EYのメンバーファームである新日本有限責任監査法人は、2016年7月より、将来の不正会計を予測する仕組みを導入し、会計監査の品質管理の高度化に取り組みます。また、東京大学大学院経済学研究科の首藤昭信准教授と協働し、不正会計予測モデルの精度の向上を図っていきます。

不正会計予測モデルとは、過去に重要な虚偽表示のあった財務諸表の特徴に照らして、将来の重要な虚偽表示や有価証券報告書の訂正が生じる可能性を予測するものです。過去5年分の金融関連各社を除く上場企業の財務諸表を中心とする企業情報に基づき、機械学習の技術を用いてモデルを構築しています。今後は、不正会計予測に関する研究の第一人者である首藤准教授の協力のもと、会計監査人の経験則などと組み合わせ、モデルの精度の向上に取り組みます。

不正会計予測モデルによって統計的に示されるリスク値を監査チームと共有し、上場会社等の会計監査の重要な虚偽表示リスクの識別に役立てることで、深度ある監査を行います。また契約の受嘱や更新におけるリスク分析にも活用し、品質管理の高度化を図っていきます。