家裁調査官として多くの著書があり
発達障害と非行研究の
日本におけるパイオニアである藤川洋子氏が
2002年、東京家裁主任調査官時代に上梓した一冊。
少年少女問題は学校、矯正施設、医療機関、警察、
児相や養護施設などの児童福祉施設、
そして家庭裁判所といった様々な専門機関にわたる
非常に複雑な問題。
家裁調査官は、その少年(少女もこう呼ぶ)を
保育園、幼稚園時代、いやそれ以上にさかのぼり調査し
家族、親戚、学校などの多岐にわたる人間関係を
出来る限り把握し、少年の母親や父親の生い立ちまでをも
考察して、その少年を知り、それを裁判官に伝える。
(もちろん、離婚や財産調停などの少年事件以外も扱う)
そんな家裁調査官である著者の扱う事件ファイル。
著書は以下の3点から主にピックアップしている。
・発達障害
・パーソナリティ障害
・差別や環境などによる社会と家族
そして、少年事件に限らず刑事事件には
被害者と向き合うこと、
そして立ち直りが大きな課題となっている。
「非行」は何を語るのか。
雑誌やテレビで大げさに語られる事件だけが
少年事件ではない。
同じテーマの最新記事
- いまどき中学生白書 10月25日
- 女子少年院 09月03日
- 思春期までにこそ心豊かに 08月01日














