本好き妻子持ち活動的会社員の石井です。


今月から1日平均3冊以上本を読むことにしました。


きっかけはエリエスブックコンサルティングの土井さんの

CDを聞いていて、「昼食は普通のところで食べるな。

それが難しいなら、普通の食べ方をするな。」という一言。


普通のところで食べないということがどういうことなのか

わからなかったため、普通に座って食べずに、本屋まで、

歩きながらお昼を済ますスタイルに変えたところ、

書店読破書籍数が倍増し、月間100冊読むことができました。


100冊読むと五つ星をつけた書籍がいくつも
出てくるため、選定に非常に悩みましたが、
なんとか涙を呑みながら5つ抽出してみました。


第1位「フューチャリスト宣言」梅田望夫・茂木健一郎 ★★★★★

日本のTOPエグゼクティブへの道を歩みながら、
9.11を転機に、年上の人間とは会わないという自分ルール
作り、独自の道を歩む梅田さんの発想に非常に共感しました。


「大学で授業をする暇があったら、WEB上に研究室を作りたい。」
MBAに行かなくても、自分MBAをすることも可能な時代だ。」
や、SNSよりブログで広く発信・フィードバックを得る仕組みの
方が良いなど、非常に共感できる内容が多く、勇気づけられた。


その他、梅田さんの書籍を濫読したが、参考図書を含め、
今後の世の中の趨勢を考えていく上で、必読書だと考えます。


フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)
梅田 望夫 茂木 健一郎
筑摩書房
売り上げランキング: 76315
おすすめ度の平均: 4.0
5 「世界史の4つ目のリンゴ」ってこれだったのか!
4 未来は予想するものではなくて創造するもの
4 2人のフューチャリストに“疾走する悲しみ”を見る
4 言語以来の発明
5 偶有性

参考関連書籍
 ●ウェブ時代5つの定理 梅田望夫
 レポートされているシリコンバレーのあり方は、今後の働き方のあり方を

 考えていく上で非常に参考になります。

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
梅田望夫
文藝春秋
売り上げランキング: 5930

 ●ウェブ進化論 梅田望夫
 雑誌の特集には書いていないグーグルについてのきちんとした論考

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
梅田 望夫
筑摩書房
売り上げランキング: 1407

第2位「できる子にする「賢母の力」」 木下 晴弘 ★★★★★


著者の木下さんは、塾講師出身の講演家です。
ちなみに参考図書に上げた

「涙の数だけ強くなれる」は、ものすごく泣ける本です。

私も泣きました。そして、その本の出版記念講演を拝聴しましたが、
やはり私もふくめ参加者の多くが涙していました。


そして、ランキングに上げた本書には、その木下さんの編み出した
人を感動させるためのルールが公開されています。


■感動が生まれる3つのパターン

(1)無意味なものに意味が付加されるとき
(2)複雑なものが単純化されたとき
(3)見えないものが見えるようになったとき


最近「感動」をテーマにした本が多く出ていますが、その中でも
このルール化は、白眉です。


感動の講演を実践し、それをわかりやすい形でルール化している。


「涙の数だけ強くなれる」講演会では、私の古巣、
船井総研のコンサルタントが絡んでいるので、ルール化されている
理由の一端が分かった気もしたのですが、感動を生み出すルールについて
知りたい方は、本書と参考図書を是非読まれることをオススメします。

講演・セミナーなどを生業としている方に、非常に役立つと思います。



できる子にする「賢母の力」
木下 晴弘
PHP研究所
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涙の数だけ大きくなれる!
木下 晴弘
フォレスト出版
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第3位「新・家元制度」前田出 ★★★★★



私は、出版講演会に絡む等でないと、あまり本を買わないのですが、
この本は、何度か書店で立ち読みしたあと、買ってしまいました。

すごいことが書いてある本だと思います。


2008年末に行われる公益法人改革により、中小・個人組織のあり方が

変わるなどの展望の話まで、非常に有用です。


ブランディング、セミナー、コンサルティング業を生業にしている方は、

本書で述べられている「家元制度」のエッセンスを
ちりばめられると、ポジショニングが違ってくるのではないでしょうか。



第4位「海馬」池谷裕二・糸井重里 ★★★★★



下條信輔さんを初めとする脳や意識に関する書籍は、今後の社会の中で、
自分をコントロールしていくために必要な知識だと思っています。

トッププロの実力差が、素人とプロの実力差より大きい理由や、
情報の伝達の要点は発信者ではなく、受信者が握っているということについて
の本質的理解が、脳細胞レベルで解明される点は、非常に痛快です。

特に個人的に感銘を受けたのは、

脳は30歳を過ぎると関係性をみつけていく能力が強くなる

ということ。


船井総研、起業失敗、ベンチャー企業への就職など、ひたすら身体を使って

過ごした20代を過ごした後、30歳を超えてから「勉強」を始めた自分

励ましてくれる素晴らしい理論です。

その他の池谷裕二さんの書籍も素晴らしいですが、本書は糸井重里さんとの
対談を通じて、池谷さんご自身で書かれたものとは別の視点が引き出されて
いる点が素晴らしいです。


海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
池谷 裕二 糸井 重里
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第5位「COSMOS」アーウィン・ラズロ ★★★★★



ラズロ氏の「叡智の海・宇宙」の世界観に、かつて衝撃を受け、

私の世界観の中ですごく大きな位置が占められています。


そのラズロ氏が来日講演して、
出版された書籍がこれです。ラズロ氏の提唱するアカシックフィールドという
仮説の裏づけを取っていく事例やこれからの社会のあり方への提言が
多く盛り込まれており、非常にオススメです。
 

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