マトマイニを夜の8時に出て、この後も10時まで調査を続けると
いって去って行った。ご苦労さん。
ストでスタートが遅れた国勢調査が、2日後にマトマイニにやって来た。
聞き取り調査は私から始まった。名前、年齢、国籍、学歴を始め、様々な質問をする。家畜の数まで聞く。滞在中の暁子さん、茉理奈さん、訪問客である福岡YMCAの齋藤先生グループの名前と年齢も記録する。
私が終わって、あとは宿直のモニカにバトンタッチした。モニカが、子ども達や外出中のマーガレット、アン、ポールの代わりに答えた。所要時間は、私が50分、モニカが1時間。マトマイニで2時間近く費やしたことになる。
お客様を含めたマトマイニの人口はわずか30名。その調査に3人がかりで2時間!この調子で調査が進むとしたら、ケニア全土約4千万人対象の国勢調査が終わるのはいつになるのか、想像がつかない。スラムやサバンナでは、どうやって調査するんだろう?
調査は月末で終了するそうだ。調査結果はやがて厚い本になって発行されるが、内容はあまり信用できないなあ。