長野県知事選―田中知事の敗北とガラス張り知事室廃止
昨日、任期満了に伴う長野知事選挙が行われ、元自民党衆議院議員の村井仁氏が、現職・田中康夫氏を抑えて初当選した。
「改革」を掲げて当選し2期を務めた作家出身の知事の落選は、国内でも関心を集めた。
こんな事を言っては申し訳なですが個人的には、この「田中康夫」という人物は好きではない。
何だか言動が派手に思えたし、女性関係もあまりよろしくなさそう。
いつぞや女性タレントを膝に乗せてどうこうした、という出来事も聞いた事がある(何てキモい奴だ!)。
敗因理由として、手法が挙げられていますが、こうしたものを含む人間性の部分が大きかったのでしょうね。
それにしても、なぜ「長野」だったのだろう?
県外の人間がいきなりやって来て、最初は目新しく感じたものの、結局はその土地の人間になれなかったということでしょうか?
また、新党結成して党首になってしまったのには、知事として非常にマズイと感じました。
これらの行動が積み重なって次第に浮いていき、支持者が次々に離れてしまったのでは、と考えます。
村井新知事は69歳という年齢ゆえ「大丈夫かなあ」という心配がないわけではない。
しかも元与党議員という事で(しかし当時の印象がない)、旧体質に戻るのではという不安の声も挙がっている。
それでも予想では接戦、結果は大差であった。安定してごく普通にやっていきそうな知事が選ばれたという事でしょうか。
そして田中氏は、今度は参議院選に出馬の意向を示した。やっぱりね。。。
長野の人間でないのに偉そうに失礼致しました。
ところで田中知事は、ガラス張りの知事室を作った事でも話題を集めましたが、村井新知事は
「外見だけ透明でも、政策が透明とは言いがたい」と、その知事室に入るのを拒む発言をしたのが印象に残った。
これについても「外見が不透明なら、内面はなおさら」という声が聞こえているが、これで連想した事を少し書きます。知事室とは次元が違って恐縮ですが・・・
現在の勤務校の職員室にはドアや壁がなく、生徒も通れる通路に面しているのです。
「生徒が気楽に教員に接す事が出来るように」という事を目的にしているらしい。
確かに、この考えにも一理ありますが、実際にこうした職員室にいると、不便と感じる事もあります。
仕事の際には、外部に見られては困るもの、聞かれては困る事もあります。
例えば、試験期間前後のテスト作成や採点・成績評価には非常に不都合です。
その通路は出入り禁止になるとはいえ、間違って入ってくる生徒がいたり、放課後に生徒による掃除が入ったりするんです(汗)
(そういう時は「それらを隠せ」と言われますが、そのたびに中断させれるのは不便!)
生徒など校内の事柄に関し、他の先生と話し合ったりする必要がある場合でも、それが出来ない(><)
プライバシーを守って円滑な情報交換すらしづらいのです。
また「常に複数の人間に見られている」という状況は、かなりのストレスにもなります。
やはり職員室は、普通の学校のように壁とドアがあって、生徒がノックしたり「失礼します」と言って入ってくるのがいいです。
これは、他の仕事の場合にも当てはまると思います。
そして役職が上になるにつれ、正当な業務でもその組織での極秘情報を扱う事が多くなるはずです。
その時に、ガラス張りorドアなしというのでは、仕事は非常にやりにくいに違いない。
やはり、ある程度はプライバシーは守られるべきと考えますが、いかがでしょうか?