多読書評ブロガーの石井です。


前から一度体験してみたかったゲシュタルトセラピーのワークショップに参加してきました。


ゲシュタルトネットワークジャパンという団体で行われているものです。


今回も見事、実験体としてまな板の鯉になって体験してきました。


■エンプティチェアテクニック


行った内容はエンプティチェアテクニックと呼ばれているものですが、行われる内容はとてもシンプルです。


何か課題となっている状況について、自分と相手との役割を交互に演じて、その中で感じることについて深く見ていくという流れです。


■ファシリテーター前田さんの問い


人によってファシリテーションの進め方には色々なパターンがあるようですが、今回の講師の前田さんの方法として表面に見える部分としては、クライアントの側から感じられる言語非言語的な違和感や気になったところについて突っ込みを入れていくという感じでした。


「最後のフレーズを繰り返して言ってみてください。」

「それを言った後の身体の感じはどうですか?」

「それはどのようなイメージですか?」たとえが

「その感じた感覚を相手に伝えてあげてください。」


私が課題に挙げたものは、最近散々自分でも色々と考えていたことでもあったのですが、やはり多くの新しい観点を得ることができました。


■「想像」ではなくワークは「今ここで体験している」という点において事実


相手の立場に立って考えてみれば、それはそうだよねという当たり前のことにように思えることが、実は当事者同士の中で見えなくなっているということは良くあることです。


印象的だったのは、この相手の立場に立つということは、実際その場所で声を出したり、身体を動かしているという点においては、頭の中だけの「想像」ではなく、そういうことをしているという点で、「今起きている事実」であるという捉え方をするところです。


■ワールドカフェという対話の場との共通点


だから頭で考えたことではなく、「腑に落ちて、納得できる」状態を生み出し、変化や決意を生み出すのかと思います。


そういう意味では、今ここにある感覚をつなぎ合わせていくという感覚において、ワールド・カフェ・イベントをやったときの「腑に落ちた」感とも近い気がしました。


■感じることと考えることの違い


究極的には、「感じている」と考えているという表現をした場合、全て「考えている」ことだとすることができると思っていたのですが、ちょうど終了後の飲み会の席で、「トイレに行きたい」と感じていることが、「そのまま感じる」ということだという例えをしてもらってすごく腑に落ちました。


■考えて出来るか出来ないか


トイレに行きたいという感覚をもつことは、「考えて出来る」ことではないです。


ただし、他の人の「トイレに行きたい」という気持ちを知ることは、「想像」です。


他の人について「感じる」は、実は全て「想像」でしかありません。


【参考書籍】

講師の前田さんと同じゲシュタルトネットワークジャパンの講師をされている百武さんの本です。


エンプティチェア・テクニック入門―空椅子の技法
百武 正嗣
川島書店
売り上げランキング: 66525
おすすめ度の平均: 5.0
5 『ゲシュタルト』の入門書として!
5 ゲシュタルトセラピーについてとても易しく解説していると思います


【関連エントリー】

■書評■

「気がついたらうまくいってた!心の法則」若林宏行
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10428770054.html

「アドラー心理学トーキングセミナー」野田俊作
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10411590786.html


■セミナーレポート・体験記■


イベントレポート「出版記念講演」若林宏行
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10457104871.html

千葉英介さんNLPミニライブ
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10227876841.html


【編集後記】

とうとう保育園で年長組に入ってきたさっくんが、「戦隊もの」デビューするときがやってきてしまいました。

最近のお気に入りはゴセイジャーです。


過去の戦隊もの大集合の番組をやっているのを見て商魂を感じてしまう多読書評ブロガー石井でした。


本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。




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