【その1】AP・DP・SPほか【念関連1】 | ばんぶーのブログ

【その1】AP・DP・SPほか【念関連1】

ばんぶーのブログ-AP DP SP サムネ

【その0】忿懣やるかたなし【念関連1】 の続き(?)。

色々無茶する念関連1その1。AP・SP・SPなど全体的に扱う。

 

◆AP(DP)=肉体部かつ精神部
従来、AP(DP)SPMP肉体精神(オーラ)の関係を

ばんぶーのブログ
上図のように解釈していたのだが、今回の更新ではこれを下図のように読み変える。
ばんぶーのブログ


後ほど私なりの定義も扱う予定だが、まずは今回の変更の理由や意味に触れたい。

が、用語の意味がわからないと支障が出るため、従来の定義について簡単に触れておく。

 

【旧定義】

AOP:顕在オーラ量。体外に出せるオーラ量。

POP:潜在オーラ量。体内の残りオーラ量

MOP:最大容量。最大オーラ量。

AP:肉体のもつ力(攻撃)

DP:肉体のもつ力(防御)

SP:オーラによって加算される

MP:能力者が定めた制約と誓約によって乗算される

BP:オーラを帯びていない本来的な肉体の力

    (作中にこのような表現はないが、今回、解釈上創出)

 

さて、では具体的に考えてみる。そこで問題。

 

強化系能力者Aと具現化系能力者Bがいる。

3分間戦い、AはBに対して1回攻撃を加えることに成功した。

AのPOPは残りはいくつか。

 

※AのMOP11000AOP1000

また臨戦態勢時の消費エネルギー量は10オーラ/秒(※以下ROCと表記)とする。

 

AOP1000で攻防力70で1回攻撃だから-700×1、3分戦っているから-10×60×3=1800。

MOPが11000で、AOP1000だから、

残POP=11000-1000-700-1800=7500オーラ

 

と、これまではそんな感じの答えを出していたんですが、どうもこれが必ずしも正解ではないようだ。

もちろん上記問題の状況次第では7500オーラでも合ってるとも言えるんですが、別解で残POP=8200オーラが成立するようなのだ。

 

要はゴンVSナックル戦である(ハコワレ使用前)。

ばんぶーのブログ-20巻p188

「ゴンのPOPのMAXは―およそ21500オーラ」

 

ゴンのAOPはナックル目算で約1800オーラ
4回(5回)のジャジャン拳の果てにパンク。

その間20分程でナックル曰く10オーラ/秒消費。つまり12000オーラの消費。

 

4回(5回)のジャジャン拳の内訳は

ばんぶーのブログ-20巻p130,133,137,154,158-9

1~3回で、およそ5500オーラ
最後の4回目(5回目は未遂)で、およそ4000オーラ

12000オーラ(ROC)9500オーラ(ジャジャン拳)21500オーラ


さて、ここで疑問。
ばんぶーのブログ-20巻p144

このような殴打戦でのゴンのオーラ消費はROCを除けば「0」とされているのだ。何故か。

一番簡単な解釈としては、ジャジャン拳=必殺技(=発)だからだろうか。


作中でも、
ばんぶーのブログ-20巻p145

基本的な打撃(キルア所見)だとか、
ばんぶーのブログ-18巻p16

通常攻撃(ビスケ所見のゴン回想)等と、それを匂わす言葉はあったが―、

ゲーム等でも「攻撃」「防御」ではマジックポイント等を消費しないが、「メラ」「ギガスラッシュ」などの「呪文」「特技」では消費することが多い。

 

確かにそう考えれば概ね納得できる…のだが、強化系に関してはやはり疑問が残る。

ゴンのジャジャン拳はぶっちゃければ、ただのだからである。

 

「攻撃」「防御」マジックポイント等を消費しないとは言うものの、H×Hでの「攻撃」には程度がある。

をベースにしてなどを用いるから、「攻撃(70%)もあれば、「攻撃(30%)もある。

 

しかし「攻撃(70%)ROCのみで、「ジャジャン拳=攻撃(100%)必殺技だからROC消費に加えて、その分オーラ消費(2000オーラ前後)するというのは、いかんせんわからない。

(※以下、「発使用時に消費するオーラ」をSOCと表記。)

 

仮に、10秒に1回のペースで1分間相手をボコれるとすると(AOP1000、ROC=10オーラ/秒とする)

「攻撃(90%)×6回=ROC600で、総攻撃力5400?

「ジャジャン拳(100%)×6回=ROC600SOC6000で、総攻撃力6000?

となるのだろうか?どうものうまみを感じない。


むしろ、「攻撃(70%)「攻撃(30%)ROC以外のオーラ消費がないにも関わらず、

何故に「攻撃(100%)ジャジャン拳になった途端、ROCに加えSOCが出てくるのかがわからない。


そこで、読み直しを行おう、という流れ。今回考慮したい以下3点。

 

1:「発(SOC+ROC)」と「通常攻撃(ROC)」の両者を明確に区別したい

SPを分割するか、新要素を増やすと考慮しやすいのかもしれない。

 

2:クラピカの師匠の解説と矛盾させない

APやDPを"生身の肉体"の要素としているため、

ばんぶーのブログ-9巻p178

要素を増やすにしても分割するにしても「肉体部」と「AP・DP」は切り離して考えてはいけない。

 

3:クラピカの師匠の計算式と矛盾させない+理解したい

以前も触れた箇所。

ばんぶーのブログ-9巻p178概略
具現化系能力者Aと、強化系能力者Aが戦ったとする。

AOPは共に1000として、硬(攻防力100)で殴り合った時どうなるか(肉体の強さは同じ)。

―と考えた時、具現化系オーラだろうが、強化系オーラだろうが、纏=攻防力10、堅=攻防力50、硬=攻防力100ではないのか?という疑問があった。

 

そこで、文頭に戻る。

これまでは、AP(DP)SPMP肉体精神(オーラ)の関係を

ばんぶーのブログ
上図のように解釈していたが、
ばんぶーのブログ
こうなのではないかいうこと。

簡易的にまとめてみると―、
ばんぶーのブログ
ばんぶーのブログ
ばんぶーのブログ
ばんぶーのブログ

こんな感じになるだろうか。

 

◇「AP(DP)=生身」の意味
ばんぶーのブログ-9巻p178改変

クラピカの師匠の言う「AP(DP)=生身」の強さというのは、強化をしていない"素"の状態を指していると解釈。

 

◇攻防力?

ビスケの言っていた、纏=攻防力10、堅=攻防力50、硬=攻防力100は、"攻防力"という名の通り、AP(DP)に充てる(言葉通りにすると、ADPでよいのかも?)


◇硬=発?
ばんぶーのブログ-硬 15巻p32
以前の記事でも触れていた部分ですが、ビスケは、

"硬=纏、絶、練、発、凝を全て複合した応用技"

と言う。

今回の解釈ではオーラ消費を伴うもの、としたので硬=発は採りたくないところ。

仮に硬=発で考えてみる。

まず、というからには何系に属するなのか。

念初心者のゴンが能力の主体に使っているくらいだから、強化系なのだろうか。

 

キルアの落雷(ナルカミ)に当てはめる。

ばんぶーのブログ-落雷19巻p65
一見した様子では指1点に集めたAOP(=硬)を電気に変えて、落雷の如く相手に撃ち落とす技、ということでイメージ的にはジャジャン拳チーと近しいように思われる。

"硬(オーラ1点集中)"→"発(電気に変える)"

 

ただ(強化系?)自体をとすると、ロスが大きい。

というより、理論的にの主系統以外の能力者はAOPの全て使った発=全力の発を使えないということになるのだろうか。感覚的に理解できない。


"通常攻撃"で考えた時も同様ですが、AOP1000の具現化系能力者が70%を行った時、AP(DP)には700オーラ分加算される。

しかし、にするとAP(DP)には最大でも600オーラ分しか加算されないということになる。

 

さすがにこれはおかしいだろ、ということで以前と同じように、

自体は纏、絶、練、凝を複合した応用技だが、ゴン(ジャジャン拳)は、さらに発(強化)を用いている、という意味だと採る。

 

◆用語
今回、作中の単語をもじって、解釈上の用語をいくつか創出しています。

その説明の意味も込めて、敢えてこれまで触れてこなかった略語にも手を出そうと思う。


まずはBP・AP・DP・SP・MP。

造語を除き作中で明示されているので、特段問題はないと思われる。
ばんぶーのブログ

ばんぶーのブログ-9巻p188

【BP (Body Point)】

体力:オーラを除いた肉体の本来的な力 

【AP (Attack Point)】

攻撃力:オーラを帯びた攻撃力 

【DP (Defense Point)】

防御力オーラを帯びた防御力

【ADP (Attack & Defense Point)】

攻防力:オーラを帯びた攻防力 (APDPの同時表記)

【SP (Sense Point)】

技力:オーラによって加算される

【MP (Mystery Point)】

心力:制約と誓約によって乗算される

※「◇マーク」と「一言訳語の一部」は、筆者の造語


BP

肉体部に属するもののことで、硬さ大きさ質量などいくつかの要素を抽象的に指している。ちなみに速度に関しては、また別要素と考えている。

「Physical Point」と迷ったが他の用語が「名詞・名詞」から成っていたためそれと合わせ、より一般的な言葉ということで「Body」を採用。

 

続いてAOP、POP、MOPの方だが、大きな 問題がある。

もちろん「O(オー)の部分である。

言葉の響きとして、当然「オーラ」という言葉を入れたいのだが、「オーラ」は「Aura」なのだ。

まさか、冨樫大先生がそんな凡ミスをするハズないですから―、

ばんぶーのブログ

―何か別の意味で表現されているのだろう(迫真)。

 

とりあえず、検討し易そうな「MOP」から考える。

「最大容量(MOP)」と作中で表現されてましたから、「M=Max(Maximum)」で問題ないだろう。

続いて―ひとまず「O(オー)を抜かして―答えの出し易そうな「P」

APSPMPなどの「P」「Point」と作中で明示されてましたから、ここでも「Point」が無難だろう。

が、果たして区分的に同一視してよいものなのか。

BP=100かっちんAOP=1000オーラのAがした時―、単純に1100」と出来るのか。

「肉体部はBPの100かっちん」と、「精神部はAPの1000オーラ」

セクション的にちょっと言葉を変えたい+単位が違うことの強調から、敢えて「P=Power」を採用…と行こうと思ったが、まだここは攻めるところではない。よって、無難に「P=Point」を採用。

 

そうして本丸。

「Max "O(オー)" Point」

言葉の並び的に、やはりオーラ的な言葉を入れたい。

辞書を引けば、「O(オー)から始まるそれらしき言葉が出てくるかもしれないが"冨樫、辞書すら引いてねーんじゃねーの?"という隠れた前提から始まっているので、あまり専門的orマイナーな言葉は使いたくない。

 

それとも、

「Max Of "P"」

のように全ての責任を「P」になすりつけて、「P」を考え直すか。

しかし個人的に語感が好きになれない。やはり「オーラ」という言葉をぶち込みたい。

 

◎「O="Oura"」
ばんぶーのブログ-20巻p18 改変

そもそも「オーラ(aura)」という言葉は、なにも念使いだけが使う言葉ではない。

むしろ通常人の言う「オーラ(aura)」とは「芸能人なのにオーラがない」といったように、"人や物が発する独特の空気や雰囲気"を指して使われることがほとんどであろう。

 

しかし、その通常人の言う「オーラ(Aura)」は、念使いの言う「オーラ("Oura")と全く無関係ということでもない。

 

「オーラ("Oura")」の強弱は―、

ばんぶーのブログ-10巻p121、28巻p141、N0.326(未収録)

―その者の存在感や空気、つまりは通常人でも認識できうる「オーラ(Aura)」に直結してくる。


これを紐解いてゆくと、それは人間の生命E(エネルギー)の力であり、それを自在に操る力が「念」である。

すなわち念使いの言う「オーラ("Oura")」とは「"通常人の意識の外"にあるオーラ(Aura)」すなわち「Out of Aura」を指している。

「Out of Aura」縮めて「"Oura"」

ばんぶーのブログ-Out of Aura
ばんぶーのブログ

【MOP (Maximum "Oura" Point)】

最大容量:体に蓄積できるオーラの最大量

【POP (Potential "Oura" Point)】

潜在オーラ量:体内に残っているオーラ量

【AOP (Actual "Oura" Point)】

顕在オーラ量:体外に出せるオーラ量

【fAOP (free AOP)】

自由顕在オーラ量:AOPの内、自由に用いることができるオーラ量

【rAOP (restricted AOP)】

制限顕在オーラ量:AOPの内、自由に用いることができないオーラ 

【EOP (External "Oura" Point)】

外在オーラ量:POP及びAOPから切り離されたオーラ量

 

【ROC (Running "Oura" Cost)】

活動維持オーラ消費量臨戦体制時に消費されるオーラ量 基本「1オーラ/秒」

【SOC (Sense "Oura" Cost)】

オーラ消費量:"発"の使用に伴い消費されるオーラ量


※「◇マーク」と「一言訳語の一部」は、筆者の造語

 

◆補足

MOP

 "隠れた前提"を強く鑑みれば、「Max "oura" Point」の方が良いかもしれない。

 ただ言語というものは流動的で、実社会において使われるものが本来的な言葉やその意義に成り替わることするある。まぁ、ただの省略形であるためそこまで躍起になる必要もないのかも。


AOP

"隠れた前提"的には「Actual」はかなり怪しい。相当怪しい。

代替案として「Active」も考えたがいくつか疑問があり、

・作中で示された訳語が「潜在(P…)⇔顕在(A…)」になっている点

・果たして体外にあるオーラだけが「Active」と言えるのかどうか(「その4」に登場)

・ 外在オーラとの兼ね合い

どうもしっくり来ない。


レベルEの時のように一応単語チェックは行われており、その際に今回も上手く言い訳を思いついただけなのかもしれない。

それを期待して「Actual」。

 

MOP・POP・AOP

英単語の話ではなく、解釈的な問題。

果たして「POPのMAX」MOPでよいのかどうか。


一応検討の前提条件として、とりあえず抽象的に

能力者A「MOP=22000」「AOPのMAX=2000」

とする(ゴン参考)。

 

硬=攻御力100=AOP2000堅=攻御力50=AOP2000ならば―、纏=攻御力10=AOP400となるだろうか。


そして、念使いは戦闘時に関わらずの状態にある(睡眠時含)と言える。

さらにオーラは、睡眠などを代表例に休むことで回復するようだ。

 

そこで疑問。

適当に400AOP(POP9800)程度に疲れているとして、A休むとどこまで回復するのか

(※抽象的にMOP=22000としている事に注意)

 

臨戦態勢時(ベース)のROCは基本「1オーラ/秒」だが、状態でのROCはそれよりも少ないだろう。

(ゼロではないとは思うが、熟練度に応じて通常時のROCは限りなく小さくなってゆくと思われる)

 

上記の用語の定義のところでは若干ぼかして、

MOP=最大容量=に蓄積できるオーラの最大量

としたが、これを、

「"体内に"蓄積できるオーラの最大量」とするなら、Aは回復すると400AOP(POP22000)となるのか。

 

あるいは、

「"体内外に"蓄積できるオーラの最大量」とするなら、Aは回復すると400AOP(POP21600)となるのだろうか。


◎ナックルのちょっと気になる言い方
ばんぶーのブログ-20巻p187-8

オメー(ゴン)の"潜在オーラ(=POP)のMAX"は―およそ21500オーラ

内訳。

ゴンのAOPはナックル目算で約1800オーラ
ジャジャン拳のSOC=9500オーラ

(1~3回でSOC=5500オーラ、4回目でSOC=約4000オーラ)

戦闘時間20分程でナックル曰く、ゴンのROC=10オーラ/秒。すなわち12000オーラ

SOC9500オーラROC12000オーラ21500オーラ


しかし、ゴンは体外にオーラを出している(=AOP)

つまり初期状態なら計算上AOP1800(POP21500)だったハズで、さらにする前の状態()ならばAOP400(POP22900)だったろうによる増強は考慮せず)


少なくともそれだけでナックルの言うMAX値は超えている。
要は、ナックルの天上不知唯我独損(ハコワレ)」という能力は、

「利息含む借り入れオーラが、残っている潜在総オーラ量を超えた時、トぶ(1ヵ月、念が使えなくなる)

というものだから、単純にナックルの能力上考慮すべきゴンのPOPのMAXが21500オーラということなのだろう。

 

そして、この考え方からすると、

MOP="体内に"蓄積できるオーラの最大量」

で良いのかも。


改めて最初の問題に戻る。

400AOP(POP9800)Aが、休むとどこまで回復するのか(抽象的にMOP=22000)

 

恐らく概念上、POPのMAX=MOPは厳密に言えば正しい。

元々体に纏っているオーラ(体外に出ているオーラ)は、体内から出たものであるからだ。


しかし現実問題として、非能力者も微量かつ垂れ流し状態とは言えオーラが出ているし、念能力者はそれをしているから、MOP="体内外に"蓄積できるオーラの最大量」でも間違っていない。

 

形式論:"体内に"蓄積できるオーラの最大

実質論:"体内外に"蓄積できるオーラの最大量

 

まぁ、好みの問題なのだろうか。
ちなみに、ではAOP400(POP22000)(抽象的にMOP=22000)とはならないのか(概念上MOPの例外)。

明確に絶対そうはならない、とは言い難い。

加えて、そうすると―今回は扱わないが―別の解釈で選択肢が1つ減るため、AOP400(POP21600)(抽象的にMOP=22000)の方で採る。

 

◎まとめ

ばんぶーのブログ

容量がパンパンなので一旦ここで区切ります。

【その2】AOP・EOP【念関連1】 に続く。