【その3】ROC・SOC【念関連1】 | ばんぶーのブログ

【その3】ROC・SOC【念関連1】

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【その2】AOP・EOP【念関連1】 の続き

この項目では、ROCSOCを考える。


共に今回解釈上設けた造語で、

【ROC (Running "Oura" Cost)】

活動維持オーラ消費量臨戦体制時に消費されるオーラ量 基本「1オーラ/秒」

【SOC (Skill "Oura" Cost)】

オーラ消費量:"発"の使用に伴い消費されるオーラ量

という意味を持たせている。


◆ROC・SOCの消費箇所
ナックル曰く、臨戦体制時、精神エネルギーは基本1秒に1オーラ消費され、を用いると、その分オーラが消費されるらしい。


ではそのオーラはどこから消費されているのか。

大きく分けてPOP(潜在)AOP(顕在)EOP(外在)の3つだろうが、常に存在するわけでもないEOPは除外して良いだろう。


まずROCの消費箇所から探る。

適当にAOPから消費されている、とした場合。

※「AOP=1000 POP=10000 ROC=1オーラ/秒」とする。

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ROCAOPから消費され、消費される度にPOPからその消費分補填される、ということだろうか。


ROCを検討する時点で基本的には臨戦体制時な訳だが、ここでいうAOPは基本的にされたものであろう。

されたオーラがROCとして消費され、POPから補填する場合、いちいちするのだろうか。


そして、そもそもとは何だったのか。

する(留める)のがなのだが、ROCされたオーラが消費されていく、となるとのいう"留める"の意味がいまいちしっくりこない。


別の例で考えてみる。

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ピトーの玩具修理者(ドクターブライス)のように全AOPを用いるようなを使っている場合で、もしROCAOPから消費されるとするとどうなるのか。

ドクターブライスから1オーラ分削られ、それをPOPから補填するのだろうか。

欠けた1オーラ分の具現だとか、SOCとの関係を考えると、非常に厳しいように思われる。


ということで、AOPの状態を維持()するためのコスト(ROC)はPOPから消費されている、と考えた方がよいだろう。

同様に、SOCについてもAOPから消費されるとすると具合が悪いため、POPから消費されている、と採る。

(SOCは次の記事で再度扱うため、ひとまず現段階ではここで留める)


◆ROC・SOC消費後

例えば、10オーラ/秒消費する能力者が5分戦ったならば、3000オーラ(ROC)。

あるいは、2000オーラ消費する発を用いたならば、2000オーラ(SOC)。


それが上述の通りPOPから消費された後、どうなるのか。


検討の前提となる能力者スペック。

MOP=23300、AOPのMAX=1800、念系統=強化

MP=1.1(SOC=2000オーラ)、ROC=10オーラ/秒


ケース1:5分間戦う(発使わず)

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ケース2:寝起きの壁ドン(ジャジャン拳グー)

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図では、それっぽくPOPを減らしてみたが、減ったオーラはどうなったのか。


能力者を貯水タンクを積んだ車(まんまガソリン積んだ車でもいいけど)で考えると、
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この排気ガスにあたる部分だ。


燃料たるオーラを消費した後、キレイさっぱり消え去るのか、もはやオーラとは言えない燃えカスのようなナニカを出しているのか。


「石川ってウンコするの」論争に近しいものになるのだが、何か出していると次の解釈が楽になるのだが、はたして。


◆謎オーラ

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某競売市にて発見した変な壺に見えたオーラだが、これは何オーラなのか。

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ゴン曰く、これはゼパイルのオーラがされているのだという。


分類的にはPOP(潜在)AOP(顕在)EOP(外在)の3つだろうが―、

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体外に出ている以上POPは除外できるだろう。つまりAOPEOP


ゼパイルだけに限定すると例が少ないため、この手のに注目して考える。

そして、AOPだとするといくつか疑問がある。


1:オーラ主が気絶した場合、死んだ場合どうなる?

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死んだ場合は一応、「死者の念」という例外はあるのだが。


2:製作物が多い場合、AOPは足りるのか

纏=20%AOP

オーラ主が念能力者かどうかにもよるが、念能力者でないならば、

ばんぶーのブログ-6巻p61

自身のすらできておらず、AOP20%未満

ベンニー=ドロンが288本のナイフを作ったらしいが、その20%未満のAOPを分散させていたのか。


3:念能力者の場合(特にハンター)

念能力者の中でも、特にハンターの場合。

職業上、一般人に比べ"非常事態"に陥る可能性は高いだろう。

そうすると無意味なAOPの分散は避けたいのではないだろうか。


といった感じで、どうもこの謎オーラAOPとするのは苦しい予感。

よって、謎オーラ=EOP


そして、ここからさらに疑問。

なるほど、確かに分類的には謎オーラEOPと言わざるを得ないような気がする。

しかしながら、非・能力者が無意識にそんなことができるのか。


加えて、EOPは放出系に属する力なのだが―、

このようなことができるのは専ら放出系、次点で強化系・操作系であって、

放出系を苦手とする、特質系・変化系、そして具現系能力者達はほぼ出来ないのか。

(それともそれ自体が強度や威力を求めるものではないから低難度?)


競売市で見つけたサインの主も、アンティーク人形の作り手も、ゼパイルもベンニーも高確率で放出系?

まぁ、否定はできないのだが…、しっくりは来ない。


また、これをEOPとすると製作者が念能力者だった場合、基本的に起きえないのではなかろうか。

物やその性質にもよるだろうが、それにオーラを切り離し留める理由がないものもあるからだ。


そこでやや妙案。

この謎オーラ、特に非・能力者の場合、その元となったのはROCなのではなかろうか。


まず非能力者のROCとは―、

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垂れ流しになっている部分のことを指している。

(車でいうところの「32km/L」のような燃費をROCと言っている)

(通常のROC狭義のROCとすると、非能力者のROC広義のROCと言ったところか)


このROCEOP化だが、イメージは死者の念
ばんぶーのブログ-13巻p80

"深い恨みや未練を持ったまま死ぬとその念は恐ろしく強く残る"

"残された念は行き場を求めて憎悪や執着の対象へ自ずと向かう"


これを死霊とするなら、生霊のような現象も起きるのではなかろうか、ということ。


通常、この垂れ流しのROCは、ができない非能力者の場合は散っていくだけなのだろうが、

愛着執着信念怨恨などの強い思いが合わさることにより、死者の念のように強く留まることがあるのではなかろうか。
ばんぶーのブログ

もちろんそれはゴンの言うとおり、並大抵のことではないのだろうが。


さて、問題は能力者の場合

例えば、非常に優れた能力者である陶芸家が一身不乱に壺を造り上げた時―、

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―このような状態になることはないのか。

もちろん、意識的にそうした場合は通常のEOPで解決できてしまうからその限りではないのだが、

無意識的にEOP化することはあるのか。


前述の通り、

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ROCの燃えカスのようなものがあれば、非能力者と同じ様に無意識的EOP化を解釈できる―かもしれない(より指向性の高い「発」に供せられたSOCを完全燃焼とすると、ROCは不完全燃焼であるような印象が個人的にはある)。


非能力者に対して念能力者とは―熟練度に差はあれど―オーラを自由に使役する者だからこそ無意識的EOP化なぞ起きえない、とする考えもあろうが…、個人的には起きるような気がしている。


ただ、パーム無意識的にを行っているところを思えば、
ばんぶーのブログ-20巻p14

能力者の場合は単純に、無意識的にAOPEOPを行っている、でも良いのかも。


ただ、これだと放出系苦手とする系統の能力者はどうなの?がつきものか。

EOP化したものに物理的強度・威力を求めないものならさほど難易度は高くはないのだろうか。


◎無意識的EOP化(?)のまとめ(?)

◇非・能力者

・AOP→EOP?(無意識に念を用いた)

・ROC→EOP?(≒死者の念)


◇能力者

・AOP→EOP?(無意識に念を用いた)

・ROC(の燃えカス)→EOP?(≒死者の念)


歯切りが悪いのだが、この項目はひとまずここで終わり。

【その4】SOC【念関連1】 に続く。(※蔵入り 以下の「SOCその2」で足りるため)

【その5】SOCその2【念関連1】 に続く。