「最後の授業 ぼくの命があるうちに」

投稿期限が今日(日付が変わってしまったので昨日)までですね!すみません、6~7月前半は特に忙しくて、なかなか書けずにいました。
先月ですが、アメブロのクチコミネタ
の企画で、最近話題の「最後の授業」という本を頂きました。ご報告が遅れて申し訳ありませんでしたが、きちんと届いています。ありがとうございました。
著者は、アメリカの大学教授ランディ・パウシュ氏で、癌を患い46歳にして余命3ヵ月~半年と宣告され、大学を去る事に。そんな教授が昨年、最後に行った講義とその後の記録が本書になります。
アメリカでベストセラーとなり、日本においても書店では「注目の書」として目につきやすい場所に積まれていますし、先日はNHKでも紹介されていました。ネット動画の配信数もすごいらしいですね

そんな注目の書をプレゼントして頂けると事で、加えて著者が「教育者」という事もあり、応募させて頂いたわけです。
本が届いて最初の方を読んでみたのですが・・・個人的には期待外れというのが、最初の正直な感想でした。
なぜなら、著者はすごく幸せだから。若くしてご自身の夢の多くを叶え、妻子にも恵まれ・・・
努力しても夢叶わず、でも立ち上がりすべき事を誠実に行っても報われない、生活や将来が不安な自分としては、著者は恵まれていて羨まし過ぎるし、遠い存在の人のように思ってしまい、苦労している者の励みにはならないような感じを受けたのです。
そのため、読み進められなくなってしまい(忙しい事もあって)、しばらくそのままにしてしまいました。
今の世の中、いくら頑張っても希望の叶わなかったり、真面目に働いても理不尽な待遇を受ける人の方が多いと感じます。そんな現在、教師をしてきた自分でさえ、生徒に「夢見る事の大切さ」を語れなくなってしまいました。
むしろ「現実の厳しさ」ばかり言っているような気がします。
もし私が今、人々に伝えるとしたら「夢や希望が破れたり、失敗した中から如何に立ち直るか」という事ですかね。
しかし考えてみると、パウシュ教授は、働き盛りにも関わらず余命いくばくもないというのに、そんな風には微塵にも感じさせない、それどころか、体は健康な人間さえも羨むような明るさとパワーをお持ちなのですよね!そこがこの教授の素晴らしさなのかもしれません。
改めて本書を手にすると、表紙の著者の写真に惹きつけられる思いがし、途中のページから開いてみると、最初より興味を持てそうな感じです。こういう読み方はあまりお勧めではないのでしょうが(^_^;
まだきちんと読んでおらず申し訳ないのですが、この著者は、何事においても「感謝」の気持ちを持っておられると感じました。思うようにいかないとすぐ不満に思い愚痴ってしまう自分も見習うべきだなと。
今日中に仕上げねばならない書類があるので、それが済んだらまた読み返してみます。評価に間に合えば、こちらも少し書き加えたいと思います。
- 最後の授業 ぼくの命があるうちに/ランディ パウシュ
- ¥1,575
- Amazon.co.jp