HUNTER×HUNTER No.316 感想 | ばんぶーのブログ

HUNTER×HUNTER No.316 感想

【No.316 ◆本名】

色々ありまして、感想大分遅れました。

すわせん、すわせん。。。


…さて中身。

簡単に言えば、よくわからない回。


いくつか解釈できうる、ポジティブな意味での「よくわからない」というよりは、

"イミフ"に近しい、ネガティブな意味での「よくわからない」回なのかも。


今週の疑問点は以下2つ。

◇王&コムギ、討伐隊の行方とその後

┣ゴンの状態

┗キルアのできること

◇カイト関連


◇王&コムギ、討伐隊の行方とその後

◎王&コムギ


王→死亡(?)

コムギ→生存(?)


詳細不明。


◎討伐隊

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思った以上に、モラウが軽傷そうで安心。

そこそこ深く背中を切られていた様だったので、下半身不随とか嫌な方向を想像していた。


◇ゴンの状態

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・危険な状態(生命維持装置をはずせない)

・12才の少年が一夜で…あんな無残な…


"12才の少年が一夜で…"という言葉に注目すると、"著しい老化"を印象づけられるが、どうゆう状態なのだろう

か。


以下、過去の感想分―

H×H29巻 感想その4(ゴン関連)

H×H29巻 感想その5(制約と誓約破り)

を前提に置く。


「もうこれで終わってもいい だからありったけを」

その結果としての意識不明の重体(?)+αなのだろうから、

"内在的な自殺装置(制約と誓約による代償)"が働いているのだろう。


ゴンの正強化(説明の仕方によっては負強化)と現在の状況から、2つ挙げる。

「ありったけを」という言葉から、代償を支払う時期は「オーラを使い切った時」と考え―、


過・正強化(or過・負強化)による老化

②心臓停止


【①過・正強化(or過・負強化)による老化

医者の言葉から「著しい老化」が印象づけられ、ゴンのあの能力はベクトルとして「老化」だから、

オーラを使い果たした時から急激な老化の進行もしくは、固定。


ただ違和感としては、"オーラを使いきった時に「老化」が進む"、という点。

体内のオーラを使い果たした時に纏っているオーラがその作用を果たす、ということなのだろうか。


【②心臓停止

①の解釈だと、"ゴンさん"状態からの老化なので、体でっかいままだと思うんですよね。


2m近いジジイがくたばろうとしている絵よりも、子供のゴンがボロ雑巾のような姿で死にゆこうとしている方が映える気がするので、まず正強化(or負強化)を解除したいところ。


あの能力が「老人になってもいい」という覚悟の下、成っているならば、制約と誓約により「老人状態」での固定もありそうだが―、ゴンの覚悟は「これで死んでもいい」というものだったのだろう。

老化によって自殺を図ることも可能だろうが、自殺にかけるエネルギー量が多すぎるのではないか、というそもそも的な疑問がある。


そして、クラピカの存在を知っているゴンであれば、意識的に"心臓"を絡めた代償の方がしっくりくる。


よって、まずオーラを使い果たせばあの"発"は解除され、サイズは戻り、

"命のロウソク"とアレを表現したが、残ったゴンは燃えカスのようになり、12才の子供とは思えない無残な姿になっている―、という方が私の"印象"には適っているかもしれない。


そして、力を得た代償としての"死"は、最も簡易的であろう自己操作としての「心臓の停止(脳から心臓への信号の停止)だろうか。


12才の少年が一夜で…"という言葉に注目すると、どうしても"著しい老化"を印象づけられるが、正強化(or負強化)が止まらず老化したのではなく、"燃えた"結果としての無残な姿と、私は解釈しておく。


あの能力が「老人になってもいい」という覚悟の下、成っているならば、制約と誓約により「老人状態」での固定もありそうだが―、ゴンの覚悟は「これでも死んでもいい」というものだったのだろうから、若干疑問。

老人「固定」ではなく「進行」だとすると、作中のような「こう着状態」が生まれるとも思えず。


とりあえず、ゴンの今の状態が2つの要因からなっていると考える。

①危険な状態(生命維持装置をはずせない) → "制約と誓約"によるもの(心臓停止など)

②12才の少年が一夜で…あんな無残な… → 極限までの肉体の使役によるもの(燃えカス)


◇キルアのできること

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医者の方は頼むよ

それも必要だ オレが戻るまでは


H×H29巻 感想その5(制約と誓約破り) にて触れたが、ゴンが制約と誓約として命を賭けた場合、それは自己操作などによって恐らく可能で、生命維持装置をはずせないのはそれが原因とも考えられる。


ゴンの状態が、2つの要因から成っていると考えるとは医者の領域だろう。

そして、キルアの言う「ゴンを助けるのはオレだ」の意味はをどうにかする=除念師を探す、ということなのだろうか。


それともG.I.の「大天使の息吹」?

大天使は「瀕死の重傷、不治の病、なんでも一息で治してくれる」というものだが、そこには念(操作系能力)に起因する病も含まれるのか。含まれるなら治せるだろうが、一坪の海岸線は1人では取れないだろうし、流れとしても正直微妙な気もする。


ただ、制約と誓約によって心臓が止まってるやら何かがゴンの体で起きているとして―、

ゴンのように"約束"に強いこだわりがある場合の"制約と誓約破り"は、念を失う可能性が高い気がするんですよね。

すると、続き(ジャイロ編)どうするのだろう。


除念師(ヒナ)を求めて流星街へ主人公なしで行って、ジャイロ編に入って除念で終了?


後述の"カイトの存在"をキルアが叫んでゴンに教え―、ゴンの心臓が動き出す

=ゴンの制約と誓約は命を燃やして力を生み出すことで、その代償として例え死んだとしてもいい

ってことなのだろうか。

うーん、その方が色々都合は良さそうだけども……、どうなりますかねぇ。


◇カイト関連

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"あたちはレイナじゃないもん!!"

"あたちの名前はカイトです!!"


当初レイナと考えていた蟻は、レイナではなかった。


この流れで、同名の別人ということもないだろう。

「魂がない」と言われたカイトの魂が宿り生まれ変わった

ということなのだろうが―、まぁ~、これがよくわからない。


とりあえず何か考えてみる。


H×Hの世界にも"魂"の概念がある。

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通常、魂の器たりうるのは"肉体"であるが―、
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"死者の念"を鑑みると、"念(オーラ)"も場合によっては―不安定ながらも―魂の器になりうるのだろう。


ピトーとの戦闘中に"死"んだカイトの最期の思いは―、

自分を殺した敵へ恨みでもなく、自分の生への執着でもなく、遺した仲間(ゴン・キルアなど)でもなく―、

ハンターとしての使命感。

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王を産む前に女王を狩らなければ、

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NGLという国の性質を相俟って未曾有の生物災害になる


―もし、そうだとするならばカイトの魂は念(オーラ)に乗って女王の下へ向かったのかもしれない。
しかし餌のオーラで満ち満ちていた女王には取り"憑く"島もなかった。


そうして何も出来ずに王が生まれ、遺った女王の肉体に纏わり憑いた結果、新たな魂の器を得た…


ということなのだろうか。…わからん。

"あたち"と言っている時点で、もうそこには"カイト"の自己同一性などないのだろうが、"カイト"と言えば"カイト"なのだろう。


しかしそれにしても、

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コルトの涙はなんだったのか―。


コルトの中でも最期の蟻=レイナという認識だったようなので、
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コルトの認識としては、最初の"再会"の解釈で合っていた様子。


この子はオレが守ると言った手前、新・カイトが自立するまでは共に過ごすのか。

それとも、間違えちゃった(てへっぺろっ)で、村に戻り本当のレイナと再会を果たすのか。


個人的には正直、最期の蟻=レイナの方が流れとしては好みだったかも。


そんな感じで今週以上。

ついに来週号で蟻編〆なのだろうか。

来週のセンターカラーも楽しみだなぁ。

蟻編の〆になりうるカラーだし、結構力を入れて描いてくれるのだろうか。


最後に、感想遅れてすんませんでした。

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