亡くなられた高野英男院長に対し、謹んでお悔やみ申し上げます。

 

故高野院長は、原発事故後も福島県双葉郡広野町から離れずに診療を続けてきました。人生を賭けて献身的に町民に尽くしてこられた故高野院長に、心から敬意を表します。広野町唯一の高野病院は、町民の生活になくてはならない医療拠点です。新聞報道によれば、南相馬市立総合病院のお医者さんたちが「支援する会」を立ち上げ、協力してくれる医者を募集しているとのことです。

 

福島出身の佐藤も気になって何か力になれないかと方々に話を聞いてみたところ、今月中はなんとか医師確保の目途がたっているものの、来月以降は未定とのことです。故高野院長以外のお医者さんは全員非常勤のため、病院として継続するためには院長として常勤の方が必要となります。

 

福島県は復興庁(福島復興局)や厚生労働省と連携しながら、今後の方策を考えていくとのことです。民間法人である高野病院を役所が支援することに一部異論があるように聞いていますが、公立と民間法人の壁によって治療を必要としている患者さんが路頭に迷うことがあってはいけません。福島の誇りである故高野院長の意志を引き継ぎ、町民の医療体制確保を最優先に対応していけるよう、佐藤も協力していきたいと思います。

 

【産経抄】 昨年末に亡くなった高野英男院長こそ「赤ひげ」にふさわしい(1月5日)

http://www.sankei.com/column/news/170105/clm1701050002-n1.html