⤴︎格闘家として、作家としての顔を表現した秦義之さんの作品

とにかく2013年は激動の一年だった。
試合数も過去最多タイ、出場大会数は過去最多更新。
三部作にしてしまうくらい意義のある試合をすることができた。
今回はそのボーナストラックとしてプライベートで起こった様々なことを書いていこうと思う。

まず今年悩まされたのが体調だ。
2012年末から咳喘息を患い、大晦日のグローリー解説から正月明けに耳ヘルペスを発症。
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⤴︎さいたまアリーナの外

耳ヘルペスは帯状疱疹と同じで、酷くなると顔面マヒなどの後遺症も残るらしく、結構危ない病気だった。
腐臭を漂わせており、後輩の水野志保からは「加齢臭かと思った」と言わしめたほど。

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⤴︎高山のキックジムでのイベントの帰りに発熱(とんでもない悪寒の中、ミドルを蹴った)。

春先には、ある場所を挫傷し、季節外れのインフルエンザを食らい、32歳にしてインフルエンザ童貞を喪失。
初夏の候、甲状腺に腫瘍の疑いがあったが、疑いだけで結果はシロ(ビビらせんじゃねえ!)。
夏には鼓膜を破り(もう何回目かよくわからないけど)、秋には肩を痛める。
同時に肝機能が低下し、またある場所を挫傷し、ハイキックで親指が目に入り視界が狭まる(多分治った)。
そしてウクライナで逆関節を極められ負傷し、とどめは対戦相手と一緒にトイレで仲良く嘔吐。
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来年はもうちょいと快調になってよねって感じ。
ホントお疲れ様でした。今年の自分。

さて、体調はさておき2013年のプライベートで、何が一番大きな出来事だったか、というと、
3月15日に講談社から「悩める男子に捧げる1001のローキック」で作家デビューしたことだ。
こんなPVまで作ってもらった。

「悩める男子に捧げる1001のローキックPV」

キッカケはツイッターだった。
私のつぶやきがとにかく狂っていると講談社の担当の目につき、コラムの連載を依頼されたのである。
コラム終了後も原稿を勝手に書き続けていたら、あれよあれよと社内プレゼンが通り、講談社の取締役の方々からお墨付きをもらい、販売重点書籍として華々しく処女作を世に送り出したのであった。
小さな頃からの夢が叶った瞬間だった。
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処女作のあとがきにもある通り、私はこの本を出したことで感謝の言葉を口にしていない。
本を出したことで満足したくないからだ。
作家デビューはただの始まりに過ぎない。
次回作を出すことができたとき、全方位に向けて感謝の言葉を口にしたいのだが、現状の処女作の売れ行きでは少々厳しい数字だそう。
天下の講談社の販売重点書籍に選ばれるくらい内容が良くても、売れ行きが爆発するわけじゃないんだな、と物思いにふけった。

だが完全な自信を持って送り出した本である。
近々再評価されて爆発的に売れる日が来るだろう。
私はそう確信している。
でもできれば生きているうちに頼む。
自分では次代の村上春樹だと思っている。
今のうちに目をつけておいてよ。
そのうちぶっ飛ぶよ。

作家デビューに付随して、約9年間ブログ上で続けていた「月末の質問の答え」が、「1001の首相撲」にて独自展開することになった。
始まって一年弱で400弱もの質問に答えた。
スルーした質問はここまで0である。
コンドームの着け方まで答えている。
どんな質問でも待っている。
試合同様、私は逃げない。

12月からは2007年から経営を続けているぶる~と整骨院が有我新院長を迎え新体制になり、リニューアルオープン。
来年度からは鍼治療も開始され、どんどんパワーアップしていく。

名古屋JKFitnessもキックボクシングを楽しむ人で溢れ、とまでは言わないが、キックボクシングを楽しむ人を着実に増やしている。
12月からはゴールド会員様も生まれ始めた。

格闘家、経営者に加え、自分を形作る柱が一本増えた2013年。
格闘家、経営者、作家の三本柱で、ますます何だかよくわからない人間を目指していく。

引き続きあなたのサポートが必要不可欠です。
必ず面白い景色を見せて差し上げますので、どうぞ来年もよろしくお願いします。
今年もありがとうございました。

メリークリスマス。
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2013年総括の前に
2013年キックボクシング総括1月~5月
2013年キックボクシング総括6月~9月
2013年キックボクシング総括10月~12月
2013年プライベート総括

明るく生こまい
佐藤嘉洋