原爆の図丸木美術館 丸木夫妻の長い共同制作の旅 | 親身な霊視でお悩みを必ず解決します

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2月7日(火)

埼玉県東松山市にある

原爆の図

丸木美術館へ


Hさま・Hさま・Kさま

名付けて

「三銃士」のみなさま

東銀座で待ち合わせて

Hさまの運転で

埼玉県東松山へ移動🚗

鑑賞してきました。


ありがとうございました✨✨✨

※丸木美術館外観



この場所は 丸木位里(いり)の生まれ故郷 広島の太田川の風景と都幾川をはじめ 比企丘陵の豊かな自然と似ていたことから 美術館を建てたそうです。

奥に都幾川が流れています。


入り口の扉の向こう側には

縦1.8メートル

横7.2メートル

大きな屏風に

水墨や日本画の顔料を

使って描かれた

原爆の図

が待っていてくれます。



原爆の図展示室(2F)




原爆の図 第8部

《救出》1954年



館内の撮影可能な作品のみ ブログで掲載しています📸



原爆の図が制作された背景


まずは正しく知ることが大切だと考えます🌈


ここから先の説明は 原爆の図 丸木美術館 ミニガイドブックより引用しながらお伝えします。




1945年8月6日 広島に原子爆弾が投下されました。知らせを聞いた広島出身の丸木位里(いり)は数日後に廃墟となった広島の街に入り 妻の俊(とし)は それから一週間遅れて広島に到着しました。


広島には 位里(いり)の両親をはじめ弟妹 親戚たちが住んでいたのです。


丸木夫妻は一ヶ月ほど広島に滞在し 焼け跡の様子や被爆者の姿をしっかりと目に焼きつけました。


二人は 直接広島で被爆してはいませんが 数日後に現地を訪れ さまざまなものを見聞きし 家族を失った(また 残留放射能の影響によって自分たちも体の調子を壊した)という意味では 両者の中間に位置する存在です。


東京へ戻り数年後✨✨✨

そこで目の当たりにした惨状の記憶や多くの被爆体験者の証言をもとに 夫婦共同制作で《原爆の図》を描きました。


1950年《原爆の図》は はじめに三部作《幽霊》《火》《水》が完成すると同時に 日本全国へ巡回展の旅に出ます。


1950年2月から1950年11月までのあいだに《原爆の図》の展覧会は 計51ヶ所で 223日間開催され 64万9000人の観客を集めたそうです。



原爆の図 第1部

《幽霊》1950年



原爆の図 第2部

《火》1950年



原爆の図 第3部

《水》1950年


当時アメリカ軍の占領下にあって 原爆の被害状況がほとんど公開されていなかった時代です。

厳しい報道規制がありました。


この絵は実際より大げさに描いているのではないか」と言った人もいたそうです。


しかし 広島や長崎で原爆を体験した人たちからは「この絵は きれいすぎる」とまったく反対の反応があったそうです。



原爆の図 第3部

《水》1950年



丸木夫妻は 三部作の巡回展の合間をぬって《原爆の図》の続編を発表し続けました。



原爆の図 第4部

《虹》1951年


被爆したアメリカ軍の捕虜の姿が描かれています。




原爆の図 第5部

《少年少女》1951年


傷ついた幼い少女たちが描かれています。



原爆の図 第6部

《原子野》1952年






原爆の図 第7部

《竹やぶ》1954年





ここまでご覧いただいて🌈

丸木夫妻の《原爆の図》には きのこ雲も原爆ドームもまったく登場しません。


何が描かれているのか?


きのこ雲の下で地獄の炎に焼かれ 死んでいった人たちの姿なのです。


人間だけが傷ついたわけではありません。

よく見ると 犬や猫やニワトリ 牛や馬の姿も描かれています。


たくさんの命が 一瞬にして破壊され 奪われたのだという事実を《原爆の図》は物語っているのです。



原爆の図展示室(1F)に展示されている 《原爆の図》第9部〜第14部は撮影禁止なので画像はありません。


印象に残った作品

第13部 

米兵捕虜の死》1971年

原爆投下後の広島で起きた米兵捕虜の虐殺事件。


第14部 

からす》1972年

日本に強制連行されてきた朝鮮人の被爆問題。


この2作品の内容に衝撃を受けました。


丸木夫妻の描く《原爆の図》には 戦争の加害性にも目を向けています。


戦争の恐ろしさを知るためには 自分たちの被害の状況だけでなく 戦争の加害者としての立場もしっかりと見つめなければならないと考えたのです。



丸木夫妻は30年以上の歳月をかけて全15部の《原爆の図》を完成させました(第15部《長崎》は長崎原爆資料館所属)。



鑑賞し終えて✨✨✨

怖いとか悲しいという感情はなく

過去の歴史を正しく知る貴重な資料としての役割りを担っていると思います。


戦争とは何か?

原爆の被害者とは何か?

加害者としての立場は何か?


それらの答えを《原爆の図》は静かに語りかけてくれると思いました。



ご縁に感謝

さされいこ




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朝日新聞デジタル✨✨✨

東京の台所2

(2021年5月26日配信)

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