昨年、ヴァンドーム広場にあるホテル・リッツが改装のために閉まった。再開は、2014年だそうだ。近年、パリは、マンダリン・ホテル、シャングリア・ホテル、ペニンシラホテルとアジア資本の高級ホテルが次々とオープンしていて、客の流れも変わりつつあるため、老朽化のため、格式のプライドをかけ、歴史のある老舗ホテルたちのリニューラルが始まった。
コンコルド広場の前に、この美しい建物が建築されたのは、1775年。その後、持ち主のクリヨン伯爵の名前をそのままつけ、ホテル・デュ・クリオンとして、オープンして、１世紀以上の麗しい歴史を持つ、パリの４大パラスの代表格。
日本のクライアントさんに、予約を取るのも一苦労のホテル1階のレストラン レザンバサデュールの人気の日曜日ブランチが食べたいので、連れてってとよく言われた。現在は、改装前で、もう、このメニューはない。
また、このホテル・デユ・クリヨンは、ファッションショウで使われたり、宿泊用の部屋をブランドの展示会のショウルームに用いられたりとファッションウィークの期間は、足蹴に通ったことがある。
オペラ座ガルニエール同様、広場に向いているバルコニーは、98年の自国開催のサッカーワールドカップで優勝した際の祝賀パーティーが行われた事は、フランス国民の誇りとして、昨日の事のように語り継がれている。
７月のメンズコレクションやオートクチュールのショウの後、このバルコニーで、デフィレの後のカクテルパーティーが行われ、夏の夕日の絶景が美しかった。
エントランスのモノトーンの大理石の床のフロアとも、しばし、お別れ。
３月末のクロース前は、特別プロモーションで色々なサービスが付いた宿泊ができるそうで、また、改装にあたり、家具や照明等の装飾品がホテル内でオークションにかけられると聞いた。
２０１５年に洗練された格調高い建築物はそのままで受け継がれ、新装オープンする。
Hotel de Crillon
10 place de la Concorde 75008
ParisTel 01 44 71 15 00
http://www.crillon.com
明日もお楽しみに！
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