先日のAKBの総選挙。
毎年「またやってるなー」と思いながらも
ついつい見てしまう方も、意外と多いのではないかと思います。
かくいう私もその一人で、
AKBの大ファンというわけではないのですが、
総選挙のときの彼女らのスピーチには、いつも学ぶことが多くて
ついつい気が付いたらじーーーっと見てしまいます。
先日の総選挙も高橋みなみさんのスピーチを聞きながら
こちらの本を思い出して、久しぶりに手を取りました。
エースと呼ばれる人は何をしているのか/サンマーク出版
¥1,512
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著者は、宝塚歌劇団やAKB48、モーニング娘。などの
ダンスプロデューサーをされている夏まゆみさんです。
この本は、夏さんが数々のアイドルたちを指導してきて
エースとなるような存在は、何が違うのかを綴っておられます。
「アイドルはビジネスマンにとって最高の教科書」
とはよく言われることですが、
若くして人目に自分をさらしながら、自らを高めていく彼女たちには
本当に学ばされることが多いと思います。
彼女たちの進化のプロセスを真横で見てきた夏さんだからこその
視点も多くて、この本は本当に勉強になります。
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<印象に残ったフレーズ>
「エース」とは自分自身の実力や魅力を、
発揮するべき場所で十分に発揮し、輝いている人のこと。
つまり、誰でも「エース」になれるということ。
その点で「エース」と「センター」は全く異なる存在なのです。
エースになる人には、「エースの資格」とも呼べる共通点がはっきりとある。
高橋(みなみさん)は、人の話を聴くときの姿勢も、文字通り「前向き」でした。
横並びのメンバーのなかで、
彼女だけがグッと前に出てきているような印象を受けるのです。
このような前向きさは、人の「達成力」を高め、実現のスピードを速めます。
エースとなる人は、ふだんは経験やプライドで身を固めていたとしても、
必要とあれば即座にリセットして「ゼロ」になることができる。
よいプライドは自分を美しく、
悪いプライドは自分を醜くする。
夢を公言することは、自分の「本心」を試すことでもある。
「有言実行」と「不言実行」のどちらを採用すべきかは、
そのときどきの状況や本人の性格によって異なる。
大きなチャンスを呼び寄せたいとき、自分を追い込みたいとき、
自分の気持ちを確かめたいときは、どんどん夢を口に出すといい。
何かつらいことが起きたら「また成長しなきゃいけないのか!」と考える
一流の人ほど休憩時間の使い方が一級品
自分に辛苦をもたらす人間こそ、自分を成長させてくれる恩人
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エースになる人の思考や習慣についてもとても勉強になりましたが
前田敦子さん、安倍なつみさん、後藤真希さんなど数々の芸能人の
エピソードが更に刺激になります。
あと、本当に多様な価値観を持つ人たちを
たった一言の言葉でやる気にさせたりまとめたりする
夏さんの言葉の選び方、フレーズもとても刺激になるものばかりでした。
これはぜひうちのスタッフみんなにも読んでもらいたいな。
読みやすいし。