昨日は、会社全体への組織論の勉強会をやらせていただいた。
成長している企業だからこそ、予防の意味をこめて、
全員が組織について考えてほしいという思いと、
3年近く在籍させてもらい、成長をさせてもらった組織への恩返しの
意味もこめて、土日、プライベートで迷惑はかけたが、
準備をさせてもらって話をした。
そもそも、組織というものは、
「相互の思いやり」
と
「それぞれが自分に与えられたミッションをこなすこと」
を前提に、優れた戦略に業績がついてくれば、
基本、崩れることがないはずであるが、
人数が増えてくると、なぜか組織を巣くう病気が増えてくる。
その組織を巣くう病気を防ぐために、
もちろん、僕はまだまだ若輩者で経験も足りないし、そもそも組織の病気は
根が深いので、これがすべてとも思わないが、
今の時点で僕が思う「予防する処方箋」を8つほど伝えさせていただいた。
ドラッカーの真摯さを前提にした組織や、相互への感謝を表すことや、
価値観や考え方を浸透する機会を設けるなど、様々な角度から伝え、
参加したメンバーからのフィードバックをもらった。
一番、心に残ったのは、代表からのフィードバックで、僕自身、この視点は
たしかに、持っていたけど、明文化が出来ていなかったなぁとすごく強く思った。
「そもそも人間は迷惑をかけてしか生きれない」
「迷惑をかけてしか生きれない、不完全な人間同士を許しあう」
という姿勢。
これは確かにそうだと思った。
相手との意見の相違をどうあわせるか?
自分は一生懸命やりながら、相手の仕事の水準がそこまでいかず結果が
出なかったらどうするか?
こういったことを、許さないとやっていれば、組織運営も人間の営みも上手くいか
ない。相手もそうだし、自分がミスをしたとき許されなかったらどうか?
それも同じだろう。
「あるべき人間像を目指す」「理想論」を目指すことはもちろん人間として正しい。
だけど、ベースにこういった「人間観」というか「人生観」がないと成り立たないな。
正直、そう思わせていただいた。
今までは組織をよくする8つの魔法にしていたが、今日から組織をよくする9個目の
魔法にしようと。
こういった勉強会があったから、もらえたフィードバック。
こういった知識や考え方をぶつけ合い、話し合う中で出てくる新しい価値観の発見
のプロセスこそ、実は組織をよくする一番の要素かもしれない。
そんなことを思った昨日の勉強会であった。
頑張ります!!
■紹介の本
組織が円滑にいくためのヒントがたくさん書いてある人。
グーグルの人事管理、ニッサンの人材育成、アサヒビールの離職率が
1%をきる理由など、すごく色々な角度から組織論の勉強ができて楽しい本です。
ちなみに、僕がこの本を手にした理由は、、
嫌われる上司の特徴・・・が書いてあり、それを気をつけようと思ったため(苦笑)
嫌われる上司
・事なかれ主義
・部下の尊厳を傷つける
・保身と出世しか考えていない。
信頼が厚い上司
・仕事に精通し部下の力になる
・誠実/公正に部下に対応する
・オープンで率直である。
う~ん、僕自身微妙だな(苦笑)。人格高めます。。
- 「感じが悪い人」はなぜ、感じが悪いのか ― 心理学で解決!仕事の悩み、職場の難問 (プレジデン.../著者不明
- ¥924
- Amazon.co.jp