蛍光鉱物。
まずは琥珀から。
琥珀の英名、Amberはアラビア語の「كهرمان (アンバード・・・アラビア語なので左の単語は右側から読みます)」によります。意味は龍涎香で龍涎香の香りと琥珀の香りが似ていることと、海で採集される(龍涎香は鯨由来なので)ことなどから混同されたものと思われます。
カフェでは人工琥珀のワークショップをしています。
ここで使用している松脂も蛍光します。また、ミニチュア試験管に入れている琥珀の小さな欠片も蛍光します。ただし、白っぽい青緑色であまりきれいではありません。
(この蛍光はカフェでご覧いただけますほか、11月27日販売予定の人工琥珀キットや販売中のミニチュア試験管入琥珀標本にて、ご確認ください)
今回は蛍光が美しいものを3つ、ご紹介します。
バルト海産
4~5千年前のマツ科の針葉樹の樹液から揮発成分が抜けて硬化したものです。
表面を研磨したものです。
透明度があるので、結構きれいです。
販売分
A(左)
B(真ん中)
C(右)
追加アップです
個別指定でDとFとHはきれいに透明度のある蛍光です。
EとGとJは不透明に見える表面からの蛍光。
蛍光もやや弱いです。
I の蛍光はかなり弱いです。
スマトラのブルーアンバー
スマトラのブルーアンバーは蛍光が美しい青色で、価格もお手頃なので人気があります。
販売分
追加アップです。
アルファベットを書くのを忘れました。
上の段左より、E、F、G、H、I。
下の段左より、J、K、L、Mです。
明るい処で白い紙の上に乗せたままなので、わかりづらいですが、こんな感じの蛍光です。
ドミニカのブルーアンバー
ブルーアンバーといえばドミニカ。
琥珀は年代が古いほど価値があるとされている中で、ドミニカのブルーアンバーは特別です。
年代は2~3千年前ですが、その質と何より蛍光色が美しいため、高値で取引されています。