■美奈見の湯閉店の真相 | 銭湯再生請負人が銭湯から地域活性化

■美奈見の湯閉店の真相

2014年4月より弊社にて運営を開始した

大田区中央1丁目の美奈見の湯は3月31日をもって閉店いたします。


1月19日店頭に「閉店のご案内」を貼り出して以来、

お客様から存続を求める温かいお言葉を連日いただいております。


「水道水」「重油」「サウナは電気」という光熱費負けする銭湯でありながら、

(LEDや太陽光等の省エネ対応はなしの施設です)

月間一万人ものお客さんにご来店いただける店舗にすることができ

銭湯再生という観点では満足しております。


「美奈見の湯」の盛況を近隣が廃業したら・・・という声もございましたが、

2014年の数字は検証不能ですが、

近隣廃業のない2015年も大きく数字を伸ばしました。

(2014年の高い実績からさらに伸び月1万人まで到達)


特に朝風呂は・・・・

2014年4月26日にスタート。

スタート月の4月は19人/日の来店者数。

これが今では100人/日近くまで伸びてきております。


何をしたか?

「のぼり」を店前に立てたのと、

朝は風呂セットを無料提供にして出勤前に手ぶらで来て下さい。

という運営側の気持ちを出しました。

あとは、銭湯の基本ともいえるお客様への感謝。

自宅に風呂があるのにわざわざ入浴にきてくださる。

ここに感謝しよう。という気持ちをフロントスタッフが態度で示してくれました。


ホントにこれだけで19人が100人になったのです。


ではこのような繁盛店を何故閉店するのか?

最大の要因は「水漏れ」です。


お客さんで気が付いている方もいらっしゃると思いますが、

お湯が減るのです・・・・・・。

満水にして溢れさせたお湯が何もないのに減っていく・・・・・。


修繕すればよいだけのことですよね。

しかし、配管が壁の中を伝い地下にいっている構造なので

修繕するためには壁を壊さなくてはなりません。

壁から水が常に沁みだしているので壁の中の配管から漏っているのは明白です。


弊社の持ち物ではないので、壁を壊して修理することはできません。


ということで・・・・残念ながら閉店

(賃貸契約の更新をしない)

という結論になってしまいました。


でも毎日来てくれるお客さんに・・・・・・

次のプランも考えております。


まずは閉店理由のご報告まで。