2012年12月末。

名古屋JKファクトリー&フィットネスで初の合同忘年会が行なわれた。
二つのジムが合同だったので、ジム史上最高人数の忘年会となった。
二つのジムの会員同士が交流し楽しみましょう、という体で行なわれたのだが、
会員同士が楽しみ過ぎて腕相撲大会は始まるは、一気飲みは始まるわで、クッチャクチャになった。

あとから小森会長とも反省したのだが、
人数が多くて全てに目が回らない以上、
前もって注意事項を示しておくべきだった。
救急車で運ばれるものはいなかったにしろ、
急性アルコール中毒で介抱されたのが4名もいた。
男子トイレの小便器に嘔吐し、排水溝を詰まらせて洪水させ、
女子トイレでは女性会員が酔いつぶれて出て来ない始末。

ちなみに、酔いつぶれた全員が名古屋JKファクトリー側の人間だった。
でも私は、「不幸中の幸いだな」と、正直ほっとしていた。
もし、酔いつぶれたのが全員名古屋JKフィットネスの会員だったとしたら、
小森会長に何を言われるかわかったものではない。

「もうお前のところとは忘年会はしない!」
「スンマセン、スンマセン!!」

そう言って、私はスンマセンロボットになるしかなかっただろう。
おそらく、この合同忘年会の惨事は永遠と語り継がれていくことに違いない。

「だから忘年会はイヤだって言ったんだ!」

と竹村健二チーフインストラクターが、
二次会のラーメンをすすりながらぼやいていた。


※ 名古屋JKフィットネス会員の皆さんは安心してください。
2012年の反省から腕相撲&一気飲みは禁止となり、
2013年の合同忘年会は非常に楽しく、
みんなでワイワイ交流できた素晴らしい会となりました。

このときの忘年会で、酒に飲まれて潰れてしまった一人に、
石橋真幸がいた。
まだ潰れる前、かなり酔った状態で石橋は会長と何やら話し込んでいた。
石橋のろれつは回っていない状態だったが、
会長は邪険にせず、真剣な表情で石橋の話を聞いていた。
そして、その後すぐにフラフラの状態でトイレで吐きまくった。
「大丈夫、大丈夫」
と酔っ払い特有の文句を言いながら……。
忘年会の終了間際、加賀有美子に介抱され酔い潰れていた石橋に、私は声をかけた。

「仕方ないよ。たまにはこういう日もあっていいだろ」

石橋は、「大丈夫です」と呟きながら、

「僕は、佐藤さんがうらやましいっす。
怪我なくここまでやってこれて……。
僕も……本当はまだ続けたいっす……」

石橋は朦朧とした意識の中、私にそう言った。
石橋は、うつ向きながら泣いていた。
私はもらい泣きしそうになりながら、こう返した。

「オマエは凄いな。
あんな怪我して、まだやりたいっていうんだからさ。
じゃあオマエがリングに帰って来るまで、
オレはまだまだしっかり頑張ってるから、
焦らず慌てず、まずはしっかり治そう」

「共にチャンピオンになろう」と約束し、
無念のドクターストップを告げられたかつての戦友、杉浦磨のことを思い出しながら、私は家に帰った。

続けたくても続けられない人がいる。
それなら、続けられる人ががんばらにゃあ。


続く

石橋真幸、執念の復活劇①
石橋真幸、執念の復活劇②
石橋真幸、執念の復活劇③
石橋真幸、執念の復活劇④
石橋真幸、執念の復活劇⑤
石橋真幸、執念の復活劇⑥

明るく生こまい
佐藤嘉洋

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試合直前情報
公開練習&インタビュー動画


2014年3月23日(日)
名古屋国際会議場イベントホール
セミファイナル第10試合
佐藤嘉洋vsペットマンコン
開始15:00 
大会終了予定19:00
私は多分18時以降?

VIP席40,000円(打ち上げパーテイー・パンフレットつき)
SRS席20,000円
RS席13,000円
S席7,000円
A席5,000円

佐藤嘉洋応援シート締め切りました!!
それなりのご応募ありがとうございました!!
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佐藤嘉洋が講談社から作家デビュー。
処女作
『悩める男子に捧げる 1001のローキック』
販売中。
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