舞と諸行無常。 | JEWEL Design Life★SCARA Blog

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Jewelry artist/Designer&Dance performer


今日は、暖かな冬の日^^

なんとなく春の気配を感じました。。

夜はさすがにまだまだ寒いですがw


さっきバルコニーに出ると

ふと白い何かが空から降ってきて

何だろう…と思いつつ…


白い雪が舞う景色

白い桜が舞う景色

白い灰が舞う景色


を想像してみた。。


雪、桜、灰。。


降る雪は何かに触れてとけるまでの儚い舞姿。

桜吹雪は枯れて散った花びらの最期の舞姿。

灰は燃えつきた器、塵、存在の残像のような舞姿。


どれも美しい舞姿だと思いつつ…

次回の自身の舞いのテーマと重ね合わせながら

魂が燃える美しさ、燃え尽きる美しさ、諸行無常の美しさ…

についていろいろ考えました。。


そうそう、諸行無常と言えば…

私は平家物語のこの冒頭が好き。


祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。


この一節は、「耳なし芳一」で

琵琶法師が語るのでも有名ですが

小さい頃、小泉八雲の「耳なし芳一 」を

読んだ時は、かなり怖かった^^;

だけど、何故かず~~と心に残っていて

今、改めて読み返してみると

美しくも感じるところもあり…


芳一は「鬼神も涙を流す」と

言われるほどの琵琶の名手で

その語りの技は、聴いている

平家の亡霊たちの肉体を揺さぶった…

なんて、とっても魅惑的で、

鬼神や器のない魂の者達の肉体を

揺さぶる語りとは…

どのようなものだったのかと、

何やら魅力を感じづにはおられません。。

気になります☆




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