今更ながら、サッカー・ワールドカップ批評 | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

今更ながら、サッカー・ワールドカップ批評

 6~7月にかけてサッカー・ワールドカップが行われましたが、忙しくてあまり見られず、
しかも日本がオーストラリアに負けてしまった時点ですっかり興味が失せてしまいました。。。
その日は夜中にやっており、日本が優勢で勝ちを確信していつの間にか眠ってしまったら、、、
こんな事を言ってはいけないのですが、強国に負けるならまだ仕方ないと思えますが、
サッカーではあまり名の通っていない国に負けるたのは悔しかったのと、そうなると日本も厳しいと・・・
それでも次のクロアチア戦は見ましたが、ブラジル戦は起きていられませんでした(*_*)
日本は結局まさかの予選敗退で、全く見る気が起こらず、どの国が勝ち進んでいるかも分からず(苦笑)


しかし、そんな私もさすがに決勝戦「フランス×イタリア」は見ました。
終了時間になっても同点、延長戦でも点が入らず、PK戦まで持ち込み、フランスが1回外した事でイタリアの優勝!
最後の最後までどうなるかの分からない、盛り上がりのある試合でした。
しかし、これを最後に引退を表明したフランスのジダン選手が、相手選手に「頭突き」をして退場に・・・(>o<)
この時は「自分の最後の舞台をこんな形で汚すなんて不名誉だ」などと思ってしまいましたが、
そのイタリア選手がジダン選手に対して、故郷や家族を侮辱する発言をしたとか!
何だか後味の悪い終わり方になってしまいました・・・


確かにジダン選手の行為は、スポーツにはあるまじき行為であり、世界中の観衆をがっかりさせた事は否めません。
しかし、それ以上にイタリア選手の「言葉の暴力」の方が許せません!
自分自身の事を侮辱されるのでさえ非常に腹立たしいのに、まして家族の事を言われては・・・
心の傷は相当のものだと思います。私なら、頭突きどころでは済まないでしょう(苦笑)
先日、両選手に処分が下されましたが、これは正しかったと考えます。


ジダン選手は、本来なら盛大な拍手と声援の中で行うはずだった現役最後の大舞台で
相手国選手に侮辱され、手を出してしまったために最後まで戦いきれず、しかも敗戦という形で終える事となってしまいました・・・
しかし、この騒動から皆が学ぶ事は大いにあると思います。
異なる国や文化そしてそこに暮らす人々を尊重すること、そして
「言葉の暴力」は、体に与える傷以上に心に大きな傷を与えること
これらについて考えるきっかけとなれば、このワールドカップも生きてくるのでは、と考えます。
そうなると、彼が最優秀選手に選ばれたのも分かる気がします。


同時に、中田英寿選手も引退ですね・・・残念ですがお疲れ様でした。


なお、4年前のワールドカップの方が盛り上がっていました。
当時は大学院(修士)に入って間もない頃で、自身も一番嬉しく充実していた時でした。
(それに比べ今は・・・(泣)
一緒に講義を受けていた同級生皆で、大学の視聴覚室を借り切って観戦したのが思い出深いです。