HUNTER×HUNTER No.324 感想
【No.324 ◆執事】
予め幼女を描いておくことでパヤオをなだめ、ドーラを使う架け橋を築くとは、さすが冨樫あざといな。
さて中身。
実のところ、個人的にアルカとその能力に関してあんまり好感を持っていなかったのだが、
今週は―私が思うところの―HUNTER×HUNTERらしい回だったかもしれない。
◆アルカ関連
┣アルカの能力(復習込み)
┣PCの「お願い」に対する「おねだり」
┣「お願い」と「命令」
┗写真のアルカ
(◆ゴトーの髪型)
◆アルカ関連
◇アルカの能力
【能力名:不明】
【念系統:特質(?)】
【能力内容:アルカの「おねだり」に3つ応えると、「お願い」を1つ叶えてくれる】
「お願い」が大きければ大きいほど、次の「おねだり」が大きくなり、
「お願い」の次に待っている「おねだり」には―、
「お願い」を叶えてもらった者ではなく、“その次の別人”が応えなければならない。
しかし、 「おねだり」に4回連続で断った場合、命で償わなければいけない。
「断った者」と「その者が最も愛している者」、つまり最低でも2人の人間が同時に死ぬ(殺される)。
"償い"がその2人の命で賄えない時、さらに『“失敗した者”と長い時間を共に過ごした者』順に死ぬ。
◇ミルキの把握しているルール
(※ミルキが誤認している可能性もありうる)
<ミルキ・ルール原文>
①アルカからの「おねだり」を失敗して惨殺(リセット)されると、アルカの「おねだり」難易度はレベル1に戻る!アルカに「お願い」するには一番楽なタイミングだよ。
②アルカが誰かに「おねだり」している途中で別の誰かに「おねだり」が移る事はない。
③「おねだり」されている誰かが死ぬと「おねだり」は失敗とみなされて最低でももう一人死ぬ…!(これは実験して確認済み)
④アルカが名前を知らない人物には「おねだり」出来ない。
⑤同じ人間が連続してアルカに「お願い」する事は出来ない。
<簡略版ミルキ・ルール>
①「おねだり」に失敗すると、その難易度はレベル1に戻る
②「おねだり」は、その途中で別人には移らない
③「おねだり」の途中、"応答者"が死ぬと"失敗"とみなされる
④アルカは、名前を知らない人物には「おねだり」できない
⑤同じ人間が連続してアルカに「お願い」する事はできない
◇PCの「お願い」に対する「おねだり」
PCの「お願い」に対する―3つの「おねだり」。
先週、今週分合わせると―、
Ⅰ:お兄ちゃん死んで(ハート) → ああ…いいよ
Ⅱ:お兄ちゃん!! お――き――て――っ → ばあ
Ⅲ:お兄ちゃんしりとりしよ―!! → ああ いいよ―――
Ⅳ:お兄ちゃんナデナデして―― → いいよ―――――
―4つある。
①上記4つは「おねだり」である
②上記4つは「おねだり」ではない
①上記4つは「おねだり」である
つまり、4つの1つに失敗があるということ。
Ⅳ:ナデナデ
ここで止まっているため、4は成功のハズ。
Ⅲ:しりとり
しりとりの勝敗が描かれていないため、キルアが負けていた場合、失敗となっているのかも。
アルカ:「たのしんご」!
キルア:…「ゴン」。。。
アルカ:お兄ちゃん、負け――
キルア:あっ!?(テヘペロ)
という失敗を犯すようならば、この先が思いやられるため却下。
Ⅱ:起きて
他との明確な違いとして、「返事」がない。
「おねだり」への応え方にもルールがあり、「返事(肯定/否定)→行動」ならば、2が失敗とも考えられる。
失敗の後の難易度上昇としても、他の願いが「即時」で応えられるものなのに対し、次の「しりとり」には一定の「継続性」が見られるため、十分可能性としてありうる。
カスガの失敗例も加味すると、
カスガが明確に応えていないにも関わらず次の「おねだり」に進んだ理由として、「返事(肯定/否定)も行動もなかった」から、とも採れる。
Ⅰ:死んで
仮に「おねだり」には、
アルカからの「おねだり」と、
ナニカからの「おねだり」の2種類があるとする。
Ⅱを失敗とすると、
必然的にⅠは成功になり、アルカからの「おねだり」は、言葉の枠の中に収まっていれば言葉通りでなくともいい可能性がある。
しかし、Ⅰを失敗とすると"アルカからの「おねだり」"も言葉通りで無くてはならない事になり、
さらに、失敗した場合の難易度上昇が見受けられないのも気になる。
・キルアだけ(?)には、難易度上昇がない
あるいは、
・失敗による難易度上昇を、次の「おねだり」を「起きて」に誘導することで、結果的にⅠを否定しない事で成功確率を上げている
などで解釈はしうるだろうが、Ⅱ:起きてが失敗である方が旨みがある。
("アルカからの「おねだり」"は言葉通りでなくともいいため)
②上記4つは「おねだり」ではない
読者視点での、"なーんだ、PCの「おねだり」余裕じゃーん"
ではなく、過去の事例を知っているミルキ視点での、"なんだパソコン楽勝じゃん"
という「想像とのズレ」は注目したいところ。
(もちろん失敗時のリスクを考え、キルアが昔やっていた"最悪の状況"を想定していただけかもしれないが)
そして、大注目のキルアの心中。
ナニカの「おねだり」が「いつ」「誰に」来るかはオレにもわからない
上記①解釈で「おねだり」には、
アルカからの「おねだり」と、
ナニカからの「おねだり」の2種類がある、と考えてみたが、
「おねだり」は、ナニカからの「おねだり」しかないならば―、
「お願い」を叶えるのも「おねだり」をするのもナニカ。
(一連の能力は"アルカ"のものではなく、"ナニカ"のもの)
つまり、ミルキは「ナデナデ」の時点でアルカは準備OKの状態(「死んで」もしくは「起きて」を失敗と解釈)、
と言っているがそれは間違いで、あの4つの「おねだり」はただのアルカの遊び。
(キルアは、文頭の呼び名で遊びと見分け、贖罪の意味も込め付き合っただけ。)
キルアの言った
"やっぱりどのルールも親父達は知らない"
とは、あれが「おねだり」ではないこと、
この状況下で「お願い」が出来ないこと、
―そして、「お願い」ができない状況下でも、できることがある、ということ。
それが「命令」で、PCの「お願い」に対する「おねだり」は、ツボネに言った「小指の爪ちょうだい」。
―という解釈。
先週、アルカの「おねだり」が本当にソレなのか、何とも言えないところがあったが、
今週号の印象では、あれは「おねだり」ではない、という気持ちの方が強い。
◇「お願い」と「命令」とは
②上記4つは「おねだり」ではないでの解釈を前提に置くが、
「代償後払い」が「おねだり」で、「代償先払い」が「命令」。
条件を満たしていない状態で、ナニカを喚び出すことから「命令」と呼んでいるのだろうか。
仮に、
30分以内にこの山からオレ達がいっしょに出られなかったら 母親を殺せ…!!
30分以内にオレ達2人がいっょに山を降りられたら オレのホッペにチューしろ
が「命令」だとすると、降りられなかった場合(=失敗時)、代償は「母親の死」だけで済むのだろうか(反語)。
とりま詳細不明。わからん。
◇写真のアルカ
アルカがあさっての方向に向いているが、
今週の流れを見るに、"直った"鳥にバイバイをしていた、ということだったのだろうか。
◆ゴトーの髪型
ゴトーの髪型は「オールバック」だと思っていたのだが―、
スポーツ刈り…w?
まぁ、だからどうしたって話だけども。
今週以上。
11月忙しいですわーとか言いつつ感想とか書けちゃってる時点で、忙しくないのかもしれない。
いや、予定が詰まってきてるのはガチなんですけどね(笑)