なんか今週はちょっと疲れてしまって版画の作業もする気にならず、それと師匠の個展が土曜までなので、一足早く電車で東京に帰ってきた。
まずは科学博物館で「大英自然史博物館展」へ。気合いを入れて上野に向かう。お腹が空いても泣かないようにおにぎり持った。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2017/daiei/
上のチラシのように、CGで動きを再現したモニターがあっちこっちにあった。可愛い。
こまめに「撮影禁止」指定箇所が書かれていて分かりやすかった。そこ以外はだいたい撮影可。
何故か女子に人気のサーベルタイガーの骨格とか、ゴリラとツーショット撮りたい修学旅行生とか、部分的に混み合ってるが私とはツボが違うようなので気にならない。
始祖鳥の化石。
化石の石って、ほとんどが石版画に使ってる石灰石なんですよー。どうしてもそっちに目がいっちゃう。ドイツのゾルンホフェン産。
一昨年Bunkamuraで見た「キャプテン・クック探検航海とバンクス花譜集」http://www.bunkamura.co.jp/s/museum/exhibition/14_banks.html
の続きのような、その時見た図版の現物もあったり、有名な探検家の業績の他に、ちょっとしたエピソードもあったり。
山田孝之の音声ガイド、渋い声なのに「イッツマイトレジャー!」ってたびたび言うの恥ずかしい。イヤホン式じゃなくて受話器式なのが面倒くさいけど、展示には無いクイズ方式のエピソード紹介もあって面白い。
鳥の剥製がみんな、いわゆる「床の間の剥製!」じゃなくてただの撃ち落とされた鳥みたいで、切ないんだけど、ペンギンだから可愛いくって、なんかもう。。。
最後の最後に「ピルトダウン人」という捏造された発掘の展示もあって、ゴリラと人間の骨を組み合わせて薬品で古びさせたものだと分かったらしい。
長期間保管したことで、その間に科学が進歩して昔は調べられなかった検証が出来るようになった。DNA検査とかMRIとか。
「捨てない事も博物館の仕事」
これは本当に某大臣に聞かせたい。
存分に見てクタクタ。自販機見つけたのでおにぎり食う。常設見ないと損なんだがこないだ見たばっかりなので屋上ハーブガーデン。ローズマリーとラベンダーの種類と強さに驚く。
エレベーターに乗ったついでに地下展示もちょっと見る。正直、化石や骨格は常設(地球館)のほうがすごい。ちょっとのつもりだったがガッツリ見てしまった。
神保町の文房堂ギャラリーで阿部浩先生の個展、石版画じゃなかったけど。お元気そうだった。その後、美学校に立ち寄り、グループ展のDMを置いてきた。
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追加
ペンギン剥製の件、公式さんの解説