政治家の判断2
今回の副市長人事案、我々に知らされた時より副市長の仕事分野の重要性が増している気がします。
増しているというより、より具体的に見えてきたという方が適切だと思います。
職員や議員の専門性についても現代のテクノロジーからみたら
今までとは違う次元で考えねばならないことが増えてくるでしょう。
さて、一般的な知識的水準としての政治、これは住民も含まれるのです。
民意が選挙で選ばれた議員と通じて表現されるという構造で、
一般的な知識水準の民意を超えた事態にどう対応するか?
これは新たな分野の話だと考えます。
新たな分野ですが、政治家が行う対応はあらたなモノではないと考えます。
それは、
政治家の明確な説明です。
明確な説明を公は場所で政治家の責任として説明するのです。
そしてその決断に責任を取るかどうかなのです。
政治家はその覚悟があるかどうかです。
政治家の決断、説明責任は法律に明確に規定されたものではありません。
政治家の矜持に他ならないのです。
だから厄介なのです。
政治家自身が勝手に定義できるのです。
定義がないので勝手に定義できるというより、自己都合でよろしくやっちゃう
というのが現状に近いのではないでしょうか。
(つづく)