市町村議員の給与と市町村議会議員の報酬について
今回の報告会は報酬増が主題だったと感じています。
ただ、「議員側が報酬を上げたくて上げたくて仕方がない」という感じではなかったことを最初に言っておきます。
報酬増は地方議会の生き残りのイチ手段
今回の議員報酬増は、議会改革を進めてきた先進議会が地方自治を継続させていくために、たどり着いた一つの柱が議員報酬の増であったと理解しています。
それを実現するためにいくつもの現実的な問題があるのです。
その一つが「予算制約」です。
一般的に、地方財政における議会の予算は「一般会計の1%」と言われています。
袖ケ浦市の令和4年度予算で見てみると、一般会計当初予算額 28,230,000千円で議会費が274,000千円、約0.97%です)
栗山町の場合、令和4年度一般会計当初予算額8,906,000千円で議会費が67,407千円です。約0.756%です。
財政状況の硬直化が進む中で費用を増額させることの難しさは、議会費だけに留まらず全ての項目に当てはまります。
この矛盾に正面から向き合っての試みなのです。
(つづく)