昨日の説明会の報道各社のニュースです。
◆チューリップテレビ
「富山市がれき試験焼却説明会 反対意見、不規制意見発言相次ぎ騒然」
 震災がれき受け入れを目指す富山地区広域圏と富山市は、17日夜、試験焼却の結果について説明会を開きました。
しかし、広域圏の議会で本格受け入れの費用を盛り込んだ予算案がすでに可決されたことなどに住民が反発。
不規則発言やヤジが相次ぐ、異例の説明会になりました。
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◆KNBニュース
「がれき、説明会場は騒然と」
東日本大震災で発生したがれきの受け入れを巡る動きです。

 本格受け入れを事実上決めている富山地区広域圏のごみ焼却灰の最終処分場がある富山市で、17日夜、市民説明会が開かれました。

 反対を訴える参加者で、会場は騒然としました。

 17日夜、説明会が開かれた富山国際会議場の前です。

 最終処分場がある富山市山本の住民らが受け入れ反対を訴えていました。

 午後6時半に始まった説明会の参加者は214人。

 説明会ではまず、環境省ががれきの広域処理の必要性を訴えました。

 続いて県と富山地区広域圏、それに富山市が説明に立ち、試験焼却の経緯と、焼却の前後で空間放射線量や土壌・水の放射能濃度に大きな変化は見られず、環境に影響はなかったとしました。

 説明会に出席した森市長「そういう数値を踏まえて今後の本格受け入れということについて、判断をしたところでございまして、本日の説明会を開催することとした次第でございます」

 今月13日、富山市や立山町など5つの市町村でつくる富山地区広域圏は、がれきの処理に必要な経費を盛り込んだ新年度の予算を議決しています。

 説明会では、予算の議決が説明会の前だったことを批判する声があがりました。

ノーモア代表宮崎さん「結局その(議決の)あと説明会が開かれているっていうことはやっぱり手続き上重大かつ明白な瑕疵だと思います。ですからこの説明会がなぜ予算のあとに来てるのか、森市長答えてください」

 森市長「手続き上の瑕疵があるとは思いませんが、説明会にせっかくおいでいただいた皆様方に対しては失礼だというふうに反省はしています」「私の理解としては、説明会ということが明日立山町でも持たれるわけですから、これが終わるということが一つの停止条件としての合意ということであったとお答えしたところです」「ですからそれが終わったあとでなければ県に対して最終結果というものを通知するということをしないつもりでいます」

 また質疑応答では、本格受け入れに反対する意見が相次ぎました。

 「同意なんかしとらんよー」「しとらんぞー」女性「被災地の人間を守りたいという気持ちは分かります。私もなんとかして役立てることがあればと思いますけれど、それよりもまず富山市民、子供たちを守ってほしいと思います」

 法律に関する質問では・・・職員「環境省さんお願いします」参加者「市長だろ!市長!」環境省「申し訳ありませんが法律のことになりますので環境のほうからお答えをさせていただければと思います!」若い男性「今回の説明会っていうのはまた別の時期に別の日程で設けるっていうことはあるんでしょうか。この状態で、会場がこの状態で市民の理解を得たと言って本焼却へ持ち込むということだけは絶対にしてほしくないと思います」
 会場が騒然としたまま、説明会は終了しました。
富山地区広域圏は19日以降、県に対して本格受け入れ決定の意向を伝えるとみられます。
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◆BBTニュース
「富山市が震災がれき市民説明会開催」
震災がれきの受け入れを検討している富山地区広域圏事務組合は17日夜、市民対象の説明会を開いた。
富山市で開かれた説明会には、市民約200人が出席し、市や環境省の担当者が去年12月に行った試験焼却の結果などについて報告し、安全性に問題はないとしてがれき受け入れに対する理解を求めた。
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◆NHKニュース
「がれき受け入れの住民説明会」
大震災で出たがれきの受け入れを検討している「富山地区広域圏事務組合」は、17日夜、市民を対象にした説明会を開きました。
富山市などからなる「富山地区広域圏事務組合」は、去年12月に岩手県山田町のがれきの試験焼却をおこなったあと今月、本格的な受け入れのための経費5500万円余りが盛り込まれた新年度予算案を可決しました。
17日夜の説明会は組合が市民を対象に開いたもので、約200人が出席しました。
説明会では、試験焼却の結果、焼却後の灰に含まれる放射性物質の濃度が組合の基準を下回り、処分場周辺の空間の放射線量も通常の値とほぼ変わらなかったと報告されました。
これに対し、市民からは、「本格的ながれき受け入れの予算案を可決したあとに説明会を行うのは順序が違うのではないか」などといった意見が相次ぎ、一時騒然としました。
組合は、19日にもがれきの本格的な受け入れにむけて県と調整を進めることにしています。
震災で出たがれきをめぐっては、高岡市が本格的な受け入れを表明しているほか、県東部の新川広域圏事務組合も試験焼却を行い受け入れを検討しています。

◆朝日新聞
「震災がれき説明会、質問打ち切りに騒然 富山」
震災がれきの広域処理を巡り、富山市は17日、対象者を限定しない初めての市民説明会を富山市大手町の富山国際会議場で開催、約200人が来場した。受け入れ反対の市民らの質問が約30分で打ち切られ、会場が騒然とする中、森雅志市長らが退席、閉会した。
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◆北日本新聞
「がれき受け入れ 理解を 富山広域圏 市民向けに説明会」$放射能から子どもを守ろうin富山