Discostar★Love 4 #119A | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

D★L Season 1 2 3

最初から→#1S
前回→#118A

Discostar★Love 4
#119/Side-A




こっちを見た翔ちゃんがフッて笑うから

つられて えへっ、って笑って

ドキドキしてたのがちょっと和らいだのに


そのあとまたオスの感じになって見つめられて




「ぇと、」




思わず視線をずらす。




「なんちゃって・・・っんぅ」




茶化そうとしたおれの唇は

あっという間に深く・・・、


さらわれて。




「ん、・・・ふ、」





翔ちゃんの右手が後頭部を引き寄せるから

逃げられなくて



息、が、




「んんっ、」




苦しいのに、




「・・・はっ、・・・っん」




マロが、




「・・・ぁ、」




帰ってくる、

の、に。




抵抗しきれないのは



キスが、

おれを・・・



溶かすから。




チュッ・・・、




「っはぁ・・・、」




やっと解放されて

甘く息が漏れる。



後頭部を外れた翔ちゃんの右手が

おれの頬を撫でて


親指が

唇をたどる。




もう一回、その甘いキスが欲しい、



そう思ったのに、

ガタッって背後で音を立てて

マロが戻ってきた。



サッと離れる手に、

寂しさを覚える。




「見て見て!いいモノもらって来ちゃった!」




マロがピランって紙切れをテーブルに置いて、

翔ちゃんが覗き込む。




ズルイ、おれも!




テーブルの上で顔が近付いた二人に反応して、

おれも紙切れを覗き込んだ。