「世界を変えるアイディアを考える」【和僑世界大会北海道を終えて】 | 新経営道~人の役に立つ人・企業であり続ける GATEWING GROUP代表のブログです~

毎年秋口は、和僑会の世界大会に参加をさせていただく。

 

1年に1度、全世界26地域の現地で起業をするメンバーが集まる

会だから、もちろん、東京和僑会の理事だから参加をしないといけないことも

あるのだが、そんな立場を超えて、参加をしたいモチベーションはいつも高い。

 

1)1年に1回、各地のメンバーに一同に会える同窓会的な懐かしさ。

  このメンバーにそれぞれ各地に出かけあったらそれだけで1年間経ってしまう(T_T)

 

2)現在の世界情勢がリアルでどうなっているか確認できる。

  中国で住んでいたときに反日デモの現地の日常と日本の報道のかけ離れ方

  にだいぶ驚きましたので、ここらへんはリアルでビジネスしている方に聞くのが

  一番。 中国はバブル崩壊がひどく、空室だらけというのは実態なんだなぁと

  思いました。

 

3)たくさんの現地経営者の講演や著名人の講演が聞ける。堀紘一さん、大前研一

  さんなんかに過去お話しをしていただいていますが、今年はホリエモンこと

  堀江貴文氏とアップルコンピューター日本社長の山元賢治氏でした。

 

そんなわけで、今回も友達と色々情報交換をさせていただいたり、講演をたくさん

聞いてよい気づきがたくさんありました。

 

その中でもとりわけ気づきが深かったのは、著名な二人の講演者の堀江氏と山元氏

の講演でした。

 

一言でいうと、お二方がおっしゃっていたのは、

 

世界の環境は大きく変化しているのだから、皆さんも大きく「変化」しなさい。

ということでした。

 

山元氏の言葉でいくと

The only constant is change(世界上でたった一つの真実は変わり続けていくことだけ)

ということで、

たった30年でテレビがどう変わったか?の写真は衝撃でした。

昔は家具でタンス以上に太く厚かったのが、今は超薄い形で、僕が小学生の頃

みたSFでしか見たことなかった世界が、たしかに30年後には現実にあったという

世界です。

 

そして堀江氏も、

ある時代作家の方から聞いたお話しで、昔は、時代小説を書くのに、

江戸の文献を図書館などで読み込んだり、資料集めて書くのだからまともに

時代小説を書けるようになるのに、数十年費やし、下手したら50歳すぎてから

まともな時代小説が書けるような時代だったが

今はネットを調べれば大概のことが整理され、いつでも取り出せるので

30歳でも同じレベルかそれ以上の小説が書けるという話でした。

これも、僕が小学生のころ、なんでも知っているロボットがいるようなアニメの

世界の感覚で、それが今は現実になっているのだと知りました。

 

そんな時代だから、僕らはこの変化する時代に対応し、常に変化をしていか

なければ、自分達の存在など価値を生み出さなくなるのだということを

強く認識しました。

 

ただ、自分たちにその力はあるのか?僕はそんな技術者じゃないぞ。

と少し思うところもあったのですが、彼らの講演を聞きながら、そんな僕の

スタンスは完全に間違っていたなと思いました。

 

アップルが出したipod。それは最先端の技術か?と問われたら、

たしかにあった技術だと。そのころはUSBも外付けのハードディスクもあった。

そして、それを記録する装置もあった。

技術はそんなに難しいものではない。

では何か?

 

世の中には、1000曲もって外に出たい人がいる。

という潜在的なニーズを的確にとらえており、それを最高のタイミングで

出しただけなんだという、起業家的な使命をしっかりと考えていたスティーブジョブス

と、情熱がまだ足りない僕の違いなんだと思いました。

 

また、iphoneも同様。

携帯電話もある。すでにipodもある。そして、ネットもwihiで飛ばす技術も

ある。これを組み合わせただけのものがiphoneであり、そしてこのiphoneが

世界や僕たちの生活のルールを大きく変えたんだと。

 

お二方の講演を聞き終わり、僕はこう思いました。

 

世の中が変わっているから、僕らも変わらなければいけない。

 

これは一見正しいが間違っている。

これでは、世の中についているだけで、企業家である僕たちが目指す

姿ではない。

 

僕たちが不足している技術はすでに世の中にある。

足りないのは、

 

「次の世の中が何を求めていて、僕らは何を提供するべきか?考え抜く

情熱」

 

なんだと。いうことです。

 

すべては満ち足りている。

「不確実な未来を確実にする方法は、自らそれを創り出すことである」

という僕の好きな言葉を、具体的にするのが今回の講演の気づき

 

一度しかない人生、必死に情熱をもって生きていきます。

 

北海道和僑会の皆さま、児島会長、浦谷副会長、とても楽しいおもてなし

本当にありがとうございました<m(__)m>

 

追記1:この世界大会でロサンゼルスでお世話になった、ロサンゼルス和僑会の

     大本会長が突然亡くなられました。悲しくて仕方ありません。

     アメリカビジネスのことを教えていただいたこと忘れません。いつ何が

     あるかわからない人生だと教えていただいたと思い、一生をしっかりと

     使い切りたいと思います。合掌

 

追記2:次回はタイで開催になります。前回は500名近くの和僑が参加をした

     会ですので、世界のビジネスを知るにはとてもよい機会かと思います

 

◆本日の紹介の本

 

札幌の行きかえりの中で読んだ本。

世界で大きく流れている歴史を知ることで、今から起きることが予測できます。

「世界史」と「地政学」はこれからのビジネスマンの必須知識だと思います!

 

 

堀江氏の最近出た本

 

お店の本は衝撃です

 

食べ歩きをしている人のほうが、マーケティング出来ている

料理をしている人は週6必死に働いているけど、知識や情報がなさすぎる。

これは確かに思いました。

消費者が何を求めているか?膨大な情報をどう蓄積していくか?

そう考えるとすべての世の中は情報をもつものとどうリンクしてどう効率的に

情報を集めるかの時代になるなと。そう考えると、世界を端的に知るに和僑会は

かなりのネットワークだと思いました。