右水晶と左水晶の判別道具を仕入れているやまもとさんから、スピンサリスコープが届きました。
これはシンチレーションを観察できるモノでつまり、シンチレーターです。
シンチレーションは光が点滅するという意味なので、よく、星の瞬きなどに使われる言葉ですが、これで観察できるのはヘリウムの原子核(アルファ線)がその運動エネルギーを失う瞬間。
シンチレーターは電離放射線(粒子線)が蛍光体に衝突した瞬間に発する蛍光を輝点として観察するものです。
使い方はきららの学校にアップしました >>きららの学校「シンチレーションの観察」
原子核レベルでの現象なので、ごくごく微弱な光ですから、観察にはちょっとコツが必要なのです。
ただ、観察に成功すると、暗闇の中で線香花火のような光があちこちで点滅しているのを見ることができます。
この1つの輝点は数十ミクロンの蛍光体粒子がヘリウムの原子核の運動エネルギーを光に変換したものなので微弱なのは仕方がないのですが、核エネルギーなわけなので、大きくなれば恐ろしいことではあります。