球体研究室/CrepuscularRay | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

ステルクララという空想の世界にある町に、球体研究所という施設があります。


球体研究所所長のヴォーレンダング氏は、かつて宇宙飛行士として活躍していました。
宇宙船の円い窓から漆黒の闇に浮かぶ丸く美しい星々を眺めるのが、氏の唯一の愉しみでした。
そんなある日、宇宙船の中で青色珈琲を飲んでいた時、思わずカップを落としてしまったのです。 無重力空間でのことですので、「落とす」という表現は適切でないかもしれませんが。
その時、カップから飛び出した青色珈琲の液体がそれは素敵な青色球体となって、氏の周囲を回ったのです。
「球体とはなんと美しいものなのだろう……」
その時あらためて、氏は思いました。

やがて宇宙船を降りたヴォーレンダング氏は憧憬の球体について研究をするために『球体研究所』を設立し、世界中から球体を集めています。 (ステルクララのエピソードより)


そんな妄想の主人公のヴォーレンダング氏は一人でステルクララの町で暮らしていて、宇宙で一人暮らしをしていたこともあり、一人は苦にならないのですが(逆に天真爛漫すぎる子供の遊ぶ声や、街角で楽しそうに立ち話をするおばさんたちの声が苦しい時があるくらい)、時々、一人が苦しくなることがある、おじさん・・・・おじいさんです。


ヴォーレンダング氏をからめたエピソード付のマーブルは、久しくアップしていなかったのですが

このたび、アメリカからきれいな縞々のマーブルが届きました。



天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay

濃い青色に白い雲のような流れが入ったマーブルです。




天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay


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直径は約16mmくらい。



天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay

ステルクララのエピソードとしては天使の梯子とも呼ばれる薄明光線をマーブル化したもの。


友達も少ない氏が、最近元気のない、ステルクララ天文台の館長が元気になるようにと、お守り代わりに作ったという設定。



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