先日実家の3歳のダックスが突然椎間板ヘルニアになってしまいました。
ダックスフンドにはとても多い病気です。
現在うちで飼っている7歳のダックスも椎間板ヘルニアを2年ほど前に発症していますが・・・
まだ軽度なためステロイドを投薬し、様子を見ては薬をやめ・・・
悪くなっては投薬を繰り返しています。
しかし、実家の子は後ろ足の神経反応がなく、状態はとても悪く・・・
即手術ということになりました。
先生から病名は、椎間板ヘルニア、進行性脊髄軟化症と告げられました。
進行性脊髄軟化症とは、犬の3~6%に発生し、脊髄神経が軟化(融解)する病気です。
進行する病気なので後肢の麻痺から2~3日で急に悪化して呼吸不全となり、死にいたります。
ヘルニアはヘルニアでも、運悪く「椎間板ヘルニアハンセンⅠ型」に当てはまり、かつ6%に当てはまってしまうと上記のようにどうにもならなくなってしまいます。
この椎間板ヘルニアハンセンⅠ型になりやすいのは次の犬種です。
・ダックスフンド
・シーズー
・ウェルシュコーギー
・ビーグル
・コッカースパニエル
・ペキニーズ
先生からは、この子も術後1週間でどうなるかわからないと言われました。
最悪の状態も覚悟してください・・・・と。
私は不安になってネットを調べまくりました。
すると・・・
致死率100%の病気
発症するととめる方法はない
など怖い文言ばかりをみつけました。
しかし、私はあきらめず・・・
毎日この子が元気に走って遊んでる様子を想像し、願いました。
すると、10泊の入院の後、ついにこの子が退院できることになったのです。
先生からは今は進行脊髄軟化症は一旦停止しています。
しかし、いつ急変するかわかりませんのお言葉。
この子は現在後肢が麻痺してしまっているので、自力で排泄排尿ができないためおむつをしています。
母は慣れない圧迫排尿に最初はとまどっていましたが、今はだいぶ慣れてできるようになりました。
そして、ついに先日抜糸することができました。
もともと運動神経のよかった子でした。
今は前あし2本で家中を元気に歩いています!
おむつが重くて歩きにくそうな子を見て、近所のおばさんがこのようなすばらしいものを作ってくれました。
後肢に設置し、持ち上げると、犬の負担は軽くなり、すごいスピードで走ることができるんです。
作ってくれたおばさんに感謝です。
先生からは本当に生命力の強い子ですねと言われました。
昨日私が実家に帰ったのは手術を頑張って乗り越えたこの子に会うためです。
この子はすごく喜んでくれました。
「がんばったね」っていっぱいなでてあげました。
手術後の背中が少し痛そうでしたが、一生懸命生きています!
こちらが励ますつもりで行きましたが、頑張って生きよう!としている小さな命にこちらが勇気づけられてしまいました。
今は動かなくなってしまったしっぽと後ろあしを動かせるようになるように一日数回マッサージをしています。
私もたくさんしてきました。
半年様子を見て治らなければ車いすも視野にいれましょうと先生。
この子もがんばっているので、今この子にできることは出来る限り行っていきます。
外のいい風景を見ながらマッサージ。
ひなたぼっこ。
ストレスを軽減するための家の環境整備。
あきらめなければ奇跡は起こる!ということをこの子は教えてくれました。
次の夢、4本あしで歩けるように一緒に頑張っていきます!
与えられた命は大事にしようということもこの子は教えてくれています。
私も毎日を大切に過ごしていこうと強く思っています。
今不安に思っている飼い主さんや悩んでいる方の少しでもお役にたてると嬉しいです。
その後のワンコの様子
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皆様、ランちゃんの応援ありがとうございました♡
【ご報告】奇跡をいっぱい起こしたランちゃんにたくさんの感謝の気持ちを込めて!!! 2016年4月19日
<番外編>
ランちゃんは実家のワンコですが、
私が飼っているモカの本性が
ペットのネットワークカメラでわかりました。
ランちゃんの病気が良くなりますように♡
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