昨日は大事な仲間のone-man LIVEへマイク
終始、彼らしい空気感の歌に音に言葉に。
大満足な1時間半でした。

LIVEって、この職業になる前はもちろんやった事はありません。
それに何てったって私根っからの引っ込み思案でもあり、超がつく人見知りです。
笑笑

そんな人が何でこの職業なんだろうと未だにふと思う時があります。。。

ちゃんと理由はあるんですけどね。



ゴスペル時代、私が小学生の頃。
歌う事は大好き、音楽も大好きなちびっ子でした。
でも、表には出たくない性分でもありました。

隅っこの方でなるべく目立たずに、
小さめに楽しんで歌っていた私を、私の知らない所でその場面を密かに聴いて下さっていた方がいいいました。
当時お世話になっていたクワイヤーでディレクションをしたりピアノを弾いてくれた叔父様。
通称:ピアノコージ。
(名前がこうじだからね照れ笑 皆にもそうやって呼ばれていました。)

その方に「ふみちゃん、今度皆の前で歌ってみない?」
私が一番恐れている言葉を言われてしまった瞬間でした。 ガーン

当然大反対で、必死で嫌がりました。
泣きもしました。
いやすぎてね。

それ以上にこわかった。人前で歌うのが。

どんなに温かく見守ってくれていると言っても
大勢の人の視線はこわいものです。
だってそんなの浴びた事なんて一度もないんだから。

そんな小さな女の子が必死でイヤがるのをよそに、ピアノこーじさんは、負けずに何度も何度も私に「歌ってみないか?」とTRYしてくれていました。

なんとその期間、
3ヶ月。
凄いでしょ。。大の大人の方なのに。
子供ながらにびっくりですよ。
と同時に、申し訳ないと思ってしまいました。

『こんなに大きな体をした大人の人が、ここまで何度も何度も歌わないかと話に来てくれている。。どうしよう。。。』
正直、悩み過ぎて気持ち悪くなった事もあります。笑笑

でもここで決心しました。
『一度だけ、一度だけなら頑張ってみよう。
ここを頑張ればもう人前で歌わなくても大丈夫なんだから。』

人って緊張し過ぎると吐きそうになるのですが、この時まさにその状態。

勇気を振り絞りました、自分が出し切れる100%まで。



そして
歌い終わった後。
大拍手喝采。
相当な時間鳴り止みませんでした。
クワイヤーの皆、私以外30歳以上の方がほとんど。
涙を流してくれる方もいました。


その時今までの気持ちが一気にひっくり返ってしまったんです。
『歌うのってこんなに気持ちのいい事なんだ!』と。

そこが私の音楽生活の始まりでもありました。

前説が長くなってしまいましたが、
要は、LIVEってこわいものでもあり、達成感もあり、高揚感も兼ね備えたミラクルな場所です。

「100回の練習よりも、1回の本番。」
本当にそうです。
練習は絶対だけど、練習通りにいかないのがLIVE。
だから、演者側はこわくもありますが、終わった後の経験値は相当なものです。

素晴らしい想い出にもなる。


その人の人柄が、色に空気にそして音になって沢山溢れ出す場所。

準備している時、本番前、
最高潮にこわいですが、良いLIVEをやり終えた後は、
「またやりたいな。」
そう思ってしまうものです。

聴いて下さるお客さんがいて、はじめて全てが揃う。
「お客さんは自分の鏡だから。」
その通りです。
エネルギーの交換が出来てそれがどんどん大きくなる瞬間は最高に嬉しい。

昨日のLIVEは
とっても素敵なLIVEでした。

やっぱりLIVEっていいね。
CDも良いけど、LIVEには敵いません。

私も早くやりたいな〜。
良いLIVEをみせられると、私だって負けないぞと思っちゃう。


また誰かにそう思ってもらえるように、準備しておこう。

幸せな時間でした。ドキドキ
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peace音符smile