写真はJALファーストクラス利用者など、限られた乗客が利用できる「さくらラウンジ」です(なお、この写真は、ブログに掲載する旨を明らかにした上、JALのスタッフに撮影・掲載の許可を得ております。このスタッフの方は、『他のお客様の肖像権に配慮していただければ、お客様のモラルにお任せいたします』とのことでした)。
管理人は、今週末ある目的があって福岡に来ていますが、福岡への往路、かねてから乗りたいと思っていたJALの「ファーストクラス」に乗ってみました。
ファーストクラス利用者は、上記のラウンジが利用でき、しかもそこではウイスキーやビールを含めた飲み物が無料で何杯でも飲むことができます。
さくらラウンジの入口も、実に高級感があふれる作りになっています↓
さくらラウンジの入口
ちなみに、管理人のチケットはこれです↓
「ファーストクラス料金」に御注目を
勇躍乗り込みます。
(機内は写真がありませんが御容赦下さい)
まず、目に飛び込んでくるのは真っ白で大きな総革張りの座席。これは実に座り心地がいいものでした。そして驚いたのは座席の間隔です。足を目一杯伸ばしても、前の座席に足がつかないのですから! もっともこれは、管理人の体型が短足であるということも、多分に影響していると思いますが(^^ゞ
乗り込むと、すぐ客室乗務員が声をかけてくれ、コートやジャケットを預かってくれます。これが実に気分がいいんですね。普通席ではこんなことはありませんから。
離陸してシートベルト着用サインが消えると、食事・飲み物が配られます。
こんな立派なメニューがあるんですよ。もちろんお持ち帰り。
高級レストランのメニューのよう
中はこうなっています↓
読めますか?
このメニューによると、夕食のメインディッシュは「イノシシ肉と野菜のコンソメ煮」で、大阪・心斎橋の有名フランス料理店の監修を受けているようです。
それとは別に、スナックとして「堅焼きそば」や「チキンとキノコのマリネ」などもありました。
飲み物は充実していて、赤ワインはもちろん、ビールも主要銘柄が揃い、焼酎も「森伊蔵」が用意されるなど、左党にも満足できるラインナップとなっています。ただウイスキー派の管理人としては、ウイスキーがないのが残念。
結局、管理人は上記「イノシシ肉と野菜のコンソメ煮」と「チキンとキノコのマリネ」、赤ワインをチョイス。
料理は非常に美味しかったです。メインディッシュはイノシシ肉のつみれのようなものにマッシュポテトとコンソメゼリーが添えられ、野菜はブロッコリー・カボチャ・大根。いずれも野菜本来の力強い旨味に満ちていて、まさか機内でここまで美味しい野菜が食べられるとは、と嘆息しました。イノシシ肉は思ったより淡泊でした。
赤ワインですが、飲みやすいのですが後でガツンと来る感じでした。しかし、思ったよりおとなしい味で、これならスペインあたりの野性味のある赤ワインの方が美味いと思いました。
料理と酒を堪能し、最後をコーヒーで締めれば、立派なディナーです。
管理人は、このような贅沢なディナーを堪能し、空の上にいることを忘れてしまいました。
あっという間の飛行時間を過ごし、21時40分に福岡空港へ。疲れを全く感じない快適なフライトでした。
感想。
僅か2時間足らずの短い行程に、ここまで豪華な装備が要るのかと最初は思いました。ですが、鉄道の優等車両と決定的に違うのは、地上にいるときから「特別扱い」が徹底していることです。そして、客室乗務員のサービスと相まって、設備の豪華さよりは「居心地」を重視したサービスになっていることでした。そしてこのようなサービスは、残念ながら航空業界の方に一日の長があるのか…と思いました。
JR東日本は、新型「はやて」に現在のグリーン車を上回るグレードの「スーパーグリーン車(仮称)」を連結することを発表していますが、今日管理人が登場したファーストクラスのような「居心地の良さ」まで実現できるかが成功の鍵でしょう。別に何でもかんでも飛行機のまねをしろという気はありませんが。
それにしても、実に快適で気分上々な旅でした。通常運賃に8000円のプラスですが、癖になりそうで怖いというのが、正直なところです。