HUNTER×HUNTER No.311 感想 | ばんぶーのブログ

HUNTER×HUNTER No.311 感想

【No.311 ◆期限】

ばんぶーのブログ

祝再開も恐ろしい程、進まない311話。

内容的には薔薇の説明のみ。

それも次週休み(合併号のため)っのためやきもきしますな。


さて中身。


◎バラ=非核=毒有

"薔薇には毒があった。

開花の瞬間大量に撒き散らされる薔薇の毒が

類似する他のものより優れていたのは―


開花地との距離によって「運悪く」爆死を免れた者の体内に効率よく取り込まれ、

迅速に内部を破壊すると同時に被毒者の肉体が毒そのものとなり新たな毒を放出しながらやがて死に至る。


―その毒の量と死ぬまでの時間が実に絶妙で大量の連鎖被毒者を生み出せる点にあった。"


これでユピーの死因や、王の鼻血は、

ばんぶーのブログ

ばんぶーのブログ

薔薇の毒によるもの、ということなのだろう。

熱気化爆弾(?)と、生物兵器(?)は非常に相性が悪いと考えていたが、

爆発と共に毒を撒き散らすのではなく、

爆発後に花開く薔薇が毒を撒き散らすという事で、

大分印象が変わっている。


そして、薔薇に念が絡んでいるか否かという話を29巻感想時に触れたが、

ばんぶーのブログ

311話内での描写からするに、念は関わっておらず完全なる科学兵器の印象を受ける。

果たしてどうなんでしょうね。


確かに完全なる科学兵器の方が、しっくりくる部分はあるかもしれない。

ばんぶーのブログ
"何もわかっちゃいねぇ"


どれだけ資質に恵まれようとも、どれだけ力を磨こうとも―、人間の底すら無い悪意の前には誰も勝てない。

才能や努力をあざ笑うかのように、一瞬でそれを奪い去る悪意の突端。


とうの昔の詰んでいる事にも気付かず、ご高説を垂れる様。

武の極みを求めた自分が―本来、勝利した敵を讃えるべきものを―忌むべきソレで応えようとする様。

ばんぶーのブログ

確かにそれは、どこか笑えるかもしれない。



―さて、

被毒者が、次なる"毒"となって連鎖的に次の被害者を増やしていく、とのことだが、

王らは、その毒を撒き散らしながら移動してきた事になるのだろう。
ばんぶーのブログ

ばんぶーのブログ
目下に広がる国民達に毒がバラ撒かれ、新たな毒を吐く苗床が大量発生し、

表紙の言葉通り―、これから屍山血河の地獄絵図が展開されていくのだろうか。


正義であるハズの人間の所業の様子が描かれ、悪を狩るハズの正義が用いた薔薇。

ばんぶーのブログ
これは女王が名付けたメルエム"全てを照らす光"という名前の如き存在になる流れなのだろうか。


それも、

ばんぶーのブログ
同じく特質系の"天使の自動筆記(ラブリーゴストライター)"が、

自らを占えなかった様に、"自分は治せない"ものならば、色々上手く収まりそうな感はある。


―ユピーに続き、プフも吐血が始まり、迫りくる期限。

今後どうなるのだろうか。次々週の37号が楽しみである。


◎王の円でコムギを感知できなかった理由は?

29巻感想時に扱うのを忘れていたのを思い出したので。

ばんぶーのブログ

パームが髪で覆っているとは言え、露出している部分もあり、そこから"荷物"ではなく、"人"であることも判断できるのでは?、ということ。


①そうゆうフィルターだったから

②メルエムがコムギを求める一方で拒否していたから


→①そうゆうフィルターだったから。

円は、探査・感知系の技と言えよう。


人間の視野に限界があるように、ある一定の範囲を注意深く見ることにも限界がある。

より注意深くみることで、細かい変化にも気付きうるが、その分神経を削る。


探る範囲が狭いのならば、ほんのちょっとの動きについても探る必要があるだろうが、

探る範囲が広いのであれば、木の葉一枚一枚の動きを探るようなことはせず(=する必要がなく)、何らかの目的をもって周囲を探るだろう。


その何らかの目的を、個人的にはフィルターと表現している。


今回の王の円は、自らそう言っていたように

ばんぶーのブログ

オーラでもって過敏な反応を示した者を感知する


というフィルターを通していた。

細かい形を探ったのではなく、「オーラでもって過敏な反応を示した者(能力者)=敵」を探ったため、オーラでもって反応を示さなかったコムギ(気絶中)は人(敵)として認識されなかった、という解釈。


→②メルエムがコムギを求める一方で拒否していたから

それが、精神を共有しているプフらの影響を受けてなのか、

それとも、キメラアントの王たる者として潜在的に存在する意識なのかはわからないが―、


メルエムとしては、コムギという存在を探し求めているが、

メルエム内部の動きによって、コムギを認識することを拒否していたから、という解釈。


個人的に、どちらも致命的な違和感は感じないので、メルエムがコムギを認識できなかったことにも違和感はない。


まぁ、その本来的な理由があるかどうかは別として、今回パームがとった策(円が及ばないように遮蔽空間に隠す)は有効っぽいですけどね。


◆今秋アニメ化
ばんぶーのブログ

最後に余談。

今秋からアニメ化するという情報が先週号で出されたが、まさかの日曜の"朝"。

絵の様子や、時間帯から、どうも年齢が引き下げられている印象を受けるが、どうゆう意図なのだろうか。


キメラアント編はどう考えても大きいお友達向けでしょうに。


キメラアント編で出るハズのない、ヒソカ、クラピカ、レオリオがいるということは、まさかのオリジナルストーリーをやろうとしているのだろうか?


まぁ、色々修正されたキメラアント編だろうが、オリジナルストーリーをやらかそうが、見ないんですけどね(苦笑)


【なし】前←【一覧 】→次【312