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下記リンクが朝日新聞記事 東芝、監査法人の変更を検討 後任に準大手「太陽有限責任監査法人」かです。
http://digital.asahi.com/articles/ASK4V4VCYK4VULFA01G.html?rm=378
下記上場企業サーチによると、監査法人の上場企業クライアント数ランキングは下記通りです。
http://xn--vckya7nx51ik9ay55a3l3a.com/analyses/auditor
順位 監査法人/会計事務所名 担当会社数 シェア
1
新日本有限責任監査法人
909
25.0%
2
有限責任監査法人トーマツ
905
24.8%
3
有限責任あずさ監査法人
713
19.6%
4
太陽有限責任監査法人
136
3.7%
5
PwCあらた有限責任監査法人
117
3.2%
6
東陽監査法人
81
2.2%
7
三優監査法人
60
1.6%
8
優成監査法人
55
1.5%
9
仰星監査法人
54
1.5%
10
PwC京都監査法人
41
1.1%
東芝ば米国会計基準採用会社ですが、米国会計基準の監査ランキングは、
順位 監査法人 担当会社数 シェア
1
有限責任あずさ監査法人
9
40.9%
2
有限責任監査法人トーマツ
6
27.3%
3
PwCあらた有限責任監査法人
3
13.6%
3
新日本有限責任監査法人
3
13.6%
5
PwC京都監査法人
2
9.1%
http://xn--vckya7nx51ik9ay55a3l3a.com/analyses/auditors_gaap/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E5%9F%BA%E6%BA%96
東芝の後任監査人ですが、規模からすると受けられるのが大手除けば準大手では、太陽しかない気がします。次に可能性あるとしたら東陽監査法人ですが、超大手企業を担当していないので対応が難しいでしょうね。
PwC京都監査法人は超大手企業を複数監査していますが、あらたと同じPWCグループであり、後任監査人と選択するのは現実的でないでしょうね。
ただ、今の人数のままでは受嘱は厳しいでしょうから人員を質、量の面から補強する必要ありますね。
また、太陽は上場企業の米国会計基準の監査を経験していないので、会計基準が日本基準に変更される可能性もあるでしょうね。
いじれにしろ後任監査人への引継ぎ、会計基準が変更される場合は会計基準の変更の項目や影響の検討等含め3月決算の終了は6月末の期限は無理で相当長引くでしょうね。
(主要部分を貼り付けると)
東芝は今後、5月中旬に17年3月期決算の発表期限、6月末には有価証券報告書の提出の期限を迎える。社内では「あらたのままでは(監査の)適正意見は得られない」(幹部)との悲観論が強まっている。
適正意見なしの異例の決算発表を再び迫られるおそれがある。投資家の批判を招くだけでなく、東京証券取引所による上場維持の審査に悪影響が出かねない。
通常、監査法人の解任と選任には株主総会の決議が必要だ。監査法人が職務上の義務に違反するなどすれば、例外的に東芝の監査委員会が解任できる。監査法人が自ら辞任するケースもある。株主総会を開かない場合、つなぎの役割を果たす「一時会計監査人」の監査法人を選ぶことになる。
■準大手、会計士の人数不足が課題
後任として名前が挙がっているのは新日本、あらた、トーマツ、あずさの国内4大監査法人に次ぐ準大手の一角、太陽有限責任監査法人だ。東芝のような大企業の監査は4大法人が担うのが一般的だが、東芝の不正会計問題に絡んで交代した新日本は対象外。残るトーマツとあずさも買収企業の資産査定などで東芝と過去に取引があり、「利益相反になりかねない」(大手監査法人幹部)ことから引き受けにくい。
このため、比較的規模の大きい「太陽」を軸に準大手が浮上した。
ただ、4大法人との規模の差は大きい。会計士の人数不足をどう補うかは課題だ。また、監査法人の変更自体が、都合のいい監査意見を得るための「オピニオン・ショッピング(意見の買い取り)」との批判があり、簡単に引き受けられる環境にはない。
さらに、監査法人の変更に伴う引き継ぎに時間がかかる。東芝の監査が昨年、新日本からあらたに替わった際、引き継ぎに数カ月かかった。変更を選択しても、決算発表や有価証券報告書の提出は「7月か8月になる可能性もある」(東芝幹部)とされ、予断を許さない。