HUNTER×HUNTER No.320 感想
【No.320 ◆投票】
1年以上、投稿拒否をしていた子が、もう10週もジャンプに投稿している現状に、嬉しいやら、不安やら、色々渦巻いております。
兎にも角にも、ありがたやありがたやm( 人 )m
今週の320話で30巻収録分も揃ったわけですが、結構熱い巻ですな。
それにしても28巻、29巻の表紙は、ちょっとズれた感じといいましょうか、宗教画オマージュといいましょうか、何とも言えないものをもってきましたが、30巻はどうなのでしょうね。
またまた"違った感じのもの"を持ってきそうでやや心配。
別に悪くはないけど、冨樫さんに求めているものではないんですなぁ。
さて中身。
今週は気になるところが大量。
それもわからんのが多い。
◆ジン関連
┣四つ…いや八つだな
┗会長の意志
◆クルックの能力について
◆アベンガネの除念について
◆ゾル家関連
◆ジン関連
◇四つ…いや八つだな
『四つ…いや八つだな』
ビーンズが取り出した紙の様子、その後の話の流れからして、
『(2つ折り=)四つ…いや(3つ折り=)八つだな』
という意味なのだろうが、主語として―、
『(分割が)四つ…いや八つだな』
なんて言うのだろうか。
もちろん「言います」と返されたならば、お、おうとしか言えないし、
「世間一般はそう言わないかもしれないが、現にそう言ってますやん」と返されたならば、う、うんとしか言えないのだが、個人的には違和感を感じた。
何か別の意味があるのだろうか。わからん。
◇会長の意志
とはなんぞや。
ビーンズ:私はジンさんが会長を継いでくれるなら…!!
ジン:あ~~それはねェ ゼロだ 悪いな
結果を変えたくてやる訳じゃねーんだ
オレが継ぐのは会長の意志だけだ 面倒くせーのはお断りだな
結果を変えたくてやる訳じゃねーんだ=次の会長はパリストン
会長の意志=?
「心」が大事
を継ぐとするならば、パリストンが会長を務めるハンター協会に「心」はなく、
ジンは「心」ある、新生ハンター協会を作ろうとでもしているのだろうか?
わからん。
◆クルックの能力について
居場所もわからん相手に届けるって、何気にすげーでゲス。
操作系?(鳩を操作しているだけ)
具現系?(旗=具現物+操作)
・700弱もの鳩をすぐさま用意できるのか
(都合良く700弱もの鳩は用意できる?それとも召還?)
・鳩はそこまで長距離を飛べるのか
(体力的な問題、外敵の問題)
個人的には、『伝書鳩』のような能力、鳩=具現物+操作なのだろうか、と思っている。
(名前がわかれば届けられる、あるいは感知系能力者とのコンボ?)
◆アベンガネの除念について
アベンガネの能力は―、
森の精霊の力を借り(=森に棲む生物の生命Eを集め)、
自らの具現化能力と合わせ他人の放った念能力を喰う(払う)念獣を創り出す。
念獣の大きさ・風貌は対象念能力によって異なるが、能力の強さ・性質に準じる形態をとる。
この生物は喰った念能力の使い手が死ぬか、アベンガネがその念能力の解除条件を満たすまでは消えない。
(※死者の念は喰(払)えない)
◇念獣は誰に憑く?
この時は、呪われていた者と、祓った者が同じだったため、わからないのだが念獣はどちらに憑くのか。
A:最近、肩が重いんです
B:Aさん、あなた肩に憑いてますよ。おかしなところに行かれませんでしたか?
A:そういえば…(略)
B:ご安心ください、私が祓って差し上げましょう
こうして、Aから肩の重みは消えたのだった。
…変な化け物が纏わりつくようになったが。
とは普通ならないだろう。
感覚的にも、念獣は祓った者(アベンガネ)に憑く。
穿った解釈をすれば―、
クロロに念獣が憑くとするならば、作品的にクロロを捨てるか、クラピカを捨てるか。
クラピカの能力に解除条件があるとするならば、
「旅団を全て捕えること+仲間の眼をすべて取り戻すこと」
だろうが、それを叶えることは無理(相互に矛盾しているため)。
どちらのキャラ、今後も使えるようにするには、念獣はアベンガネに憑いている方が都合がよい。
よって、アベンガネはクラピカの念を除念後。恐らく巨大な念獣に纏わり憑かれることになり―、
さらには「除念の能力」も奪われ、クロロから得た金でヒッソリと生きる事を余儀なくされる、といった流れだろうか。
そんな感じでまんまとクラピカの念をはずし、除念の能力も得たであろうクロロは、『オニごっこ』という言葉の通り、クロロから逃げ切ったようだ。
放出系の能力を始めとした「逃走用の能力」も、まぁ、持ってそうですなぁ。
◆ゾル家関連
引きの表現として、意味深にするためとは言え―、イルミのコミュ障っぷりが凄まじい。
ヒソカってさー、ニュース見ないでしょ?
?
選挙はネテロ会長が死んだから
実は外来種のアリと戦って共倒れ 協会にはごほうびとして広い庭が贈られましたとさ
アリ?
やっぱり
ヒソカがクロロとオニごっこしてる間にいろんなニュースがあったのさ
それをちょっと並べ変えてちょっと考えるとキミがアリか会長と戦えたかもしれないのに
そのちょっとが面倒なんだよね…♠
イルミがボクのマネージャーしてくれないかな
(………)
ゴンとキルアもアリ狩りに参加してね
ゴンは今死にかけててキルアは親父に直談判
………何だって?
このままだと2人とも死ぬ
2人共…!?
それだけは絶対に避けたい
イルミちゃんと説明しろ♠
ゾルディック家(ウチ)にはもう一人弟がいる
こいつを始末したい
以下、「ゾルティック家について 」での解釈を前提に置く。
◇"2人とも死ぬ"
誰と誰?
①ゴンとキルア
②キルアとアルカ
①ゴンとキルア
「対ヒソカ」を考えると、そこに『ゴン』が含まれていることで興味を誘うだろう。
しかし、ゴンとキルアとするならば、イルミ的に
「2人共(ゴンとキルア)が死ぬことだけは絶対に避けたい」
というのが不思議。
イルミにとって、ゴンに価値があるのだろうか。
(キルアの成長を考えるに、ゴンを殺すのは今ではない、ということだろうか)
それとも
「ゴンとキルア、2人とも死ぬのは―お互いにとって―絶対に避けたいだろ?」
という意味なのだろうか。
イルミの言葉の流れに違和感はあるが、わからなくはない。
・キルア
→シルバにゴンの治療の懇願(ゾル家に高位の治療能力を持つ者がいる?アルカ?)
・アルカ
→キルアの次に才能が認められている?
・シルバ
→腑抜けたキルアに失望 代わりにアルカを後継者に?
・イルミ
→アルカ殺害することにより、後継者不在になるためキルア生存の可能性が上がる事を期待?
しかし、何故、イルミはアルカ殺害をヒソカに持ちだす?
天下のゾルディック家の長男が、「アルカが強いから自分では無理」なんてことは言わないだろう。
キルアの次にアルカを気に入っており、自分で手をかけられないから?
それとも一族内での争い禁止?
しかしそれならシルバによるキルア殺害も難しい。
一歩引いて、「兄弟間での殺し合い禁止」だろうか。
加えて、アルカが何処にいるのかがわかっており―、
それはカルトからすれば「奪われた」と表現できるものらしい。
何故、これまでゾル家は取り戻そうとしなかった?
内部?
そこに強者が居れば、ヒソカの戦いをマネージメントしてくれないか、というヒソカの言葉に応えていることにはなろう。
(ヒソカに提案しているのはアルカ殺害ではなく、アルカを守っている、または幽閉している、あるいは何かしている者が何らかの事情でイルミは戦いづらい、戦えないため、そいつとの戦いをマネージメントしようとしている?)
②キルアとアルカ
イルミの考えとして、
「2人共(ゴンとキルア)が死ぬことだけは絶対に避けたい」
というのが不思議のため、キルア&アルカなのではないか、ということ。
しかし、キルアが死ぬ(殺される?)理由はまだわからなくもないが―、何故アルカが死ぬことになるのか。
上手くカッチリと繋がる流れが思い浮かばない。
ゴンは今死にかけててキルアは親父に直談判
………何だって?
このままだと2人とも死ぬ
という話の流れからも、ゴン&キルアの方がまだ意味は通るような気がする。
はてさて、どういう意味なのだろうか。
来週以降が楽しみである。
今週以上。