Trick or ... #6 Side-M | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

これまでのお話


「えっ・・・と。おうち直行でいいのかな?どこか寄りたいとこある?」




「あっ、あぁ、雅紀は?この後予定あるならそのまま下ろしてくれていいけど。」



「いいよ、おれ、もう帰るだけだから。コンビニでも行く?」



「あ~、じゃあさ、ちょっと買い物付き合ってくれる?」





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夜でもやってる雑貨屋さん。



翔ちゃんもこんなところに来ることあるんだと思いながらたくさん積み上がってるカラフルな雑貨に目を奪われてると、パーティーグッズのところにいた翔ちゃんに呼ばれた。




「なぁ、雅紀、どんなのが好き?」



「へっ?」



そこには、ナース、とか。ウェイトレス、とか。いつかのサプライズで着たようなミニスカポリス。




「ナース、かな?」



「色は?」



「ん~、青!」「ピンク?」



「青でしょぉ~!」




「なによピンクじゃないの?」




「あっ、しょぉちゃん、コレは?これは?」



ヘンなヘルメットを被ってみたり、ネコ耳を付け合ってみたり。



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くふふふっ!なんか、楽しい♪


つい、夢中になって遊んでたんだけど、ふと見ると翔ちゃんがプリンセスの衣裳を真剣に見てるから冗談半分で声をかける。





「なになに~?しょぉちゃん、女装の趣味ですか??くふふふっ!」



「んー・・・いや。・・・ちょっと人に着せるのに、どれがいいかなってさ。」




ズキン・・・



あ、そっか・・・オンナノヒトに、かな。


カノジョさん、とか?



急に心がしぼんで、手にしていた金髪のウィッグを元に戻した。




【7】