日曜日にJICA主催のトークイベントに行ってきました。


「世界も、自分も、変えるシゴト-地球環境に貢献する国際ボランティア」



JICA
このボードの字は見えにくいですが・・・ガーン


2部構成の1部は、キャスターの福留功男さんが、ブラジル、ラオス、ボルネオでの取材から、今よく耳にするバイオエタノールやパームやしを手にいれるために、熱帯雨林の伐採が進んでいる現状を紹介し、その陰には日本企業の姿があることを指摘したうえで、今のようなたくさんの選択肢、たくさんのモノが本当に必要なのだろうか?と、大量生産・大量消費(破棄)の社会に疑問を投げかけていました。


大量生産・大量消費の社会に疑問をもち、思いを同じにする北欧・その他海外のデザイナーの子ども服を集めているサウレとしては、「そうだ、そうだ!」と大きくうなずきながら講演を楽しませていただきました。


また、割れたガラスは、やっぱりガラスであり、ゴミではないという話もとても印象的でした。

バンクラディッシュでは、生活のためのやむなくの行動ではあるけれど、どんなかけらも集め再利用している、例えば、ガラスはかけらを集めて溶かして、電球へと作り変えているのだと。

割れたグラスはゴミではない、資源は形が変わっても資源である。

このメッセージはとても印象的でした。


2部は、青年海外協力隊としてアフリカでボランティア経験のある方や、国際地域学を専門とする大学教授、緑のサヘルの代表理事の方々のパネルトーク。

青年海外協力隊の活動というと、井戸を掘ったり、木を植えたりというイメージがありますが、実はそうした活動の多くやさらにもっと広く、地球環境問題の観点から様々な活動が行われていることを、このパネルトークで知ることができました。


はっと、思わされたのは、私たちは今地球に起きている問題を、「地球環境問題」と呼んでいるけれど、実際、その被害を被っているアフリカなどの地域では、「生活環境問題」なのであると。


それは、生活に直接関係する事態が起きているから。


CO2を減らそう、エコ的生活を、レジ袋を減らして、石油がなくなったら大変だ!そんな話題が私たちの間を行きかってはいるものの、正直なところ、今たちまち不便を被っているわけでもなく、水が飲めなくなったわけでもなければ、家が崩壊したわけでもない。

きちんと学校にも行き、ご飯も食べられて、28度だとしてもエアコンのある快適な生活ができてる。

実際、そんな大変な「時」がきたとき、どうなるかの想像もできないのが正直なところです。


でも、アフリカの人たちは違う。

砂漠化が進み、家が埋もれ、緑は減り、かまどに炊く木を探すことに時間を取られ、学校へ行くこともできない。


ひとつ面白い話を聞きました。


アフリカの人たちが昔から使っているかまどは、特に工夫もほどこされていないため、熱効率が悪く、必要以上に薪をくむ必要が生じてしまう。そこでもっと効率のいいかまどの作り方・使い方を教えてあげる。それは実際、青年海外協力隊の方によって行われたことなのですが、すると薪集めの時間が短縮でき、薪のために今まで多くの時間を取られていた子どもたちが学校にいく時間ができる。就学することで婚期が遅くなり、出産も遅くなり、子どもの数が減る。そうして人口増加に歯止めがかかり、食糧問題の解決にもつながるのだ、と。


そんな簡単に理論通りはいかないのでしょうが、なるほどなと思いました。


パネルトークの最後に、アフリカで問題が発生しているからといって、アフリカや海外に行かなくてはいけないわけではない。

地球は同じ空の下でつながっているのだから、日本にいて、私たちひとりひとりができることを、少しづつでいいから行動を起こすことが大切なのだと。


できることからでいいから・・・

自分たちの身近でできる環境活動を考える。


心にしかと留めておきたいと思います。




Saule EcoLuxe -サウレエコリュクス

北欧・海外のエコ子供服




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