは絶対不可能ですが)




高尾山口のケーブルカー駅にて。

ツバメの巣が複数見られました。ヒナの鳴き声も聞こえましたよ。




高尾山の環境と生きものの生息状況を確認することが目的ですので、

当然リフトやケーブルカーなんて使いません。全部徒歩です(爆)。

真夏にコレをやると、いくら日陰とはいえまた熱中症になるかも……。







上の林道で遭遇した、小さくてとても繊細そうな昆虫です。

翅を持つのすら憚られましたが、そこは調査なのでご協力いただきましょう。

この時点では正体がわからず、後にWebで調べて調べました。

スカシヒロバカゲロウという、やはりというべきかカゲロウの仲間でした。


遭遇率 … 3

インパクト … 2

美しさ … 4

俊敏性 … 2


基本的に小川沿いを頼りなくひらひらと舞っています。

長時間飛び続けることができないため、撮影するのも捕まえるのも簡単です。

とは言え非常に脆く寿命も短いので、観察できたらちゃんと逃がしてあげましょう。






道中で見かけました。これはイタドリハムシですね。

早戸川で撮ったものは紋が赤色で形状も違った気がしますが、

この種は個体差が結構激しいそうです。識別時は要注意。




 

こちらはやや距離の離れた中木の花で蜜を吸っていた、新顔のチョウ。

サカハチチョウといい、やや小型のタテハチョウの仲間です。


遭遇率 … 2

インパクト … 3

美しさ … 4

俊敏性 … 4


図鑑などでもかなり登場頻度の高い、昆虫ファンには割と知られたチョウ。

ただし、山地の渓流沿いや森に暮らすため、首都圏で会うのはそれなりに困難です。

名前の由来は、翅の表側に逆さまの「八」の字の模様があるからなのですが

そこは野生の昆虫、こちらの希望通りに翅をおっぴろげてくれるわけもなく……。

まあそれでも、外見の特徴はハッキリしているので識別には然程苦労しませんでした。


以前から図鑑で名前は知っていたので、会えた時は結構感動しましたね。

同時に、市街地と山の生物層の違いを改めて実感しました。




山を登ります。結構ケーブルカーに頼らず歩いている人も多かったですよ。




道中で見かけたタツナミソウという野草。

ワラスボ(魚類)みたいな形をした花弁が何よりの特徴です。

山地特有というわけではなく、その辺の自然公園でも割とよく見られます。




高尾山には途中いくつかの分岐があり、それぞれ特色のある山道を歩けます。

すべて制覇したいのであれば、途中何度か引き返さなくてはいけません。

ただし、どの園路も転落防止の柵らしいものはほぼ存在しませんので

歩く際にはそれなりの準備が必要です。もちろん足下には十分気を付けましょう。

(仮に滑落しても誰も責任とっちゃくれません)




こちらはラショウモンカズラ。山頂近くの一部に群生していました。

それほど珍しいものではありません。1つの花の大きさはタツナミソウよりやや大きいくらい。




 

高尾山は東京でも有数のスミレの宝庫なのですが、さすがにこの時はシーズンも終わりかけ。

一部で、右写真の小さな白い花が斜面に咲いているのを見たくらいです。

このスミレは何なんだろう? タカオスミレ……かな?




生田緑地にも生えていたフタリシズカ

名前の通り、花軸が2本です。





珍しくというべきでしょうか、GW終わりの時期にまだビロードツリアブが残っていました。

見られたのはこの1匹だけ。多分、今はもうこの世にいないでしょう……。
早春の一時しか見られないこの昆虫。次はまた来年の3月くらいまでお別れですかね。


余談ですが、本ブログで“アブ”をとりあげているのは

本種とシオヤアブの系統くらいです。

アブファン(?)の方には申し訳ないのですが、他はハエと同じで割愛しています。




道中、なぜか一株だけミヤマオダマキが生えていました。

元々ここに自生していたのか、八ヶ岳みたいにどこかから種が飛んできたのか……。




後編でも出てきますが、こんな小さなカミキリムシみたいな奴も出てきました。

ムナビロアカハネムシといい、ホタルでもカミキリムシでもなく、アカハネムシ科というそうな。

……アカハネムシ科ってなんぞ?


遭遇率 … 3

インパクト … 2

美しさ … 3

俊敏性 … 2


小さく、赤色で目立ちますがかなり地味な存在です。

自治体なんかが出している簡易な自然図鑑や、ビジターセンターの写真等では

まず扱われていません。本当に誰も注目してくれないのでしょう。


この日は高尾山の至る所で見られ、下山時にはちょっと見逃せない姿を目撃しましたので

その辺りは後半で詳しくお話しいたします。

まあ、そんなにおったまげるようなお話じゃないですが……(弱気)。






【まるで関係ない余談】

Perfumeの「FLASH」のMVは中毒性高過ぎ(何度再生したかわからん)





<後半に続く>

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東高根森林公園の帰りに、ついでに生田緑地に寄りました。

最寄駅が向ケ丘遊園なので、徒歩ではキツいですが割と近いんですよね。

この日はあくまで「ついで」だったので滞在はせいぜい2時間程度。

また、GW中のことなのでまだゼフィルスは飛んでいませんでした。


訪問時点で15:00をまわっていましたが、その割には結構人が残っていましたね。

GWらしく家族連れが多かったです。午前中雨で外に出られなかったからでしょうか?




エントランス近くの華であるハナショウブ園も、まだこの時期はほとんど花がありません。

なお、例のカラカラコロコロという鳴き声はこちらでも健在。

来園者の皆さんもカエルの鳴き声であることには気づいていらっしゃるようでしたが

シュレーゲルアオガエルという名前はご存知ない方が多かった模様。

また、結構な人数がいたにもかかわらず、結局誰もカエル本体を見ることはできなかったようです。




ヒトリシズカならぬ、フタリシズカという植物が生えていました。自生です。
株から2本の花が生えているからフタリシズカ……かと思いきや、

実際は3本以上生えている株も多かったりします。

見ての通り地味ですので、山野草としてはあまり人気はなさそうです。

分布は恐らくヒトリシズカよりも広いものと思われます。自然公園では結構見るかも。




 

限られた時間の中でも、ハンノキ林などを歩いていればそれなりに昆虫に出合えるもの。

ナナフシ(左)もエサキモンキツノカメムシ(右)も、ここでは非常にありふれた存在です。

特に手摺をチェックしているとよく見つかりますが、当然ケ●シなどにもエンカウントするので

慣れていない人はある程度覚悟を決めましょう。

(意識していなくても目に入るレベルで数が多いです)




ハンノキ林にて。

フェンス越しの離れた地面に、涼しげな色の甲虫を発見。






幸運にも飛び上がってきて、近くの葉にとまってくれました。
調べたところ、アオジョウカイというジョウカイボンの仲間であることがわかりました。


遭遇率 … 2

インパクト … 3

美しさ … 4

俊敏性 … 3

手持ちの図鑑には普通種とありましたが、会ったのはこれが初めてですね。

広葉樹林によく出没するそうです。森では今まで葉っぱなどの細部までは調べなかったので

いたのに気付かなかっただけかもしれません。

体色はメタリックな青色でとても美しく、アオオサムシなどにも引けを取らないほどです。


ちなみに今回図鑑で調べて初めて知ったのですが、

コイツも含めてジョウカイボンの仲間は皆肉食性なんだそうですね。

カミキリムシに似ていたのででっきり朽木でも食うんだろうと思っていましたが、

でも見方を変えればハンミョウ(肉食)にも似ているんだよなぁ……確かに。






おっと、翅の透けた羽虫がまた現れました。

でもジンガサ……ではないですね。ヒメカメノコハムシというそうです。


遭遇率 … 3

インパクト … 1

美しさ … 3

俊敏性 … 3


片方翅を怪我しているようで、そのためか飛ぶことはできないようでした。

大きさは7㎜くらいといったところ。よく葉っぱをチェックしないと見つけられないでしょう。

写真では乗っている葉の一部が破けていますが、コイツが食べたのかどうかは不明。







そして、ついに本物の「金」の昆虫が!


東高根で見たムーアシロホシテントウは実際のところ黄色でしたが、

こちらは確かなゴールドメタリック。正真正銘の金色です。

この美しさからしてさぞかし人気が高く希少価値も高いのだろうと一瞬思いましたが、

おあいにく様手持ちの図鑑にはハッキリ「普通種」と書かれてありました。(^ ^;)


正体はヒメアシナガコガネといい、名前の通り後足が妙に長かったりします。


遭遇率 … 3

インパクト … 2

美しさ … 4

俊敏性 … 2


丘陵地から山地を好むコガネムシらしく、クリなどの花に集まるそうです。

クリの花は基本的に樹上すなわち高い所に咲くため、近くでチェックすることができず、

今まで見つけられなかったのはこのためと考えていいでしょう。

この日は偶然にも園内の手摺に降りてきており、何故か複数の個体が交尾中でした。



生田緑地といえば、もうそろそろゼフィルスが発生している頃ですね。

今年こそちゃんとしたミドリシジミの写真を撮りたいところです。6月になったら行ってみましょう。




【5/4 生田緑地で撮影した生きもの】

鳥類・・・ヒヨドリ

昆虫類・・・アオクサカメムシ、アオジョウカイ、アオスジアゲハ、アカスジキンカメムシ、アメンボ、エサキモンキツノカメムシ、キタテハ、クマバチ、クロヒカゲ、サビキコリ、シオヤトンボ、ナナフシ、ヒメアシナガコガネ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメカメノコハムシ、ベニカミキリ、ヤマトシリアゲ





……2時間弱でも結構見られるもんだな。

ケム●も何十回見たかわからんが(呪)

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例のキバネツノトンボを撮ったスポットでは、

東京都心部では見られないような珍しい生きものがたくさん見られます。

ここでは、現地で撮影した生きものの中から特筆すべき種のみを厳選し、

場所をぼかして一気に紹介させていただきます。






森に囲まれた小さな池で見つけた、今までに見たことのないトンボ。

見た目はシオカラトンボなどの系統によく似ていますが、翅の途中に黒い斑点があり、

この斑点にちなんでヨツボシトンボと名付けられています。


遭遇率 … 1

インパクト … 3

美しさ … 3

俊敏性 … 4


かなり生息域が局所的で、数の減少が著しいトンボです。

注水植物が繁茂するような池に生息しているそうですが、都心部ではほぼ見られないでしょう。

実際私も、撮ったのはもちろん見たのもこれが初めて。

レッドデータのカテゴリには入っていませんが、十分希少種といえる存在です。

池の周囲に十数匹飛んでいるのを確認しました。


ちなみにコレとよく似た種としてベッコウトンボというトンボが存在するのですが、

こちらは絶滅危惧Ⅰ類にカテゴリされる超希少種で、

ここに限らず、関東圏には今はもう恐らく生息していません。

クロツラヘラサギなんかと同じカテゴリですが、あちらより絶滅の可能性が高いとの専らの噂です。






こちらもトンボですが、これはサナエトンボの仲間。

ホンサナエといいます。サイズはギンヤンマなんかとほぼ同じくらいです。


遭遇率 … 2

インパクト … 4

美しさ … 3

俊敏性 … 4


一般によく見られるヤマサナエと比べると、胸部背面の模様に僅かな差があるくらいで

初見ではほとんど見分けがつきません。この系統は識別が大変困難なため、

最初から素直に図鑑に頼った方が吉でしょう。







木の葉の上に複数匹確認できた、全長1センチにも満たない小さな甲虫。

最近本ブログで幅を利かせている(?)ハムシの仲間で、ヤツボシツツハムシといいます。

形状はイタドリハムシによく似ていますが、模様や触角の形状で識別可能です。


遭遇率 … 3

インパクト … 1

美しさ … 4

俊敏性 … 3


テントウムシとよく似ていますので、ひょっとすると擬態しているのかもしれません。

肉食性の小動物界隈では、どうもテントウムシはまずい昆虫と認識されているらしいです。

実際、カマキリがテントウムシを食べているシーンは見たことがないですしね。






 

樹上にとまっていたこちらのチョウ。首都圏でも割とよく見るイチモンジチョウに似ていますが、

翅の模様の配置などをよく見た結果、違う種であることがわかりました。

正体はアサマイチモンジ。日本国内においても本州の特産物です。


遭遇率 … 2

インパクト … 3

美しさ … 3

俊敏性 … 4


上に挙げたイチモンジチョウとの見分け方は、翅の表側の白い斑点に注目。

アサマイチモンジはこの斑点が(基本的に)一列に並んでいるのですが、

イチモンジチョウは微妙にこのラインが乱れています。微々たる差なのでよくチェックしましょう。

大きさはほとんど同じです。




 
これは新顔ではなくただのアワフキムシ(幼虫)です。

観察のため、泡の中に隠れている幼虫を一匹引っ張り出してみました(右写真)。

指先サイズの非常に小さな昆虫で、翅らしきものは見当たりません。

珍しい種、街中でもよく見かける種、春先限定の種など、

実に様々な昆虫に遭遇したこのスポット。来年以降も随時チェックしていきます。

……できれば具体的にご紹介したいところですが、希少種も多いゆえ、

Web上でもほとんど公開されていないので今は一旦控えます。何卒ご了承ください。




【5/7 埼玉県内某所で撮影した生きもの】

鳥類・・・ガビチョウ、カルガモ、カワラヒワ、ヒバリ、ホオジロ、ムクドリ、モズ

昆虫類・・・アオスジアゲハ、アサマイチモンジ、アワフキムシ、キタキチョウ、キタテハ、キバネツノトンボ、コアオハナムグリ、コジャノメ、サビキコリ、セイヨウミツバチ、ダイミョウセセリ、ツマグロヒョウモン、テングチョウ、ナナホシテントウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメギス、ホソヘリカメムシ、ホンサナエ、モンシロチョウ、ヤツボシツツハムシ、ヤブキリ、ヤマトシリアゲ、ヨツボシトンボ

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せっかくのGWだったので久しぶりに新スポットを開拓。

ここは東高根森林公園といいまして、最寄は向ヶ丘遊園駅。つまり生田緑地と同じです。

ただしあちらと比べて大分離れていますので、駅からバスを利用しましょう。


ちなみにこの日は5/4。GWの中で唯一午前中天候が荒れ、

雨が上がった後も暴風が吹くというイマイチなコンディションでした。

写真では全然わからないですが……。




 

この公園の中央部には学術上価値の高いシラカシ林があり、

県指定の天然記念物となっています。(右の写真は違います)




小高い丘の上には広々とした芝生広場が。

実はここでは弥生時代の竪穴住居跡が出土しており、現地にはそのことを伝える看板があります。

あいにく登呂遺跡とかみたいに住居が再現されていたりはせず、ただの原っぱ。

せっかく歴史的なスポットなのだからそれらしいものを設置すればいいのに……と

個人的には思うのですが如何でしょうか?




思いっきり色々なところで紹介されているのでぼかさず書いちゃいますと

ここにもキンランが見られます。普通に園路沿いに見られましたが、

今の時期はもう花期が終わっているかも?




基本的にキンランの生える場所には、このギンランも生えています。

なお、花期がほぼ被っているので、キンランが散ったらこちらも大抵お終いです。




うお、結構群生してるじゃん。


神奈川県内でこれだけまとまっている場所はそうそうないかも。




風が強いと、昆虫の活動は控え目になるもの。

特にチョウやトンボのような活発に飛ぶタイプのものは、草陰などに身を隠してしまいます。

写真は一昨年狭山丘陵で撮影したキマダラカミキリ。手に持つとキーキーと鳴きました。

さして獰猛な昆虫というわけでもありませんが、木を噛み砕く鋭い顎を持っていますので

迂闊に口元に手を出したりするのは禁物です。流血沙汰になる可能性もあります。







風にあおられ、飛ばされまいと懸命に掴まるチョウ。

強風時にしか撮れない画ですね。チョウ自体はただのコジャノメなのですが。






 

森もあれば水辺もあり。

そこまで極端に広くはないものの、環境のバリエーションが多彩な公園です 。

左写真はワスレナグサ(勿忘草)。湿地や池の畔などに群生していました。

ヨーロッパ原産の外来性植物です。




丘の原っぱの近くにある古代植物園

何が“古代”なのかといいますと、それこそ食用、染料、住宅建材など様々な形で

人の暮らしの支えとなってきた植物が植栽展示されています。

この時はまだ花があまり咲いていませんでしたが、

歴史・文化という観点では結構勉強になるかもしれませんね。






この公園も“森林公園”と謳っているだけあり、日陰の濃い林内を歩く遊歩道が随所に通っています。

この手摺をチェックしていると結構多くの昆虫に出合えますが、

案の定小網代の森と同じくイモ●シ・ケ●シの類が多いこと多いこと。

迂闊に手を伸ばせばうっかり握ってしまいそうなので、常に一定の距離を置いて歩きました。


写真は、そうした幼虫系統にとって恐ろしい天敵となりる存在。

形状はシオヤアブに似ていますし、他の昆虫の体液を吸う点もよく似ていますが

本種はアオメアブといい、本ブログにおいては新顔です。


遭遇率 … 3

インパクト … 2

美しさ … 2

俊敏性 … 4

写真を見る限りですと、どうやらカメノコハムシの類を捕らえたようですね。

甲虫の装甲も、これらの吸血アブ(?)の前ではほぼ何の役にも立ちません。あなおそろし。

一昨年の狭山丘陵では、確かシオヤアブがマメコガネを襲っているシーンを撮りましたね。






近くに位置する生田緑地は毎年ナナフシが多く発生するスポットですが、

似たような環境を有するこの公園でも幼虫を何匹か見かけました。


木の枝などと違って周囲がすっきりしている園路の手摺は、昆虫等の姿を見つけやすく

本来であれば要チェックのポイントといえるでしょう。実際、ちらと目を向けるだけでも

色々気づくものは多いです。無論、同じくらいあるいはそれ以上にケ●シに気づいてしまうので

私にとっては酷極まりない話でもあるのですが、これも公園の真の生態系を知るため。

たびたび寒気を感じながらも目を逸らさないようにして散策しました。その結果……。↓






なんと、金色に輝く美しいテントウムシが!


……実際は黄色なのですが、フラッシュの光の当たり具合のためか金色に見えます。

ただ、ほのかに金属光沢を持っているのも事実ですので、少なくともキンランよりは金色かも?

名前はムーアシロホシテントウ。こんな名前ですが日本在来種です。


遭遇率 … 3

インパクト … 1

美しさ … 4

俊敏性 … 2

写真だとわかりにくいでしょうが、実は非常に小さなテントウムシで

全長はせいぜい5~6mm程度といったところ。目立つ色とはいえ見落としがちです。

数自体は、ナナホシテントウのような普通種と比べればもちろん少ないものの

首都圏内でもそれなりには見かける機会がある模様。

ササやエノキの葉などの上によく現れるらしいので、チェックしてみるといいでしょう。

その美しさゆえに、見かけるとちょっとだけ幸せな気分になれる……はず。






やばい!逃げて~!!!(>_<)



……結局クモの方が気付かなかったの腹一杯だったのか、

無視してどこかへ行ってしまいました。一安心。



強風が吹き荒れる中でも結構な数の昆虫が確認でき、山野草の数・種類もなかなかのもの。

交通の便はやや難ありですが、決して遠くはないので今後もコンスタントに訪ねてみたいところ。

また一つ、魅力的なスポットがラインナップにならびました。



【5/4 東高根森林公園で撮影した生きもの】

鳥類・・・エナガ、カルガモ、キジバト、シジュウカラ、ヒヨドリ

昆虫類・・・アオメアブ、アカスジキンカメムシ、キマダラカミキリ、クロヒカゲ、コアオハナムグリ、コジャノメ、コミスジ、シオヤアブ、スジグロシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ナナフシ、ハナグモ、ヒカゲチョウ、ムーアシロホシテントウ、ヤブキリ、ヨコヅナサシガメ、ワカバグモ

その他・・・アメリカザリガニ

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この手の里山をぶらぶら歩いていると、

田んぼの方からカラカラコロコロと無数の鳴き声が聞こえてきますよね。

少しでも散策したことのある方なら覚えていらっしゃるでしょうし、

その正体が何者なのかご存知の方も多いことでしょう。


鳴き声は嫌というほど聞こえてくるのに姿が一向に見えないので

春の生きものめぐりにおけるストレスの一因となることも多々あります。




 

すっかり緑が濃くなった谷戸空間。

右写真で咲いているブルーの花は、多分カキツバタです。

(ハナショウブだったらごめんなさい)




ハルジオンにやってきたアオスジアゲハ

静止したアゲハを撮るには、花の近くで張り込むのが一番です。

なお、チョウによって吸蜜対象が微妙に変わるので、その点は要注意。




コガタルリハムシがいました。これまた本ブログでは新顔ですね。

つーか今年の新顔、ハムシばっかりになりそうな勢いです。


遭遇率 … 3

インパクト … 1

美しさ … 3

俊敏性 … 2


大きさはせいぜい6㎜程度といったところでしょうか?

色は濃い藍色一色で、金属光沢があります。

サイズは小さいけれど葉っぱの上などにいれば割と目立つかもしれませんね。






池の畔に、カイツブリの巣がありました。

ちゃんとカップルで使用していうようです。浮いている方がオス、巣にいる方がメスね。


ちなみにカメラを買って5年以上になりますが、

この鳥が陸地に上がっているシーンは未だに見たことがありません。

(写真は浮巣なので陸とはいえませんし)






おお、タマゴが2つもありました。

間に柵があるのでそもそも絶対近付くことはできないのですが

それでも刺激しないよう、音を立てずにそっと撮影しました。

(まあ、それでもさすがに気づかれているとは思いますけれどね)






タマゴを温め続けるメス。

邪魔しちゃまずいので、ここいらで撤退します。




深い池以外にも、ここには谷戸らしく小川と田園があります。

要するに水環境に多様性があるということですね。

写真は、田んぼに隣接した小川で見つけたスジエビです。2匹写っていますね。




あれ?小さな水たまりにカラカラコロコロの鳴き声の主が出てきましたよ。

こうやって視界に入ってくることは滅多にないのですが、油断して逃げ遅れたんでしょうかね。


里山においては普段は泥の中にかくれているため、外から見ていてもまず気づけません。

もちろん土を掘り起こしでもすれば見つかるんでしょうが、人様の田んぼでそんなことをすれば

マナー違反を通り越して犯罪行為なので絶対厳禁です。

田んぼ以外では植物の葉の上などに出てくることもあるので(2年前に撮影した時もそうでした)

鳴き声を頼りにそちらで探してみるのが一番いいかもしれません。




上の間抜けな個体を手に持ってみました。

シュレーゲルアオガエルですね。アマガエルによく似ていますが、全身が完全に緑で

アマガエルにあるような黒い過眼線がありません。大きさはこっちの方がやや上かな?


なお、皮膚にがありますので、本来ならフリーハンドで直接持つのはおススメできません。

毒性はかなり強く、触れた後の手で目をこすったりすると激しく痛み、

場合によっては失明することもあるらしいです。お子さん連れの方は特に要注意!

持った後は必ず手をよく洗うようにしましょう。






超クローズアップ版。

皮膚表面のヌメヌメ感と超微細なイボイボ感が両方表れています。


なお、臆病な引きこもり体質かと思いきや、

こんなふうにフリーな状態でもなかなか逃げ出そうとはしませんでした。

単に恐怖で硬直しているだけなのかもしれませんが、表情からはその辺の感情は読み取れません。






一通り観察・撮影できて満足。

ひき続き好きなだけ引きこもらせてあげるために、近くの足場に下ろしてあげました。


その後10分ほど席を外してもう一度確認しに戻ってきたら、同じ場所に留まって鳴いていました。

上述の表に出てきちゃった件も然り、単にコイツが面倒くさがり屋なだけなのかもしれません。

目も眠たそうだしね(それは本種の共通事項でしょうが)。




ちなみに田んぼや泥濘では、表に出てきてしまうとこんなに目立ちます。

これでは外敵に見つかるのも時間の問題ですので、普段引きこもっているのも頷けますね。


余談ですが、カエルが鳴く理由の一つに異性へのアプローチがあるそうですが

どんなに鳴いても土中から出てこないこの連中は、どうやって異性と出合っているんでしょうか?




【5/13 寺家ふるさと村で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、カイツブリ、ガビチョウ、カルガモ、コサギ、ムクドリ

昆虫類・・・アオスジアゲハ、アメンボ、エンマコオロギ、クロウリハムシ、クロヒカゲ、コガタルリハムシ、シオヤトンボ、ヤブキリ、ヤマトシリアゲ

その他・・・アカミミガメ、シュレーゲルアオガエル、スジエビ、ニホンカナヘビ、ミミズ

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