松江駅前で「撮りバス」を敢行した管理人は、「松江・境港直行バス」に乗車して、境港へ向かうことを決意。

実は、美保関に行こうかとも思ったのですが、美保関は平成4(1992)年に訪問したことがありますし、また一畑バスの「気合の入れ具合」に触れて、ちょっと体験してみようかと思ったのもあります。


直行バスは、松江駅前バスターミナル9番乗り場から発車。この9番乗り場は、出雲空港連絡バスや境港からの隠岐航路連絡バスなどが発着する乗り場ですが、ここにはこんなポスターが↓



さすらい館-110820_113520.jpg
気合入ってますね~(^o^)


ただ、「松江・境港直行バス」は、「隠岐航路連絡バス」とほとんど同じ(運賃も松江-境港間1000円で同じ)はずなのですが、後者は「船便リムジン」だからか高速車が充当されていました。管理人も高速車、そこまでいかずとも初日に乗った出雲空港→出雲大社間のバスのような車両を期待していたのですが、現れたのは…。



さすらい館-110820_122447_ed.jpg

栄えある「直行バス」に充当されていたのはこの車両でした(境港駅前で撮影)


(゚д゚;)


一 般 路 線 車 じ ゃ ね ぇ か


ちょっと落差が大きすぎるのではないかと思いました。

もっとも、管理人のようなバスヲタにとっては、一般路線車で高速・長距離走行を楽しめるので、むしろ願ったりかなったり。勇躍乗り込み、運転士さんの後ろの席を占めます。


バスは松江温泉や松江城で乗客を既に拾ってきたようで、松江駅は松江市内最後の停車地でした。ここから、ノンストップで境港へ向かいます。


松江の市街地を過ぎると、車窓に中海が見え隠れします。



さすらい館-110820_115942.jpg
見えますか?


この湖の対岸にはJR山陰線が通っているはず。天気は相変わらずですが、美しい景色が見れてうれしくなります。

そして、「八束」といわれる地区へ近づくと、なんと車窓の両側に湖が!



さすらい館-110820_120142_ed.jpg
こんなに間近に!


後で地図を見たのですが、このあたりは中海の間を突っ切る道路になっているようで、そのために車窓の両側に湖が見えるようになっていたのです。それにしても、車窓の両側に湖が見えるとは。海なら九州の香椎線や、北海道の根室本線の末端区間がありますが、バスでこういう車窓をみれるとは思いませんでした。


そしてこの「八束」地区を過ぎると、橋を渡って鳥取・島根県境を越えますが、なんとそれが巨大な道路橋となっていました。これから渡ろうとするのですが、あたかもバスの前に立ちはだかっているようで、その威容には圧倒されました。

後で調べたら、この橋は「江島大橋」というそうで、7年前の平成16(2004)年10月に完成したとのこと。日本最大の「PCラーメン橋」とのことです(詳細は こちら )。


江島大橋を渡り、3日間滞在した島根県と別れ、鳥取県へ入ります。

そして境港の市街地を抜け、12時15分、境港駅前に到着。


さすらい館-110820_125145_ed.jpg
すんごい人でした!


この日は土曜日だったのですが、やはり夏休み中の土曜日のせいか、すんごい人・人・人!

境港市は、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるさんの出身地で、それを観光振興のネタにしていたのですが、昨年水木氏を主人公にしたテレビドラマ「ゲゲゲの女房」がヒットしたこともあり、多くの観光客を集めています。


管理人も境港市内を散策し、昼食を済ませてから13時20分発の米子行きに乗車、境港をあとにしました。

境港の次の目的地は、世界で唯一の妖怪空港の視察です。