アートコンプレックスセンターは10周年記念だったらしいですな。もっと長いかと思っていたので意外。

ササロック的には微妙に時間がかかる場所な割に、比較的足を運ぶことが多いのです。

 

さて、最近とみに新鮮な感動や驚嘆とは疎遠になりましてん。

心も老齢なのかしら、何を見てもいつか見たものの類似品というか、

予測と想定の範囲内に収まっている感じのさみしさにも心が慣れきっておりましてん。

 

さて、まずは「もんちほし」さん。

縦長のポスカいくつか持ってますが、くっきりした輪郭線のつややかさというか、

配色のコントラストがくっきりしているところがイラストチックなはずなんだけど、

 

イラストチックな部分部分を組み合わせたら全体的に絵画になったという風な、

なんてーの、静かな情景にも躍動感がある感じが好きなのですな。

 

全体的に色味が明るくて、なのに逆説的に深みを感じる配色というか、影がないところに

影を感じられる風情というか、色と輪郭線を見ただけで心象に残るインパクトというか、、、

 

うん。

 

 

 

輪郭線も色もねえ!∑(゚Д゚)

 

 

 

なんかどこかで見たことある画風のようなないような、と思いつつ、作者見て久々にびくった。

 

こんなに手法の違う絵って描けるものなのね。

そして、輪郭線のない、いや、なかないけど輪郭線のくっきりさが普段と違う濃さなのに、

感じる心象が同じ感じという不思議。

 

むしろ臨場感というか現実感というか、モチーフとの距離がすごく近くなって感じられる

押し出しの強さが、色を取っ払ったことによって鮮明に出てきた感じ?

 

ノスタルジーを現実化するとこうなるだろうというような、密着感やのん。