大井町線の大井町駅に、ホームドアがついた。

このニュースはずいぶん前に報じられていたのですが、管理人は今日(11日)まで見に行くことはありませんでした。

実は、本日管理人は長津田検車区と恩田(東急テクノシステム)の月例視察に出かけ、その帰りに大井町駅を見てまいりました。


ホームドアはこんな感じ。現在同じ東急の目黒線や東京メトロ副都心線、あるいはつくばエクスプレスなどで採用されている、腰高のゲートタイプのものとなっています。完全なドア型のものは、普通鉄道では東京メトロ南北線とあおなみ線の金城埠頭駅くらいですが、あれはさすがにコストがかかりすぎますからね。



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白基調だが黒がアクセントとなったデザイン


白い中に黒がアクセントとして配されることで、引き締まった、かつおしゃれなデザインになっていますね。


ところで、上の写真はホームドアが開いている状態の写真ですが、閉じた状態だとこうなっています。



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ガラスを使用し、開放感を演出


副都心線までは、ドア部分が板になっていたものが多かったのですが、山手線の恵比寿・目黒両駅に採用されたものは、これと同じようなドア部分がシースルーになっているものでした。このようなシースルータイプは、現在設置が進められている有楽町線でも採用されているようなので、将来的にはこちらのタイプが主流になるのでしょう。


ところで、このホームドア、単に電車と乗客を隔てるだけではなく、ある仕掛けが施されています。

それは何かというと…。



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モニターが!


なんと、ホームドア部分にモニターが埋め込まれ、ここに広告などを流すことができるようになっています。このようなタイプは初登場のような気がします。もし「よそにもあるぞ!」という情報をご存知でしたら、コメント欄までお寄せいただけるとうれしいです。


大井町線は20m車だけで運転されており、かつ朝夕のラッシュの混雑率もそれほどではありませんから、東急各線の中では、最もホームドアを導入しやすい路線だと思われます。大井町駅への設置は他の駅への設置をもくろんだモデルケースでしょうが、大井町線の他の駅、あるいは他の路線にも波及するのでしょうか? 東急は国交省に対し、東横線へのホームドア設置を検討する旨を伝えたとのニュースがありましたが、それも含めてどうなるのか。今後に注目です。


※ 当記事にコメントを下さる場合は、ホームドアそのものの是非及びそのあり方については、コメントをご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます。管理人はそのような問題について議論するつもりはありません。

また、記事の投稿日を03/10とします。