「ウケるブログ Webで文章を“読ませる”ための100のコツ」高瀬 賢一 書評レビュー
多読書評ブロガーの石井です。
本書は実は、2月のおすすめ本ランキング にのせた本なのですが、良い本なので思ったので改めて紹介させて頂きます。
(参考)2月おすすめ本ランキング
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10233901856.html
タイトルは少し軽そうな本ですが、中身は、文章の作り込み方を情報の切り口を考えるところから、タイトルの付け方、表現方法、書き終わった後の校正の仕方まで含めて、非常に丁寧に解説してくれている本です。
ブログを書く手順に従って非常に実践的な構成になっています。ブロガーだけに限らず、メルマガ発行者など、つかみが必要な文章表現を知りたいという人にも参考になると思います。
文章って個性がでるものですが、本書のような多様な観点から自分の文章を再考してみるのも面白いものです。
■切り口のパターン
・悪の心を入れる
・特殊な体験
・常識を否定してみる
・無駄に裏を読んでみる
■文章の勘所
・臨場感をだすには現在形で書いてみる。
・細かいところを描写してみる
・ちょっと下心(自分都合の意図)を入れてみる
・分かっていることこそ丁寧に
・読みどころを予告する
・書くことは一つに絞る
・誰に向けて書くのか
・人が何を読みたいのか考える
■書き出し
・冒頭文でのオウム返しは避ける
・冒頭文は短く印象的に
・副題をつけて興味を引く音・会話・モノの動きで書き出す
・時制を変えて書き出す(ハイライトから書いて過去に戻って解説する)
・現在形で書く
・動き(動作)がある文章にする。
■文章校正について
文章の校正についても、そこまでブログの文章で求めるかというレベルまで、かなり色々な方法が記載されています。
音読によるダメ出しは、私も前職でライター出身の同僚にかなりされましたが、不自然な部分が浮き彫りになる良い方法です。
文章のマンネリ化を防ぐため傍らに置いておく価値のある本です。
【関連エントリー】
・本多勝一
【今回のおすすめ書籍】
「ウケるブログ Webで文章を“読ませる”ための100のコツ」高瀬 賢一
文章のテクニック本と言ってしまえばそれまでなのですが、こういった具体的なことを丁寧に書いてくれている本てあまりないです。
技術評論社
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【編集後記】
私がオススメの文章力訓練法は、東洋経済の「編集部から」の記者の文章の構成を模写して学ぶです。
短い文章の中に、起承転結や話の流れをどう作っていくかなど、文章のプロが実名を入れて書いているので、気合が入っているものもあり、非常に勉強になります。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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