■雨

近頃、休みの日になると雨が降る。
洗濯がはかどらない、冬布団が片付かない。
こういう日は、雨にも負けず、風にも負けず・・・とつぶやきながら
雨によって予定を変えんぞっ！と
宮沢賢治の顔をふと思い出して、
今ああいう顔の男子ってほんとに居ないよなぁと思うのが恒例。
つねに戸惑いの表情のイモみたいな顔つきの友人に囲まれながら
自分も同様、イモの顔で毎日部活にあけくれていたイモの顔は
いまもあんまり変わらずイモの顔である自分の顔を
本日、雨にも負けず行った美容室の鏡に写る自分のイモの香りを
感じていとおしく思った本日雨の日。
美容室の鏡はなんであんなに不細工にうつしてくれるのか。
ユニクロの試着室の鏡は縦長に映るように細工してくれている様に思い
その心づかいに感謝いたしますが、
美容室もよろしくお願いします。
てなわけで、つまり、今日は雨に負けて午後の予定は
雨に濡れない予定に変えました。
きっと晴れていたら、こんなどうでもいい事は書かなかったはずです。
サンバな国に生まれたらこんなジメジメした事は書けまい。
師匠にギターを教えていただく事になったので
ホコリまみれで、いつもつまづいて蹴っ飛ばしては
「ジョー～ン」という音をかなでていたギターケースを恐る恐るあけてみたら
ギターが恨めしそうにこちらをのぞいておりました。

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デリシャスウィートス