マトマイニ・チルドレンズ・ホーム

~サバンナの国でマトマイニ(希望)を育てる~孤児院の子ども達の生活や周りの自然と人々の暮らしを綴る院長のブログ

ケニアから日本のあなたへ伝えたいこと

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donald

ドナルドの目の手術は、右目を終えました。

今のところ順調に回復に向かっているようです。

ただし、この手術の日、ドナルドには別の災難が

降りかかってきました。また書きます。

 

再度ご案内します。浅草公会堂バザー!

第46回 一隅を照らす運動 東京大会

日時:平成28年6月23日(木)正午開場・午後1時開会 

場所: 浅草公会堂 入場無料

法要: 導師 輪王寺門跡 寛永寺住職  神田秀順 大僧正

天台宗東京教区寺院他

講演: 演題 「比叡山の修行と伝教大師の御心」 

宮本祖豊師 比叡山円龍院住職 比叡山居士林所長

 

**同会場で、マトマイニの会の皆さんのご協力を得て

フェルトアニマルの即売が行われます。ご自由にお気軽にどうぞ!

 

****************************
 以下の記事を書いたのですが、ネットの繋がりが悪いため、3日間Amebaが開けませんでした。日曜の夜、、政府側と野党側が話し合うことになりデモは解除になりました。しかし、問題は解決していないため、総選挙に向けての騒ぎは続くと思われます

6月は危険な月。イスラム過激派グループがラマダン期間中にテロ実行の声明を出している。

 

それに加え、ケニアでは来年の総選挙の混乱の前兆のような出来事が続いている。

 

IEBC(選挙管理委員会)の組織改革を要求する野党CORD連合による抗議デモが行われ,一部デモ隊が暴徒化して治安当局と衝突し,負傷者が発生した。

 

6月6日(月)の抗議デモでは,タイヤの放火,道路封鎖,及び暴徒化したデモと治安当局との衝突等によりナイロビ市中心部のビジネス街が一部閉鎖となる事態に発展した。また,地方でも,2名の死者と多数の負傷者が発生する等(キスム郡),大混乱が生じた。

この混乱に乗じた一般犯罪も増えている,特に外国人を狙った強盗事件が連続発生し、米国人や中国人が銃撃され,死亡したり重傷を負った。

野党側は「平和的なデモ行進に対し警察が挑発するから暴動になるんだ。政府側と話し合いたい」と主張し、「政府が話し合わないなら、木曜日もデモを強行する」と言う。

 

政府側は「デモは違法である」と話し合いには一切応じない。ずっと平行線のままである。

 

デモは毎週月曜日に行われるため、「月曜日は街に出ない」が合言葉になっている。政府も「月曜日は外出を控えるように」と呼び掛けている。

 

月曜日は「涙の日」と呼ばれている。催涙ガスによる涙である。

 

来週から月曜と木曜の週二回、「涙の日」があるのだろうか。私ドライアイだけど、ホント泣きたいよ!

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mamakoi

毎週土曜日、羊毛加工部門は、原毛を洗う仕事で忙しい。この部門を仕切っているのは、

ママコイことルーシーさん。3人の子どもを持つおかあちゃんです。

 

「天台宗東京教区の一隅大会では、今年もマトマイ二の会として出店が決まりました。」と、浅草の金蔵寺ご住職の藤田泰道先生から、嬉しいメールが届いています。

 

毎年6月には、浅草公会堂において、天台宗東京教区主催の「一隅を照らす運動 東京大会」が開かれ、その会場でマトマイニの活動紹介と、フェルトアニマル販売が行われます。

 

以前、ナイロビ日本人学校で教鞭を執っておられた藤田先生・いずみ夫人の周りには、行事の度にボランティアとして駆けつけて下さる方々がおいでになり、「マトマイニの会」として支援して下さっています。

 

大きな声援を受けて、工房のママ達も、品質向上に取り組んでいます。アニマルの種類も増えました。

 

ここケニアの6月は、イスラム教のラマダン月に当たり、テロの脅威が増し、特に警戒するように注意喚起が出ています。

 

しかしながら、ママ達は、何とかして今夜の夕食のトウモロコシを用意しなければなりません。明朝子どもを学校に送り出さなくてはなりません。フェルトアニマルの売り上げには、切なる思いが込められています。

 

どうぞ、気軽に立ち寄って、アニマルを手に取ってみて下さい。ママ達が懸命にドゥンガドゥンガ(チクチク刺すこと)している姿が浮かんで来るのではないでしょうか。

 

 

 ご案内

第46回 一隅を照らす運動 東京大会

日時:平成28年6月23日(木)正午開場・午後1時開会 入場無料

場所: 浅草公会堂

法要: 導師 輪王寺門跡 寛永寺住職  神田秀順 大僧正

天台宗東京教区寺院他

講演: 演題 「比叡山の修行と伝教大師の御心」 

宮本祖豊師 比叡山円龍院住職 比叡山居士林所長

 

**同会場で、フェルトアニマルの即売が行われます。ご自由にお気軽にどうぞ!

 

** 今回は、特別ご支援のお願いがあります。ドナルドの目を救って下さい。

マトマイニのドナルド(推定17歳、セカンダリースクール2年生)が、「円錐角膜」と診断され、今、手術しなければ、両目の視力を失ってしまうと言われました。眼科で最も権威のあるライオンズ病院で手術を受けます。ライオンズクラブが開設したこの病院は、開設当初は孤児院の子は無料で治療していましたが、後に他の私立病院と同じになりました。

 

ケニアには保険制度はありません。手術代は日本円で15万円ほどですが、手術後も何回も通わなければならず、今後、いくら費用がかかるかわかりません。

 

ドナルドの話は、またあらためて書き綴っていくつもりですが、バザーの売り上げは、ぜひドナルドの目のために使わせていただきたく、前もってご理解とご協力をお願い申し上げます。

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martin

マトマイニのダイニングは、映画「風に立つライオン」の撮影現場。

マーティンが壁に描いた絵。上手でしょ?

 

4月のブログで、普段は学校の寮に住みマトマイニに居ないドナルドとマーティンが休みに帰って来て、料理や皿洗いも含め、真面目に手伝いしている話を書いた。

 

そのマーティンのこと。

 

昨年1月、小学8年を修了したマーティンは、「サッカーの特待生として、A校に進学します」と、意気揚々マトマイニを出て行った。

 

ところが2ケ月後に突然帰って来て「選考の時、病気になったのでA校はダメでした。他の学校に行きたい」と言う。

 

それを聞いて、誰も信じなかった。「きっと長い間どこかウロウロしていたんだろ。嘘つきだ」と。

 

事の真偽を確かめる為、ソーシャルワーカーのジェリーを遠いキタレの町に行かせた。

 

話は本当だった。薬代でお金を使い果たした彼は、帰りのバス代もなく、路上で寝るしかなかった。用務員さんが同情して学寮の片隅に寝泊まりさせてくれ、お礼に学校の掃除や庭仕事を手伝った。やっと僅かのお金を工面して、バスを乗り継いで帰り着いたのだった。

 

事情が分かったものの、進学先を探すのは非常に難しく、私は途方に暮れた。

 

そんな時、「マーティンという少年はいますか」と教会の牧師さんがマトマイニにやってきた。

 

「偶然バスで隣に座った者です。話してみると、彼の真摯な態度と将来への熱い思いに心を打たれました。私に出来ることはないですか?学校を探しているって?よし、知っている学校に紹介しましょう」

 

話はトントン拍子に進み、めでたくマーティンは進学した。今そのセカンダリー・スクールの2年生である。

 

一度地に倒れて、何かを掴んで立ち上がった、16歳の少年の未来や如何に。

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古希

今年2月、マトマイニにて古希を迎えました。

 

4月末、春の叙勲が発表され、旭日双光章という栄誉を賜わりました。光り輝く美しい勲章です。身に余る光栄です。

 

5月12日の外務省での伝達式及び皇居における天皇陛下拝謁を滞りなく終え、無事にケニアに戻りつきました。

 

誰一人知人もなく同伴者もいない私でしたが、控室で隣席の紳士が「菊本さん」と声をかけて来られびっくりしました。

 

2012年、TICAD Vに向けてアフリカ報告特集の取材でマトマイニを訪問され、「和製リトル´マザーテレサ ナイロビの菊本照子さんの人生を追う」という、とても気恥ずかしいタイトルの記事を書かれた、国際開発ジャーナル主幹の荒木光彌氏でした。

 

外務省でも皇居でも、待ち時間の多い日でしたが、ケニアの話に花が咲き、一日中ずっとご一緒しました。

 

皇居では、一生に一度の機会ですので緊張しましたが、天皇陛下は,1983年、皇太子ご夫妻としてケニアをご訪問された時、当時勤めていた日本大使館の同僚と小さな日の丸を振って歓迎して以来の、「拝謁」でした。

 

ケニアのスラムの極貧の人々と共に草の根の活動を続けて来た私が叙勲対象となるなど、文字通り「有り難い」ことだと、胸が一杯になりました。斜め前に羽織袴の方がおいでになり、よく見ると北島三郎氏でした。

 

70歳の私がケニアに住んで35年の節目の受章、今後の活動への新たな出発としたいと思っております。

 

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スーザン

フェルト作品のお買い上げは、貧しいママ達の生活を

支えます。「子どもが学校に行ける」大きな喜びに繋がります。

 

14日(土)に開催された天満教会でのフェアートレードショーに続き、あちこちでマトマイニのフェルト工芸の展示・即売の企画が進んでいます。

 

熊本地震が収束してない状況の中で、夏が近づくこの時期に「フェルト=あったか~い」のイメージで、売れ行きは伸び悩むかも知れません。

 

作品を通じて、ケニアの貧しいシングルマザー達が懸命にものつくりに取り組んでいる姿を知っていただければ幸いです。手に取ってみていただければ、きっとママ達の心意気が伝わって来るはずです。

 

以下、2つのイベントをご案内します。

 

①京都堺町画廊にて 

*「マトマイニのフェルト動物展」

*5月18日(火)と19日(水)11時~19時

18日のみ 菊本照子の話「ケニアから日本のあなたへ伝えたい
          こと」

1回目14時~ 2回目19時~

参加費1000円(カンパ) ケニアティを飲みながら話を聞い
         て下さい。

*会場: 堺町画廊 京都市中京区堺町通御池下る 

*お問い合わせ: 堺町画廊 Tel:075-213-3636

⇒ http://sakaimachi-garow.com

 

②茅ケ崎touch is love JEANS storeにて 

*「ケニアの子ども達支援」バザール 

*5月21日(土)と22日(日)11時~16時

*会場:touch is love JEANS store 茅ケ崎市共恵2-3-37

*お問い合わせ: ショップ・ポレポレ 坂部様

Tel:0467-82-2199/090-9396-5524

⇒ facebook : shop pole pole

 

*茅ケ崎のバザーでは、フェルト工芸の他に、サイザルバッグ、紅茶、ナッツなど、アフリカンパワーあふれる楽しいグッズが揃っています。ぜひ、遊びにお出かけ下さい。

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「マトマイニ謎の動物」の正体は、黒田先生からのメールで、ツリー・ハイラックスと判明しました。有難うございました。

 

湯布院町の茉理奈さんからは、皆さんの助け合いが「すごい」とメールが届きました。この地域力、ケニアには、特にマトマイニ付近には、ほとんどないもの、うらやましい限りです。

 

さて、Music Activist SHIHOさんが、以下のイベントに参加されます。主宰のAcchaさんの案内を、紹介します。

      

世界フェアトレード・デー in Accha
~日本で、世界で、わたしができることをしたい~
    Music Activist ”shiho ” さんによる歌と語り

日時 5月14日(土)13:30~16:00(開場12時)

会場 天満教会 大阪市北区天神西町4-15 
   地下鉄「南森町」徒歩5分
参加費  500円
内容   * Musik Activist ”shiho”(宗野志帆さん)の歌と語り

ニューヨークで
RBJAZZを中心に様々なジャンルの音楽を学んだshihoさんは、音楽ボランティアをはじめ発展途上国への支援活動をされています。東日本大震災の被災地支援では、未来を生きる子どもたちのために合唱曲を作り、歌と訪問の活躍。shihoさんの素晴らしい歌声をぜひお聴きください。

** マトマイニのフェルトアニマルも販売致します。
 ** ご参加されたみなさまと交流 
 

尚、当日はお野菜、クッキー、パン、コーヒーなどの展示販売も行いますのでお買い物袋のご持参を宜しくお願い致します。
 
5月の第2土曜日は<世界フェアトレード・デー>、5月はフェアトレード月間。5月を機に世界中でNGO団体をはじめ、生産者、お店屋さんなど、フェアトレードに関わる多くの人たちがフェアトレードを広め深めるイベントを展開いたします。

acchaでも、みなさまとご一緒に、楽しいお祭りに、知って学んで、語って、のイベントにと考えています。みなさまのご参加を心からお待ち致してます。―フェアトレードの店Acchaの通信をご覧下さい―

shiho

昨年7月、SHIHOさんはマトマイニを訪問されました。

卒園生のワンジルと彼女の家族と一緒に。

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4月が過ぎて行きます。永らくブログを更新せず申し訳ありません。一時帰国して、私用公用(主に私用)でアタフタしている間に、熊本大地震が起き仰天してしまいました。

 

何かとゆかりの深い九州の地には、知人友人、かつて交流がありながら、いつしか疎遠になった方々もおいでです。被災された地域のみな様に心からお見舞い申し上げます。

 

先月14日の最初の大きな地震の直前にメールを差し上げた黒田先生・睦美夫人、不安な日々を過ごしておいでではないでしょうか。見ていただきたいと思っていた、マトマイニの謎の動物の写真が届きましたので、パソコンを開ける状態かどうか分かりませんが、載せておきます。

 

昨年、旧知の茉理奈さんのお世話で訪れた大分の湯布院町。フェルトアニマルを送付したばかりです。美味しいパン屋として人気のある「アーゴス」さんに置いていただいているアニマルは、「ヨーロッパからのお客様が買って行かれました。湯布院町からも世界中に飛び立っています」と茉理奈さんから報告が入った矢先の大地震です。昨日、湯布院町は震度5強とか。みな様ご無事でしょうか。

 

一方、ケニアの日本大使館からは、テロの脅威や一般犯罪の増加など、治安悪化の情報が来ます。

 

マトマイニ付近は、ナイロビ国立公園から抜け出たライオンが徘徊しているとの噂も聞こえてきました。

 

いつどこで何に出遭うか分からない世の中、サバイバル術を身に付けたいと思っています。

 

animal

マトマイニのアカシアの樹に出没する謎の動物。

―写真撮影はアヤさん―

 

rabbit

湯布院町「アーゴス」さんのマスコットのうさぎさんのイメージをフェルトで作ってみました。

うさぎさん、地震にめげず店頭でお客様をお迎えしているのかな?

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昨日、カナダの友人から「オーダーしたアニマルたちが届いたわ。ここでは、紫が人気なのよ」とメールが来ました。ケニアを発つ前、紫一色の象、きりん、さい、イボイノシシ等を注文通りにママ達に作ってもらいました。紫色を出すのは、青と赤の染料を混ぜて染めるため、同じ色を出すのがとても難しく、「紫の濃淡にクレームがつくかな?」と心配しましたが、気に入ってもらったようで、ホッとしました。大きなサイズの紫のイボイノシシなんて日本では売れそうにないな、と思いますが、皆様のお好みの色は如何でしょう? なるべくご希望に沿える様、努力しますので、お申しつけ下さい。

warthog

僕たち、イボイノシシです!

さて、4月5月は、日本各地で、支援者の方々を中心に様々なイベントが企画されているようです。

 

以下、ご案内いたします。

 

423日、町田の山里のイベント「小野路やまいち」にて、支援者の方が、マトマイニのフェルトアニマルを持って出店される予定です。

 

町田・多摩方面の方、お時間ありましたら、気軽に立ち寄ってみて下さい。

 

 

イベント:「小野路やまいち 2016
店名:水出しコーヒー屋さん「休みの国」です。


開催日時:2016423日(土) 雨天の場合は、翌日24()

開催時間:10:3016:00
開催会場:家具工房 KASHO & やまの広場 (町田市小野路 2284-1)
アクセス:小田急線鶴川駅からバスで10分余。バス停 「下堤」(シモツツミ)。

小野路公園そば。


問合せ先:小野路やまいちの会 事務局
      
195-0064 町田市小野路2284-1 家具工房KASHO
        
050-5580-7133 

mailonojiyamaichi@gmail.com

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セカンダリー・スクールが休みに入って、ホームに
返ってきたビッグ3 ドナルド、ジェームス、マーティン。

マトマイニの経費の中で大きな比率を占めているのが、セカンダリー・スクールに進学した大きい子の学費である。ボニー、ドナルド、マーティン、ダイアナ、そして今年から加わったジェームスを含めた5名。

 

孤児院は、原則的に8年の小学校の支援をする施設で、それより上の高等教育の支援は「予算外である。不真面目な者に対して学費の援助をするゆとりはない」と、私はいつも言っている。「でも、頑張る者に差し伸べられる手は必ずある」とも言っている。

 

「昨日、一学期が終わり、ドナルドとマーティンが帰って来ました。何と、2人は料理や皿洗いも含め、台所仕事を全部引き受けると申し出たのです。涙が出そうです」これはアヤさんのメール。

 

「ドナルドとマーティンは実によく働いています。他の子も見習って欲しい」これは修三のメール。

 

書いてないが、ジェームスも教室で算数や理科を教えているはずだ。

 

以前、大きい子が帰って来ると、無断外出したり遊びに出かけたりして、決して「いい見本」ではなかったが、今回は立派な先輩としてふるまっているようだ。

 

特にマーティンの成長ぶりには、スタッフがみな、感嘆の声を挙げている。

 

思い出すのは、一年前のこの時期に、マーティンが味わったどん底の苦しみ。絶望の淵から希望の灯りを求めて這い上がろうとしていた時に、進学支援を決めた。彼の決意は行動に現れ、周りに良いインパクトを与え始めている。その話を次のブログで紹介したい。

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スティーブン
左のスティーブンと真ん中のスーザンはクラスメイト。

3月末、日本に一時帰国し、現在、大阪に滞在している。

 

ケニアを発つ寸前、マトマイニにスティーブンという新しい男の子がやって来た。ナケール小学校の7年生で顔なじみの子だから、あまり違和感もなくすんなりと受け容れられているようだ。

 

スティーブンが入る前に、スタッフ会議を開いた。会議の終わりにソシアル・ワーカーのジェリーが、「子どもが寝るマットレスが古くなって傷みが激しいので、新しく買い換えたい」と提案した。出発を目前にして予算を組むゆとりがなかったので、「新しいマットレスを買うのは、私が日本から帰って来るまで待って欲しい」と言った。

 

「でも、新しい子が入って来るなら、せめてマットレス一枚だけは買い足さなくてはいけないわね。」

 

会議が終わりランチを済ませて、スタッフも子どももそれぞれリラックスした昼下がり。眩しい陽光の中を一人の訪問者があった。見れば若いケニアの女性だ。きっと仕事を探しているに違いない。「ここには仕事はありません」と門前払いをしようと思って立ち上がった時、ふと彼女が手に持つ何か大きな荷物が目にとまった。

 

「お邪魔してごめんなさい。私はナイロビの銀行に勤めている者ですが、これを寄付したいと思って立ち寄ったのです。」

 

それは新しいマットレスだった。

 

そっと微笑んで名前も言わず立ち去った女性。見送った後、カマンデが嬉しそうにつぶやいた。

 

「さっきの会議の話を、きっと神様は聞いておいでだったんだよ。」

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