住民から重要だと思われていない実態
議員の待遇改善や議員定数を考えるとき、住民の認識と議員の認識が交わらないということはよくあることです。
この実態を認識しながら、「市長より議会の方が大切」だと思っているというのがワタシの本音です。市長と議会の機能が違うので「住民がこの機能を使い分けられるのか」ということがカギではないかと考えます。
そのために、議会も議員も「もっと技術を上げなければならない」と考えています。
多くの地方議会では「議員が技術を上げるための体系的な取り組み」が無いのが実情です。これは制度的問題です。さらに先輩議員の存在ですが、党派や会派の制約から積極的にアドバスをしてくれる人は多くないと感じます。
栗山町議会のハナシに戻しますが、栗山町議会は議会としてなり手不足の問題に取り組み、議員たちが自分たちの在り方、議会の在り方に向き合っていることが稀有な例だし、民主主義を再考しようとする試みにつながっていると感じたのです。
(つづく)