「陰謀論者とは、いかなる装置か」。
ひさびさー
3年ぶりかな?
もっとかな?
本日の話題は
「陰謀論者とは、いかなる装置か」。
本来、「その話は、事実か、虚構か」という峻別に「陰謀論」という概念は必要ない。
と、わたしは考えている。
「陰謀論」という概念には、「事実」と「虚構」の境界を編み上げ曖昧にする以外の、何の役割があるだろう。
「そんな話は陰謀論だ」というレッテル貼りが、思考停止の入り口であることは、誰でも直観できる。
ジョージ・ソロスという実在の人物の名前が出ただけで「陰謀論」になってしまうこともあるようだ(苦笑)。
細く長く、陰謀論者ウォッチングを続けていれば、その正体はじわじわと顕在化していく。
メディア等が一斉に声を揃えて反安倍キャンペーンをやっていた頃、やはり、多くの陰謀論者たちも同調していたことは記憶に新しい。彼らは、真偽が定かではない情報に荒唐無稽な尾鰭をたくさんつけて刺激的・魅惑的な情報体系を編みあげ、情報弱者の心情を絡めとっていく。しかし、「○○○はまもなく逮捕される」などの衝撃情報は、浅草橋の閉店商法のように、いつまでも経っても事実化されない。
私にとって、「陰謀論者とは、いかなる装置か」と考える契機となったのは、リチャード・コシミズの存在だった。
リチャード・コシミズを知るキッカケは、とある宗教団体だったけれど、ここでは割愛。
さてさて
さゆ(まさゆき)ふらっとまうんど(平塚)は、リチャード・コシミズの独立党にいた人で、リチャード・コシミズからの離反後、オリジナルな陰謀論をネットで発信し続けていた。そもそも、陰謀論者の言説に耳を貸すことに人生の貴重な時間を費やすほどの価値は見出せないため、しばらく彼の存在を忘れていたのだが、昨年の都知事選で、突如として、実名で表舞台に飛び出してきた。
都知事選ポスターでは、名前よりもずっと大きく「コロナはただの風邪」というキャッチコピーを配置していた。
自分の名前よりもスローガンを優先しているのは、「これを広めることこそが目的」ということのようだ。その後、都知事選が終わってからも「コロナはただの風邪」運動を続けていた。
そして、今回の千葉県知事選では「ワクチン危険」とある。
「コロナはただの風邪」というのは、流石に短絡的な極論だったとは思うが...
「ワクチン危険」
これ、真っ当な主張では?
さゆが、ついに真っ当なことを、直球で表明している。
異例のスピードでリリースされた、しかも前例のないMRNAワクチン。
果たして「ワクチン」と呼んでいいのかどうかもわからない代物に対して、「接種するのは、まだ危険ではないか」「あと数年は慎重に経過をみるべきではないか」と考えるのが真っ当な感覚なのに、声を大にしてそれを言えない空気は、明らかにおかしい。
さゆにだけ、言わせておいて良いの?
「そんな話は陰謀論だ」って、言っちゃうの?
いま、大手メディアによって形成されているコモンセンスで、本当に大丈夫?
そもそも、日本は、ワクチン接種に踏み切るほどの状況にあるのか。統計的な根拠は、どうなっているのか。
緊急事態宣言の延長も、今回の緊急事態宣言自体もおかしい。
みどりのおばさんの動きも、ガースーの対応も、新コロに関するあらゆる報道と感染者の概念や医療崩壊の読みも、何もかもがおかしいのだが、言いたいことが多すぎて収拾がつかなそうなので、ここでは止めておく。
そして、後藤ちゃんのポスターも「コロナは茶番」だってw
* * * * *
ところで
「陰謀論者とは、いかなる装置か」といえば...
2021年の1月6日にアメリカで起きたこと。
私はTwitterを通して、「平和的に自宅へ帰ってください」というドナルドのメッセージが消され、ついにはアカウントが消されるまで、リアルタイムで状況を追いかけていたので、「議会襲撃をドナルドが煽動した」というニュースが世界を席巻したときは、これを額面通りに受け取る人々がどれだけいるものだろうかと首を傾げていた。いわば、偽旗作戦によってつくられたフェイク・ニュースがメディアを通じてプロパガンダされていく様子を、横から観察しているような状態。
そして、米議会乱入でシンボル化されたバッファロー男の姿を見て、QAnonは、Antifa、BLMに続く3つめの装置ではないかという直観も得た。Antifa、BLMに煽動されて議会に入っていった人々のなかには、QAnonに絡めとられてしまった者たちもいるのかもしれない。しかし、ドナルドに投票した7,500万人は、4年間のドナルドの政策実行に賛同した、至極真っ当な人々。にもかかわらず、「熱狂的な信者」というレッテルをはられ、QAnonカラー一色に染められてしまった。
結果から類推すれば、これもまた「正体の顕在化」のシーンではないか。
このへん、いつか、詳細を書きたいけど、上記で、ま、わかるか。
「あなたの感想ですよね?」
そうそう。
あくまで、私個人の感想です。